「君へダイブ」視聴率0%台でも演技力に注目!120倍のオーディションを勝ち抜いた新人チャン・セヒョクの“憑依演技”が話題
Disney+(ディズニープラス)で配信中のChannel Aの新韓国ドラマ「君へダイブ」(原題:너에게 다이브)は、視聴率こそ0.3~0.4%台と苦戦しているものの、若手主演3人の演技には韓国でも注目が集まっている。
なかでも、120倍という狭き門のオーディションを勝ち抜いた新人俳優チャン・セヒョクの演技が、現地メディアや視聴者の間で大きな見どころとなっている。
キム・ジヨン、パク・ソハム、チャン・セヒョクが主演を務める「君へダイブ」は、タイムスリップと魂の入れ替わりを軸に、友情と初恋、そして変えられた運命を描く青春ファンタジー。➡navicon特集【「君へダイブ」を2倍楽しむ】
チャン・セヒョクが演じるのは、柔道選手のユン・ハル。鍛え上げられた体格と男らしい外見を持つキャラクターだが、物語の中では、そんなハルの身体に妹ユン・ハナ(キム・ジヨン/宇宙少女ボナ)の魂が入り込むという展開が繰り広げられる。
そこで求められるのが、外見は屈強な柔道選手なのに、中身は愛らしいトップ女優という、一見するとミスマッチな人物を成立させる難しい演技だ。
■「ハルの身体なのに、中身はハナ」チャン・セヒョクの憑依演技
第4話では、過去を変えるためにタイムスリップしたハナとハルの魂が入れ替わった状態が描かれた。韓国メディアが特に高く評価しているのが、チャン・セヒョクによる“ハナが宿ったハル”の表現だ。外見は明らかにハルなのに、仕草や表情、言葉遣い、感情の表し方はハナそのもの。そのギャップを大げさな演技だけで表現するのではなく、細かな動作や視線の変化によって自然に見せている。
さらに、突然自分とは違う人物の身体に入ってしまったという混乱を、コミカルに見せる場面と、ハナの切実な感情を真摯に伝える場面で巧みに演じ分け、キャラクターに説得力を与えている。
特に韓国メディアでは、タイムスリップ後のチャン・セヒョクについて、ハルの外見にハナの魂が入った状態を細やかに描き出していると評価。親友チョン・ウジェ(パク・ソハム)の借金を清算する場面や、ウジェに柔道を続けるよう訴える場面では、涙を交えながらハナの切実な思いを伝えた。
また、柔道の練習や試合の場面では、魂が入れ替わったことによるぎこちなさや複雑な感情を、わずかな目の動きや表情で表現。ウジェがハルの姿の中に、なぜかハナの存在を感じ取ってしまう状況にもリアリティーを与えたという。
■スタントなしの柔道アクションにも注目
チャン・セヒョクの魅力は、憑依演技だけではない。第3話では、柔道選手を演じるための身体能力を生かし、スタントなしで高難度のアクションにも挑戦。ハナとウジェを襲ったストーカーを追跡し、柔道技を使って相手を制圧する場面では、素早く正確な動きと迫力ある身体表現を披露した。
韓国メディアは、柔道選手らしいフィジカルとリアルな動きを生かしたアクションに加え、ストーカーの右腕に残された傷から重要な手掛かりを見つける鋭い観察力にも注目している。そして、激しいアクションの直後には、ハナの魂を宿したハルとして繊細な感情演技を見せる。この振れ幅こそ、チャン・セヒョクの大きな武器となっている。
高難度の柔道アクションをスタントなしでこなした点に加え、過去へ戻った後の繊細な演技力がさらに光を放っていると評価。ハルの身体にハナの魂が入った複雑な精神状態を、説得力をもって表現していると伝えている。
■120倍のオーディションを勝ち抜いた新人
チャン・セヒョクは、今回の「君へダイブ」で主要キャストに抜擢された新人俳優。120倍という厳しい競争を勝ち抜いてユン・ハル役をつかんだだけに、デビュー間もない俳優とは思えない身体表現と繊細な感情演技が、今後の成長を期待させる。
特に、柔道選手としての力強さと、ハナの魂を宿したときの愛らしさという正反対の魅力を一人で表現しなければならないユン・ハル役は、チャン・セヒョクの演技力を存分に引き出す役柄となっている。
視聴率という数字だけを見れば苦戦している「君へダイブ」だが、キム・ジヨン、パク・ソハム、チャン・セヒョクという若手3人が見せる演技は、作品の大きな魅力の一つだ。
なかでも、屈強な柔道選手の外見に、愛らしい女性の魂が宿るという難役を自然に成立させているチャン・セヒョク。120倍のオーディションを勝ち抜いた新人が、今後どこまで存在感を高めていくのかにも注目したい。
「君へダイブ」は9月26日から毎週土・日曜日22時30分からチャンネルAで放送、その後、日本ではDisney+(ディズニープラス)「スター」で独占配信される。
◇너에게 다이브(ハイライト映像)
◇Channel A「너에게 다이브」HP