大宋提刑官2全41話
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四十二年前、「登聞鼓」を鳴らした大臣は毒殺されたという。今日、宋王は宋慈に一杯の酒を与え、宋慈は迷わず一気に飲み干した。宋王は感慨深くこうつぶやいた…“一人の偉大な提刑官を失くしたくはなかった…”
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宋慈により済王の死因が明らかになった。そして事件は全て解決されたのだった。四十二年間誰へも捧げられなかった「登聞鼓」が宋慈を称えて今鳴らされ、大きくこだましたのだった。
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殺人事件が起こった現場では犯人を割り出している。ある者は国家のための話をしに済王を尋ねただけだ、と言っている。またある者は済王を殺しに来たのは事実だが何者かに既に先をこされていた、と…。犯人は一体…
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両手が血まみれの妙姑、深夜済王を訪ねて口論となった杜汝圭と呂盟臣、むりやり済王の部屋に入り込んだ曹墨と少卿、宋王を仕える宦官、殺人現場に現れる伍徳、真犯人はいったい誰であろうか？
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済王と闘必昌は同時に旅館で殺されてしまった。闘必昌は建物の外へ投げ落とされ、済王は室内で毒殺された。参考人として“招かれざる客”たちは旅館外へ出ることを禁じられた。その中は妙姑と伍徳もいた…
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済王と闘必昌は山のふもとにある旅館にこっそりと泊まっている。済王は宋王との面接を断られてしまい、危険ではあったが旅館で待つしか他に方法はなかった…
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闘氏の親子は済王を迎えに行った。しかし、済王は都に戻ろうとはしなかった。済王に失望した闘愚直は服毒自殺を図ってしまう。闘必昌は父親の仇を討つために、済王を殺すことに決意した…
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元太子太傅であった闘愚直は済王からの手紙が白紙である理由がやっと分かった。待ち続けてきた十八年の月日が流れていく水のようにすぐに無駄となってしまう。ことのき、宋慈が急に訪ねてきた…
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伍徳の家で宋慈は史官裴世済の死と李佑淳の死のなぞを明らかにした。更に、伍徳の今までの行為についてもわかってきた。姜儒成が息を引き取る直前に、済王の行方を宋慈に教えた…
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宋王は伍徳が石開元の甥だということを知った。今後君位を奪い取ることで脅迫するようなことをしないようと伍徳に警告した。宋慈は皇太子の失踪の謎を解くため、一人で伍徳の家へ潜り込んだのだった。
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