「トンイ」第4話あらすじと見どころ:灯台下暗し…子役から大人の俳優へ!

2011年05月01日00時06分ドラマ

チョンスが、トンイの父でコムゲ(剣契)のリーダーでもあるヒョウォンと兄トンジュを脱走させるが、二人とも義禁府の兵の矢に倒れ、チョンスもまた追い詰められ岸壁から海の中へ墜落してしまった。また、南人派の重臣オ・テソクは鋭い洞察力を持つ人物にある女性を占わせ、その女性が側室どころかこれ以上の高貴な相を持つと占う。
(以下、NHKBSプレミアムにて2011年04月~2012年06月放送時に紹介したものです)

【「トンイ」を2倍楽しむ】で、時代背景や実在の人物、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)、見どころ、豆知識などまとめて紹介している。



この人物こそは、トンイをみて「殺印殺生」「天乙貴人」と占ったキム・ファンだった。そして彼に占われたある女性こそは、後の張禧嬪、チャン・オクチョンだったのだ…。第4回では、幼なじみケドラとの再会や犯人探しのためにトンイ自ら宮廷入りを果たすまでを描いている。

トンイ4 (c) 2010 MBC■第4回のあらすじとみどころ
コムゲの残党探しが連日続く都では、賤民たちは捜査におびえ、両班たちはコムゲからの襲撃を恐れていた。そんな中、父をコムゲに殺された(と思っている)捕盗庁のソ・ヨンギ従事官は自ら捜索の参加をオ・テソクに願いでる。
ヨンギにライバル心を燃やす甥のオ・ユンは不平を唱えるが、それに対するテソクの台詞がカッコいいのでお聞き逃がしのないように。

トンイ捜査は相変わらず続いているが、トンイはかつて父の言った言葉を思い出し、見事に役人たちの捜査の目から逃れる。果たして、トンイはどこを隠れ家としているのだろう?トンイはある蔵に忍び込んで飢えをしのいでいたところ、幼なじみのケドォラと再会する。しかし、腐った串焼きを食べたケドォラをたすけるため恵民署に診察を受けに行き、再び追われることになる。そして、ついにソ従事官に見つかってしまう。果たしてトンイは捕まるのか?(恵民署とは一般の診療所詳しくは朝鮮王朝豆知識を)

さあ、今回はソ・ヨンギとオ・ユンの係わりについても注目しよう。ユンとしては、叔父オ・テソクが何かとヨンギに肩入れする気に入らない。そんな苛立ちからか、トンイの兄を慕っていた妓生ソリ(雪姫)に迫る。このシーンを見て、「千秋太后」の暴君景宗を思い出すファンも多いのでは?チェ・チョルホ(チョロ)は、こうした役をやらせると天下一品!

ソリはチョンスから頼まれているトンイを救い都から逃がそうとするが、トンイは「都で一番安全な場所は宮廷。殺された大司憲と同じ指の合図をした宮女を探したい!」と主張し、兄の働いていた掌楽院の奴婢になる。
さて、その口利きをするのが、ファン・ジュシク。イ監督作品のおなじみの俳優イ・ヒドだ。「イ・サン」と同時進行で「トンイ」を視聴している方には、同じ俳優がたくさんでていて頭がこんがかりそうだが、ここはがんばって頭の整理をしておこう。

さあ、ドラマのどこで子役から大人役にバトンタッチするのかお見逃しなく!また、今回どうしても見ておいてほしい場面は、願い事をかけて提灯(風灯)を空に飛ばすシーンだ。色とりどりの提灯が夜空の彼方に吸い込まれていくさまは本当に美しい。これは「幻の王女チャミョンゴ」でも登場した演出だが、実際に今の韓国でも「燃灯祝祭」として韓国仏教の最大イベント。詳しくは新羅時代の豆知識を参考に。

NHKBSプレミアム「トンイ」番組サイト

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