続 夏目友人帳全13話
「友人帳」に書かれた妖怪たちの名前を返す日々を送るうち、祖母レイコのこと、妖のことを知り始めていた夏目貴志。そんなある日、ニャンコ先生にそっくりの黒ニャンコ先生に「友人帳」を奪われてしまった夏目。妖怪の宴に向かったと聞いた夏目は、自分の危険も顧みず、その宴に向かうとニャンコ先生に告げて…。
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しばの原にやって来た夏目とニャンコ先生。そこにはかつて、二匹の森の守り神の像があったという。今では一匹しか残っていないその像から、夏目に乗り移ろうと襲いかかる人外の影。だが誤って夏目の作った雪うさぎに乗り移ってしまった妖「玄」は、魔封じの木から放たれた悪霊を退治するのに力を貸してほしいというが…。
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夏目と同じように妖といわれるものの類を見ることができる名取周一。表では人気俳優、裏では妖祓いをしている彼に誘われ、夏目は温泉旅行に行くことに。旅を満喫する夏目だったが、周りで気になることが起こり始める。旅行に連れて来てくれた名取のためにも、気を煩わせず、旅行を楽しもうとする夏目だったが…。
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藤原家の庭先に産み落とされた卵。育てるもののいないその卵を、夏目はニャンコ先生と温めてみることにする。日に日に大きくなる卵、そして、それを主からの命で奪おうと来る妖。確かに生きているその卵を守ろうと決めた夏目の前で、卵の中から姿を現したのは小さな小さな人の形をした「辰未」という妖の雛だった…。
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気の弱そうな妖の名前の返還に応じる夏目だったが、友人帳は反応するものの再び閉じてしまった。その妖「霧葉」曰く、レイコが50年経ったら名前を返すと森の木の枝に結んでしまったという。レイコに結んだ紙をとるなと脅されていたと聞いた夏目は、探し出したらその理由がわかるのではと思い、霧葉と森に来て…。
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地面に何かを一心に描く少女を見かけた夏目。翌朝、夏目は突然現れたチョビ髭の妖怪に、人間の娘が不吉な陣を書き歩いているので止めてほしいと頼まれる。そして向かった場所には昨日の少女がいた。夏目の同級生で「多軌」と名乗るその少女は夏目が妖怪を見ることができると知っており、力を貸してほしいというのだが…。
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自らの描いた陣に入った妖の姿を見ることができる少女「多軌透」。彼女は妖怪に祟りをかけられ、人と話すことすら許されない生活を送っていたという。その祟りをとくため、多軌たちと妖怪探しを始める夏目だが、その妖怪に捕らわれてしまう。必死にその場を逃れたものの、その目は妖怪を映さなくなってしまい…。
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宿題合宿のため民宿に来た夏目の前に人魚の姿をした友人帳狙いの妖が現れた。なんとか難を逃れた夏目に、民宿の千津が語ったのは人魚の話だった。千津はかつて大切な人に人魚の血を飲ませてしまったことを悔やみ続けており、その人を探しているのだという。それを聞いた夏目は、自分を襲った人魚に再び会いに行くが…。
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冬枯れの桜並木が描かれた絵を手にした日から、目覚めると部屋中が花びらで満たされるようになった。そんな夏目とニャンコ先生の前に不気味な面をつけた妖「巳弥」が姿を現した。名のある妖が描いたというその絵に描かれた小さな人影、それはかつて巳弥と友人だったのだという。巳弥に絵を返そうとする夏目だったが…。
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藤原家の門の前に残された足跡と落書き。家の中で奇怪なことが起こり始めた。藤原夫妻に何か起こることを恐れる夏目は、かつてこの家で同じようなことがあったということを滋から聞く。そしてそれは、滋がある人に出会ったことで治まったという。その人のことを尋ねる夏目に、滋が子供の頃の話を語り出して…。
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