神託の主はスロ!動き出した鉄の王への道!「鉄の王 キム・スロ」第7話あらすじと見どころ-BSフジ

2010年11月28日21時00分ドラマ
(C) MBC 2010 All Rights Reserved

父チョバンが死に、鍜治場を離れて暮らしていたスロが、刺客に狙われたイジンアシの命を救ったことで、またスロの身にさまざまな災難が降りかかる。今回は、スロとイジンアシとの対照的な暮らし向きをしっかり見ておこう。

【第7話のあらすじと見どころ】
イジンアシは命を救ってくれたアヒョに惹かれ、アヒョもまたチョンギョンにもうまく取り入って鍛冶場に出入りできるようになる。ところで、このアヒョという女性は、ある目的を持って叔母のアロと一緒にクヤ国に潜入したスパイなのだ。韓国歴史年表ドラマの年表を見ながら、二人がどこの国のスパイなのか考えをめぐらしてみよう。

一方、スロと言えば、5年前からは考えられない不良青年になっていた。ドラマの設定ではこのとき18歳。不良といっても毎日仲間とつるんで遊びほうけてけんか三昧の毎日を送るという程度だ。しかし、そんなスロに心を痛めた母が天君のイビガに相談に行く。「すっかり変わってしまったスロは、父親のチョバンにまったく似ていない」そんな愚痴をこぼすチョバンの妻に、スロが自分の妻チョンギョンの実子で、彼こそが神託の子=クヤ国の王となる人物ということを知っているイビガは大いに戸惑うのだった。
いっそ、何もかも話してしまおうかとも思うイビガだが、妻と息子のことを考えるとそうもいかない。何しろ、二人の異常なまでのスロへの敵がい心はイビガも圧倒されるほど。イジンアシは、命を助けてもらったスロに感謝をするどころか、盗人の容疑までかけようとする位なのだから…。

第7話では、シングィガンのテガンとイビガ(というよりチョンギョン)との対立も激化してくる。そろそろ潮時と考えたチョンギョンは天君の後継者であるイジンアシを、いまだ王不在のクヤ国の国王に据えようと画策していた。イビガに時期尚早と制止されていたにも関わらず、テガンを除く他の部族長の懐柔作戦に打って出た。ところがこれが裏目にでて、イビガの鍜治場はピンチに立たされる。果たしてそのピンチとは?

7_2(C) MBC 2010 All Rights Reservedさて今回はチソンのファンにはたまらないシーンが続出する。まずは、彼の身体能力の高さに驚いてもらおう。指笛で呼んだ愛馬にひらりとまたがり疾走するシーンは、さすが北方遊牧民族の血を受け継ぐスロならでは、と納得。仲間を助けるため船着場で見せる格闘シーン、ひらりと屋根に飛び上がるチソン…やはり男はこうでなくっちゃ!
しかし、強いばかりが男ではない!愛馬相手に実母を恋しがるチソン、まじめに働かせようとするムルセやサボクを油断させようとしてみせる笑顔、テガンの元で鍜治場を作ろうとして失敗しクヤ国を離れていたソク・タレが戻ってきたときに飛びつく姿…いたずらで可愛いチソンにもたっぷりお目にかかれる。「鉄の王」は歴史ドラマではあるが、「ニューハート」の可愛いチソン、「太陽を飲み込め」のかっこいいチソン、そしてもう少したてば「オールイン」で見せた気品のあるチソンにもお目にかかれる、なんとも見どころたっぷりのドラマだ。

第7話のラストでインドの豪商ホ・ジャンサンの娘ファンオクが登場し、スロと視線を合わせる。これでドラマの主要人物が勢ぞろいした。この回は、スロが「鉄の王」への第一歩を踏み出すことになる大事な回でもある。

【ここにも注目】
今回も、気になるキャストを紹介しよう。
スロを難破した船から助け、チョバンの元につれてきたサボクと、市場の瀬戸物屋のおしゃべり情報屋のノクサダン。第7話では、怪我をした指をサボクに介抱されたノクサダンがサボクに胸キュンするシーンもある。どちらも良く見る顔だが、俳優チョン・ジェゴンと女優チェ・ファジョンが演じている。

チョン・ジェゴンは、1969年生まれで、デビューは1974年のドラマ「ママの日記」。子役出身の俳優ながら、大学に入って改めて大人の俳優としてMBCの公募採用で再デビューを果たした変わった経歴を持つ。助演を演じることが多いが、ドラマ「薯童謠(ソドンヨ)」「ホン・グギョン」「大祚榮(テ・ジョヨン)」などの歴史ドラマで重要な役どころを担っている。

チェ・ファジョン
1961年生まれの彼女のデビューは1979年TBCのタレント公募採用。多くのドラマに助演出演しているが、彼女の顔を見て思い出すのはなんといっても「ホテリアー」だろう。ペ・ヨンジュンとソン・ユナの大人の恋で大ヒットしたドラマで、ソン・ユナの同僚役を演じた。しばらくドラマからは遠ざかっていたが、「鉄の王 キム・スロ」で久々に女優復帰した。

「キム・スロ」韓国公式サイト(話題の1分動画視聴)
BSフジ「鉄の王 キム・スロ」番組サイト
 (放送は毎週火曜日夜7時~55分まで。再放送は木曜朝10時~55分)

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また、ここに紹介したのは、あくまでもドラマを楽しむための歴史紹介です。事実と異なる部分もあることをご了解ください。

kandoratop【作品詳細】【「鉄の王 キム・スロ」を2倍楽しむ】