天軍、凱旋帰国!徳で戦うタムドク…天軍vs中央軍!「広開土太王」第11~15話あらすじ、見どころと予告動画

2012年09月06日16時00分ドラマ
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昨日の敵は今日の友、昨日と友は今日の敵…こんな言葉通りの展開が、今回紹介する第11話~15話、予告動画はTSUTAYA韓流通信のサイトで視聴できる。BS日テレ番組サイトには、相関図が公開されているので参考にどうぞ。

タムドクたちの脱走を密告したことで奴隷の身分から解放されたはずのヨソッケ。ところが、金に目のくらんだお頭が、ヨソッケを後燕の慕容煕(モヨンヒ)に売り飛ばしたことで、ヨソッケがついにタムドクの味方についた。奴隷たち全員がタムドクの勇気と人柄を意気に感じ、仲間としての意識が芽生え始める。
慕容煕が「タムドク逮捕若しくは死体持参」に莫大な懸賞金を賭けたものだから、続々と匪賊たちが集まり、タムドクを捕まえようと動き出し、タムドクは元高句麗の副将だったファンフェのいる匪賊に捕らわれてしまう。

■第11話:王子の人望
匪賊に捕えられたタムドク。匪賊の頭領はタムドクを慕容煕(モヨンヒ)に引き渡そうとするが、副頭領のファンフェはある考えの元、このままタムドクを隠しておけば懸賞金が吊り上ると言い、タムドク引き渡しの時間稼ぎをする。ファンフェは一緒に脱走してきた奴隷が、自らの命に代えてまで守ろうとする男(タムドク)がいったい何者なのか考えていた。その人望の厚さに心打たれたファンフェはタムドクの素性を確かめに行き、高句麗の王子だと知る。頭領もそれを知り、いよいよタムドクを後燕の慕容煕のもとに連行しようとしたとき、ファンフェが予想外の行動にでる。
一方、その頃、マルガル族が柵城を落すべく、総力を挙げて侵攻していた。
一度は捨てた高句麗だったが、タムドクの元でもう一度高句麗の武人としてやり直そうとするファンフェ。演じたのは、キム・ミョンス。ドラマ「千秋太后」では、高麗6代王の成宗を演じた。成宗役では、北伐を唱える勇敢な妹に対して、弱腰外交をする役を演じたが、こちらではなかなかの策士。柵城というのは、現在の中国吉林省 琿春に位置し、当時は東方支配の拠点となった場所。人口の40%以上を朝鮮族が占める。

■第12話:友と敵
ファンフェは、残りの人生をタムドクに捧げようと考えた。頭領以外の全員がこれに賛同し、タムドクは天軍を結成する。天軍を率いて柵城の救援に駆け付けたタムドクは、そこでソルドアンと敵同士として再会する。マルガリ族との戦は、ファンフェの筆一本の作戦が功を奏し大勝利を収める。果たしてその作戦とは?捕えたソルドアンに対してタムドクの下した処分は…。
タムドクのドスの聞いた声の方にばかり気が行ってしまいそうだが、タムドクはなかなか痺れるセリフを吐く。今回は「殺戮は解決にはならない」。果たしてどこでこのセリフが聴けるのか・お聴き逃しの内容に。
マルガリ族のソルドアンの妹ソルチの武器が面白い。ある時は二刀流として、またある時はブーメランのように。ファンフェとの一騎打ちで観られるのでお見逃しなく。


■第13話:対立の火種
国内城に凱旋したタムドクを、イリョン王や兄のタムマン王子は大喜びで迎えた。王は柵城での活躍をほめたたえ、タムドクを襲った犯人について心当たりを聞く。しかしタムドクは何も知らないと答え、その夜国相ケヨンソの私家を訪ねる。ケヨンスは悪びれることなく、後燕との戦いを避けるために襲撃犯を隠ぺいしたといい、タムドクはそんなケヨンスには忠告を与える。
一方、捕虜となったソルドアンを殺すことができないタムドクは、「高句麗はマルガリ族の敵ではない」と必死で訴え、戦利品の半分を返してやったうえで放免する。しかしマルガリの大族長ソルゲチュが息を引き取り、後を継いだソルドアンは復讐心に燃え、自ら後燕を訪れて協力を要請する。そんな中、寄せ集めの天軍とエリート意識の高い中央軍との対立が深刻化する。
ソルドアンを解放してやったタムドク。本来感謝すべきところを、逆にソルドアンはタムドクに向けて激しい憎悪を抱く。果たして二人が手を取り合う機会はあるのか…

■第14話:天軍の戦法
王の面前で醜態をさらした天軍は、中央軍との武芸対決を通じて、去就を決定することになる。早速練習に取り掛かる天軍だが、どうにも真面目にやらない。そんな時、トルピスの猟の話からファンフェがひらめく。いよいよ武芸対決の日、堅実な兵法を駆使して天軍を圧倒する中央軍に対して、天軍は奇抜な戦法によってみごとな勝利を収める。高句麗の王イリョンは、天軍に正式な軍職を与えようとするが…。
ファンフェがいよいよ策士としての能力を発揮しだした。今後ファンフェ(キム・ミョンス)とヨンサルダ(ホン・ギョンイン)がタムドクの両翼となってタムドクを支えていくのか。それにして、ケヨンスに推され気味で弱腰としみたイリョン王(高句麗18代 故国壌王)だが、さすがタムドクの父、なかなか男気もあるようだ。

■第15話:李春城
天軍に正式な軍職が与えられようとしたその時、国相ケヨンスが、かつてファンフェが公金を横領し、官軍を殺害した容疑で追われている罪人だと申し立てる。ファンフェもこれを認めたが、タムドクは信じられない。牢につながれた彼を訪ね詳しい事情を聞く。3年前李春城の将軍だった彼は、国策のために移住するように命じられ、城主が民に渡すべき移住料を着服し、何の策もなく民を追いだそうとしたのだ。その民を救うため、本来民がもらうべき物を持ち出したのだった。そこでタムドクは、ファンフェの救った民が隠れ住む村を探しに行く。
ファンフェを救うための旅には、トルビスとヨソッケを連れていくつもりだったタムドク。ここでヨンサルダとモドゥルがお供を申しでる。そんなヨンサルダに言ったタムドクの一言をお聴き逃しなく。また、本作は、骨太の男くさいドラマ路線だが、ここにきてやっとロマンスを感じさせる場面が登場する。コ大将軍の娘のヤギョンだ。今のところは戦友という間柄ながら、旅立つタムドクに忠告する場面での彼女の眼の輝きは、すでに恋する乙女の眼差しそのもの。さあ、ロマンスの開花はいつから?

今回は、天軍との絆を深める場面だけあって、タムドクのセリフには胸を打つ言葉が多い。その中でも、地獄の奴隷生活から這い上がった彼らを勇気づける言葉として、一番お勧めしたいのは、「その運命、私が変えてみせる!」牢につながれたファンフェが自らの運命をあきらめた時にタムドクの発した言葉だ。

kandoratop 【「広開土太王」を2倍楽しむ】

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