高杉真宙『架空の犬と嘘をつく猫』韓国公開!キム・ジェウクが惚れ込み、キム・ドヨン、チャ・ウミン、イ・ジュヨンが森ガキ監督とGV
高杉真宙主演、森ガキ侑大監督の映画『架空の犬と嘘をつく猫』が、9月30日より韓国で劇場公開される。公開を前に、9月22日から24日にかけて森ガキ監督が来韓。韓国で注目を集める俳優キム・ドヨン、チャ・ウミン、イ・ジュヨンがそれぞれ登壇し、本作を鑑賞したうえで監督と作品について語り合うスペシャルGV(Guest Visit)が3日間にわたって開催された。
今回のGVは、単なる公開記念の舞台挨拶ではない。韓国の俳優たちが一人の「映画を観た表現者」として本作をどう受け止めたのかを語り、家族、嘘、喪失、そして登場人物たちが過ごす30年間について、それぞれの視点から作品を掘り下げる貴重な機会となった。
上映後には観客からも次々と質問が寄せられ、予定されていた時間内では全員の質問に答えきれないほど。作品への関心の高さがうかがえる、熱気あふれるイベントとなった。
キム・ドヨン、チャ・ウミン、イ・ジュヨンが相次いで登壇
9月22日のGVには、I.O.I、Weki Mekiでの活動を経て、現在は俳優として活躍するキム・ドヨンが登壇。
翌23日には、「スタディーグループ」「弱いヒーロー Class 1」などで注目を集めるチャ・ウミンが参加。そして24日にはイ・ジュヨンが森ガキ監督とシネマトークを繰り広げた。
韓国でこれからの活躍が期待される俳優たちが、実際に映画を鑑賞し、演技や人物造形、家族の描き方について自らの言葉で語った今回のGV。日本の俳優と韓国の俳優が直接共演するのではなく、一本の映画を介して互いの感性を語り合うという、新たな形の日韓映画交流にもなった。
「こんなに静かで、それなのに感情を動かされる映画は初めて」
『架空の犬と嘘をつく猫』が描くのは、弟の死をきっかけに、それぞれが「不都合な真実」から目をそらしながら生きる家族の約30年間。
大きな事件や激しい感情を劇的に描くのではなく、積み重なっていく小さな嘘や沈黙、傷、そして家族の中にある愛情を静かに見つめていく森ガキ監督の演出が、本作の大きな魅力となっている。
韓国でのGVでも、そんな作品の魅力についてさまざまな言葉が飛び交った。
「こんなに静かで、それなのに感情を動かされる映画は初めて」
「登場人物の誰か一人ではなく、それぞれに共感する部分があった」
「家族について、自分自身のことを考えながら観ていた」
日本のある家族を描いた物語が、韓国の観客にとっても「自分たちの家族の話」として受け止められていたことが印象的だ。
言葉や文化が違っても、家族との距離、言えなかったこと、誰かを思うがゆえにつく嘘など、本作が描く感情には国境を越えて共感できる部分がある。今回のGVは、まさにそのことを感じさせる場となった。
韓国での配給を手がけたのはキム・ジェウク設立のCRESCENT FILM
本作の韓国での輸入を手がけたのは、俳優キム・ジェウクが設立したCRESCENT FILM。
キム・ジェウク自身が本作に惚れ込み、韓国語字幕の翻訳にも携わるなど、一人の俳優が作品に魅了され、自らの手で韓国の観客へ届けようとしたことも今回の韓国公開を象徴するエピソードとなっている。
日本で生まれた家族の物語が、韓国の俳優や観客の心を通して、さらに新たな広がりを見せている。
『架空の犬と嘘をつく猫』はどんな映画?
原作は、『川のほとりに立つ者は』で本屋大賞にノミネートされた寺地はるなの同名小説。
監督を務めるのは、『愛に乱暴』で世界の映画祭でも注目を集めた。『架空の犬と嘘をつく猫』も、世界15大映画祭の一つに数えられるタリン・ブラックナイト映画祭のコンペティション部門に選出され、撮影賞を受賞した。脚本は、『浅田家!』で日本アカデミー賞脚本賞を受賞した菅野友恵。主演の羽猫山吹を高杉真宙が演じ、伊藤万理華、深川麻衣、安藤裕子、向里祐香、安田顕、余貴美子、柄本明ら幅広い世代の実力派俳優が出演している。
物語の中心にあるのは、「嘘」と「家族」。
弟の死が受け入れられない母のため、小学生の山吹は弟のふりをして母に手紙を書き続ける。空想の世界に生きる母、愛人のもとへ逃げる父、夢ばかり語る祖父、「嘘」を扱う仕事をする祖母、そして「嘘と嘘つきが嫌い」な姉。一つ屋根の下に暮らしながらも、それぞれがバラバラに生きている羽猫家。その中で山吹は、家族と向き合いながら成長していく。
積み重なった嘘は、愛の裏返し。
やがて、それぞれが抱えてきた「嘘」がほどかれていくとき、家族は本当の意味で「家族」になっていく――。
韓国でも公開を迎える『架空の犬と嘘をつく猫』。3日間にわたって行われた今回のGVを通して、日本から韓国へと広がった家族の物語が、現地の観客にどのように届いていくのかにも注目したい。
『架空の犬と嘘をつく猫』DVD情報
映画『架空の犬と嘘をつく猫』のDVDは、11月4日(水)に発売される。
DVDには、本編に加えて映像特典として「ウソネコ座談会」と本予告を収録。
「ウソネコ座談会」では、高杉真宙、伊藤万理華、深川麻衣、安藤裕子、向里祐香、安田顕、森ガキ侑大監督の7名が、「一番好きなシーン」や「印象に残っているエピソード」をテーマに語り合う。
劇場で描かれた家族の物語を、今度は自宅でじっくり味わうことができるDVDとなっている。
<DVD商品情報>
映画『架空の犬と嘘をつく猫』
2026年11月4日(水)DVD発売
発売・販売元:ポニーキャニオン
(C) 2025『架空の犬と嘘をつく猫』製作委員会
DVD[1枚組:本編DVD]
価格:4,950円(税込)
品番:PCBP-12431
本編:125分
映像特典:7分
<映像特典>
・ウソネコ座談会
・本予告
※商品内容、特典、仕様などは、予告なく変更になる可能性がございます。
<作品基本情報>
原作:寺地はるな『架空の犬と嘘をつく猫』(中央公論新社刊)
監督:森ガキ侑大
脚本:菅野友恵
音楽:Cali Wang
出演:高杉真宙
伊藤万理華、深川麻衣、安藤裕子、向里祐香、ヒコロヒー
鈴木砂羽、松岡依郁美、森田想、高尾悠希、後藤剛範、長友郁真、はなわ
安田顕、余貴美子、柄本明
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