韓国の史劇俳優といえばこの人…チェ・スジョンが主演の「太祖王建」が、2月9日（木）よりBS朝日にて放送される！本作は、高麗初代皇帝の激動の生涯を描いた大河ドラマで、番組サイトには相関図や年表、キャストの紹介などが公開、作品公式サイトには予告動画が公開されている。ナビコンでも、本作をもっと深く知るために「太祖王建」を2倍楽しむで、ドラマの舞台となった時代背景やあらすじ、見どころ、キャストの魅力などを紹介していくのでお楽しみに。以下本文中の青文字をクリックすると、参考資料が別画面で表示されるので、確認後は[×]で閉じておくことをお忘れなく。

本作は最高視聴率60.2%、ドラマ大国の韓国でなんと歴代歴史ドラマの視聴率第2位の作品。「歴代視聴率TOP30」のランキング表があるのでチェックして見よう。あの「チャングムの誓い」で57.8％、「朱蒙」で52.67％というから、この数字がどんなに凄いか想像がつくだろう。ちなみに歴史ドラマ歴代1位は、「許浚(ホ・ジュン)」の63.7％。
現代ドラマも含めた総合1位は65.8％の「初恋」。こちらもチェ・スジョンが主演の作品で、ペ・ヨンジュンと兄弟役で大ヒットした。とにかく韓国ではチェ・スジョンが出演すればすべて大ヒットするというジンクスまでささやかれる、彼は“視聴率男”なのだ。

「太祖王建」は韓国で2000年〜2002年にKBSで放送された作品。本作がこれほどの人気を博したのは、もちろん視聴率男のチェ・スジョンが主演ということもあるが、本作がこれまで描かれることのなかった“高麗”時代を舞台背景にしたことが一番の要因だろう。この作品のあと「高宗大王」「武人時代」そして2009年には「千秋太后」が放送され、“高麗ブーム”を作り出した。

ここで半島の歴史を一目で確認できる韓国歴史年表を開いて確認しよう。高麗時代は、918年に王建（ワンゴン）によって建国されその後1392年まで続いた王朝。高麗の前は新羅。あの「善徳女王」でおなじみの王朝。新羅は、高句麗と百済を統合し三国統一を果たし繁栄を誇ったが、230年の時が流れやがて衰退し始めると、王位はく奪合戦が繰り返され、豪族や民衆が反乱を起こし、貴族は独自に勢力を保持してきた。そんな中、農民出身のキョンフォンが元百済の地に後百済を建国し、元高句麗の地では僧侶のクンイェが後高句麗を建て暴政をふるっていた。見かねた部下のワンゴンがクンイェに反旗を翻し、新国家建国を決意。
ドラマ「太祖王建」は、新羅、後百済、後高句麗の“後三国”の英雄たちが覇権を争った、高麗の三韓統一までを描いたドラマなのだ。

ところで、ワンゴンの築いた高麗は、高麗青磁や金属活字などの技術が発達した輝かしい時代。現在、韓国をKOREAと呼ぶのはこの高麗からきている。しかし、古朝鮮時代の大陸（中国東北地方の一部）は隣国と認め、現在の朝鮮半島だけを領土と認めてしまった悲しい時代でもある。ナビコンの韓流コーナー「韓ドラここが知りたい」に5種類の地図があるので確認してみよう。

ドラマ「太祖王建」は、BS朝日-韓流モーニング枠で月曜日～金曜日の毎朝9から放送。

BS朝日「太祖王建」番組サイト（相関図など）
「太祖王建」DVD公式サイト（予告動画）

　【「太祖王建」を2倍楽しむ】

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