最後の特攻隊
昭和20年8月16日、終戦の報を知りながら、自ら死を選んで飛び立っていった特攻機があった。直掩隊指揮官宗方大尉である。彼は何故死を選んでいったのか?世界に例をみない必死必殺の人間爆弾神風特別攻撃隊とその護衛を任務とする直掩隊の歴史を終戦の日の翌日までを綴る。直掩隊とは、特攻機を途中で撃墜させられることなく、戦場まで送り届ける零戦の護衛部隊であった。この直掩隊指揮官と特別攻撃隊司令官との二人の友情を中心に展開する。キャストには、鶴田浩二をはじめに高倉健、内田朝雄、藤純子、三益愛子らのキャストが集う。脚本には、かつて直掩隊々員であった経験を持つ直居欽哉があたる。監督には、社会派の鬼才・佐藤純弥がメガホンを取る。監督 佐藤純弥(1970年 122分)
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