その盗みッぷり天下一品…昭和の五右衛門‘妙見小僧’の名人芸を描いて抱腹絶倒!巨匠・山本薩夫×名優・三国連太郎で贈るドロボー半生紀!!窃盗、強盗、置き引き…等と盗みはいくつもあるが、林田義助は謂わばドロボー界のエリート‘破蔵師(むすめし)’。破蔵師とは、綿密な調査で狙った家を隅々まで調べ上げ、特別あつらえの七つ道具を使って、どんな頑丈な壁でも、格子でも破り開け、場合によっては十人もの手下を使ってトラックを乗りつけドロボーする高等技術者。「元手は頭と腕一本だッ!」とうそぶく痛快なドロボーが、杉山駅列車転覆事件の証人として法廷に立つことになる姿をドラマティックに描く異色喜劇大作。
監督 山本薩夫(1965年 117分)
にっぽん泥棒物語
(c)東映