近年、高まってきたサイエンスコミュニケーションの必要性。多くの大学で、授業に取り入れられるようになりました。その中でも、理系大学であり、大学院生を対象とした東京工業大学の『科学技術コミュニケーション論』は、学生たちの力で本格的なサイエンスカフェを運営するという挑戦的なプログラムです。サイエンスカフェ運営にいたるまでに、どのような流れが必要なのかを見せていきます。

2006年5月23日、東京御茶ノ水で開催された国際シンポジウム。近年、欧州やイギリスなどで行われている科学コミュニケーションについて、様々な識者が登場し、そこに至る過程や現状を紹介します。また、日本については、近年、高まってきたサイエンスコミュニケーションの現状を、実際にサイエンスカフェを運営する側、また、博物館などで活動する人々を経験談を通して紹介し、今後の可能性などを探ります。