米ちゃんのよみがえれ地球~アースプロジェクト21~全13話
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地球温暖化、大気や海洋の汚染、野生生物の現象、環境ホルモン・・・こうした地球環境の急速な変化は、私たちの生活に深刻な影響を及ぼそうとしている。この状況に、大学や企業をはじめ多くの機関が立ち上がり、地球環境再生へ向けたプロジェクトを始めている。それらのプロジェクトを支えるのは最先端の科学技術である。サイエンスプロデューサー米村傳治郎さんを進行役に、各回の環境問題の現状と、解決するためのプロジェクトを紹介し、そのプロジェクトに隠された最先端の科学技術をわかりやすく説明する。 今回はその第一回目、微生物を用いた環境浄化を紹介する。
大気汚染、騒音、生態系の破壊…。私たちが暮らす地球には様々な環境問題がある。この番組はサイエンスプロデューサーの米村傳治郎氏をキャスターに迎え、環境問題の解決に向けた、注目すべきプロジェクトを紹介する。第2回目のテーマは二酸化炭素削減問題。地球温暖化と二酸化炭素の問題は今や小学生でも知っている重大な環境問題の一つである。茨城県つくば市の産業総合研究所を訪ね、二酸化炭素の回収と封じ込めの画期的な技術である海中ハイドレート晶析法をリポートする。
大気汚染、温暖化、生態系の破壊・・・。私たちが暮らす地球には様々な環境問題がある。番組では、サイエンスプロデューサーの米村傳治郎をキャスターに迎え、環境問題の解決に向けた注目すべきプロジェクトの数々を紹介する。第3回のテーマは騒音対策技術。騒音問題は最も身近にある環境問題の研究をリポートする。
私たちの生活の基礎となる住まい。ところが安らぎの場であるはずの住居が病気を引き起こす「シックハウス症候群」が増えている。シックハウス症候群は建材や内装材、家具で使われる接着剤や防虫剤などの化学物質が人体に蓄積することから始まる。そして化学物質の蓄積量が体の許容量を超えたとき、頭痛やめまい、吐き気など様々な症状がおそってくるのである。「シックハウス症候群は」まさに生活の中に潜む環境問題である。まだシックハウス症候群の研究は始まったばかりで、その原因はまだよくわかっていない。建築家の立場からシックハウス症候群について造詣が深い東京大学工学部教授柳原幸雄氏を案内役にシックハウス対策の現状と解決のための方法を伺う。また、日本で唯一のシックハウス患者受け入れ施設である旭川市の試験住居を訪ね、化学物質を低減するための最新技術を紹介する。
夏場、水面に緑の絵の具を流したような池や湖を見かける。その正体はアオコ…。アオコは水面に広くはびこり、腐敗すると異臭を放ち、水中の生態系を破壊してしまう厄介者である。1950年以降日本の主な湖沼はアオコが引き起こす水質汚染に悩まされてきた。これを解決するためには湖沼自体の浄化に加え、原因となる生活排水や農業廃水の浄化も合わせて行なわなければならない。筑波大学の前川孝昭教授は廃水に断続的に電気を流すことで原因物質を酸化させ、水中に沈殿させてしまう浄化技術を開発した。これは従来の浄化施設よりもコンパクトで処理時間も早いという特徴を持っている。そして汚染した湖沼には自然の力を利用した水質浄化の試みが行われている。アオコで汚れた湖に植物を持ち込み、繁茂させることで汚染物質を除こうというのだ。国土交通省が霞ヶ浦で実験中の土浦ビオパークでの実践例を紹介する。
瓦や屋根材の代わりに太陽電池を葺いてもらい、一般家庭に太陽光発電を普及させようというプロジェクトが進んでいる。NEDO(新エネルギー・新産業技術開発機構)が中心となって大学、企業と共同ですすめているもので、家庭用太陽電池の値段は高級瓦と同じくらいのコストで、耐久性は数倍というものが既に完成している。このプロジェクトの最もユニークな点は、今まで外部に頼るしかなかったエネルギーを一般家庭でも生産できるようになることだ。プロジェクトの責任者NEDO太陽技術開発室長の小川健一郎氏をゲストに迎え、将来画期的なエネルギー転換をもたらすであろう家庭用太陽電池の開発のいきさつ、将来の展望などお話をいただく。
温暖化・大気や海洋の汚染・環境ホルモン・野生動物の減少…。こうした地球環境の急速な変化は地球全体のバランスを崩し、生態系を破壊し、私達人間の生活に深刻な影響を及ぼそうとしています。番組では、私達の暮らす地球が抱える環境問題を分かりやすく示し、その再生へ向けて動き始めたプロジェクトやその裏にある科学技術に携わる人々を紹介していきます。
20世紀中頃より、農家は化学農薬によって豊かな実りを得られるようになった。しかし、害虫は激減したが、同時に関係のない生物も死に絶え、人間自身も残留化学物質の害に苦しむ結果を招いている。そこで脚光を浴びているのは「生物農薬」。自然界に存在する「天敵」を利用した害虫駆除方法である。既に「ハダニ」を駆除する「カブリダニ」をはじめ数十種類の生物農薬が実用化されている。中央農業総合研究センター生物防除研究室長の矢野栄二さんは長年にわたり昆虫や微生物を使った「生物農薬」の研究を重ねてきた。研究現場を案内してもらい、カブリダニの実験やウイルスを使った次世代の生物農薬の開発現場を案内していただく。化学農薬は繰り返し使ううち、害虫自身が抵抗性を持ち、効き目がなくなるという点に大きな問題がある。生物農薬にはそのような問題はないことから大きな期待が寄せられている。
サイエンスプロデューサー米村傳治郎氏が環境問題の最先端科学を紹介する番組の第9回目。今回訪ねたのは北九州エコタウンのリサイクル事業。北九州市は地域を上げてリサイクルと公害防止に力を注いでいる。北九州エコタウンは全国でも例を見ない大規模なリサイクル施設で、自動車やOA機器、蛍光灯に「おから」等、様々な廃棄物に対応した処理施設を持っている。その中でも画期的なのが生ゴミを原料にした生分解性プラスチック作り。この研究を進めているのは九州工業大学教授の白井義人さん。実際に残飯からプラスチック「ポリ乳酸」を作っていただき、原理と装置のしくみを伺う。ポリ乳酸は野外に捨てられると木材のように分解される「生分解性」の性質を持つことから、地球にやさしいプラスチックとしても注目されている。今まで捨てるしかなかった生ゴミを有効利用できるこの技術を中心に、リサイクル技術のこれからを伺ってゆく。
合成洗剤や食器に使われるプラスチック、工場の煤煙…。私たちの身の回りには合成化学物質があふれています。今回は合成化学物質がもたらす、見えない害「環境ホルモン」がテーマ。国立環境研究所の環境ホルモン研究部門を米村さんが訪ね、環境ホルモンいついてリポートします。環境ホルモンは比較的最近になってクローズアップされた問題で、主に野生動物の生殖器の異常や出生率の低下など種の保存にかかわる部分に影響が出ており、人間にとっても、いまや見過ごせない問題となっています。環境ホルモンは偽ホルモンとして体に作用し、異常なタンパク質を作ることから体に大きな害をもたらすことがわかりました。環境ホルモンの研究最前線である国立環境研究所の活動を紹介します。
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