11月14日スタート!KBS大河時代劇「文武」は「高麗契丹戦争」と何が違う?歴史考証とAI戦闘シーンに注目

13時34分ドラマ
KBSdrama公式Xより KBS2「문무」

3年ぶりに放送されるKBSの韓国大河時代劇「文武」(原題:문무)が、11月14日に初回放送を迎え、チャン・ヒョク演じる淵蓋蘇文が唐との全面戦争も辞さない姿や、唐が高句麗に侵攻する様子が収められたティーザー映像が公開された。



「文武」は、、約600年にわたって続いた戦争と三国(新羅・百済・高句麗)の内部で起こる激動の中、ただ一つの勝利に向かってすべてを懸けた指導者たちの、孤独で壮絶な物語を描く作品。

先月公開された台本読み合わせの映像では、演出を担当するキム・ヨンジョ監督が、「(文武王)キム・ボプミンはキム・チュンチュから政治と外交を学び、キム・ユシンから武と将軍としてのリーダーシップを学んだ、韓国史において非常に珍しい人物」と説明。「これから成長していく世代に、国家とは何なのか、リーダーシップとは何なのか、国の中の個人とは何なのかを知ってもらいたい」と語った。

◇ <문무>[대본리딩](台本リーディング)

文武王キム・ボプミンを演じるイ・ヒョヌクは、「三国統一において『文武』という言葉は『文武王』を意味すると同時に、知恵を表す『文』と、戦闘力や強靭さを意味する『武』という意味も持っている」と説明した。

bunbuKBSdrama公式Xより KBS2「문무」(イ・ヒョヌク)

また、淵蓋蘇文を演じるチャン・ヒョクは、「ドラマが進むにつれて、淵蓋蘇文がその状況でどのような選択をし、どのような感情から、その選択をせざるを得なかったのかという部分がポイントになるのではないかと思った」と語っている。

bunbuKBSdrama公式Xより KBS2「문무」(チャン・ヒョク)

金春秋を演じるキム・ガンウは、「台本を初めて読んだとき、まるで躍動感あふれる武侠小説(武芸者が活躍する大衆小説)を読んでいるかのような感覚を覚えました「」と語っている。

bunbuKBSdrama公式Xより KBS2「문무」(キム・ガンウ)

●キム・ガンウ、真骨出身初の王・金春秋(キム・チュンチュ)に変身!三国統一を目指す知略家の苦悩と決断

■忠実な歴史考証を重視
「文武」は、忠実な歴史考証を重視して制作されている。
9月3日に放送されたKBSの「ドキュインサイト―私たちが愛した大河時代劇」では、「文武」に登場する甲冑も公開された。衣装チーム長のシン・ウヒョンは、「唐の皇帝の甲冑、高句麗と新羅の甲冑は、これまで衣装室になかったものを新たに製作した。ひとつひとつサンプルを確認し、できるだけ軽く、できるだけ考証に忠実になるように製作した」と説明している。

一方、前作「高麗契丹戦争」(고려거란전쟁)は、甲冑などの歴史考証については以前より進歩したとの評価を受けたものの、中盤以降、脚本家の想像力に頼った説得力に欠ける展開や、後半の戦闘シーンが省略されたことなどが批判された。

4月24日にKBSのホームページで公開された「KBS 4月視聴者委員会議事録」(4月16日開催)によると、KBSドラマセンター長は、「関連する諮問団は延世大学の教授を中心に、4人ほどで構成されている」と説明。自身が「高麗契丹戦争」のCP(チーフプロデューサー)を務めた経験にも触れ、「その時は史料に記録されていない部分について、脚本家が想像力を働かせたところがあり、議論になった」としたうえで、「今回は大河ドラマ、正統派大河ドラマというタイトルを掲げているだけに、できるだけ確認された史料に基づいて制作している」と語った。

■大規模な戦闘シーンには生成AIも活用
「文武」では、生成AIを制作の全面的な工程に活用し、より大規模な戦闘シーンを実現する見通しだ。

KBSは、大規模な戦争シーンにおける群衆の表現をはじめ、実際の撮影が難しかったり危険だったりする場面の事前ビジュアライゼーションや代替制作、火災シーンの表現などにAI技術を活用する予定だという。これにより撮影現場の安全性を高め、制作効率を改善すると同時に、従来の制作方法では実現が難しかった大規模なシーンのリアリティーや映像の完成度を高めることを目指している。

最近では、SBSの「エージェント・キム:リアクティベーティッド」で第2話冒頭の戦闘シーンを、tvN「フォーハンズ〜2人のソナタ〜」で主人公たちのピアノ演奏シーンを生成AIによって制作したことが注目を集めた。一方で、放送作品に生成AIを使用した場合、映像に違和感があるとして批判を受けるケースもあり、「文武」がAI技術をどのように活用して大規模な戦闘シーンを描き出すのかにも注目が集まりそうだ。

イ・ヒョヌク、チャン・ヒョク、キム・ガンウ、パク・ソンウン、チョン・ウンイン、チョ・ソンハらが出演する大河時代劇「文武」は、KBS2にて11月14日~毎週土・日曜日21:20から放送。日本での放送、配信は10月6日現在未定だ。

◇「문무」1次ティーザー
◇연개소문 티저(淵蓋蘇文ティーザー)