キョンフォンの大刷新に対して危機感を抱いたヌンファンらは、ついに革命を決意し、シンゴムのもとを訪ねてその意を伝えるが…今回は186話～190話までのあらすじと見どころを紹介、作品公式サイトには予告動画と主役のチェ・スジョンのコメント動画が、番組公式サイトには相関図と各話のあらすじが公開されている。

テレビで放送している話数とは異なるので、それぞれサブタイトルを参考に！今回はテレビ放送の170～174話までの紹介となります。なお、オリジナル話数200話を180話に編集しで放送予定だったBS朝日の「太祖王建」は、184話に変更されました。

■第186話「名分を求めて」
ヌンファンから革命を勧められたシンゴムは革命を拒否する。キョンフォンは老いて判断能力も衰えているからそれを正すべきだ、と主張するヌンファンに、シンゴムはあくまでも王位簒奪ではなく、名分を得て正当に即位したいと引き下がらない。ヌンファンが衰えを指摘するキョンフォンは、老い以前に背中の腫物がひどく、もはやその痛みは薬では抑えられなくなっていた。
一方、チェ・スンウは国の将来を救うため、クムガンを訪ねて欲を捨てるよう進言するが、クムガンは今さら後継者の座を捨てることはできないと言い、耳を傾けない。そんな中、後百済国内が太子問題で揺れ動いていること、キョンフォンが重病なことが伝わり、これを知ったワンゴンは、文臣のワン・ギュとチュ・オンギュをキョンボのもとに派遣する。キョンボこそは、チェ・ウンが遺言した、百済の玉龍寺にいる大師。

■第187話「教書」
朝廷の人事刷新を断行したにも関わらず不安を覚えるキョンフォンは、パク・ヨンギュとクムガンを呼んで、クムガンに譲位する意を告げる。その頃シンゴムは依然として名分無くして行動には移れないと、煮え切らない。キョンフォンがクムガンへの譲位を決意したことを知ったヌンファンは、皇后パク氏に革命を認める教書を書かせ、キョンフォンがクムガンへの譲位を発表する前に決起しようと焦る。一方のキョンフォンも、シンゴムやヌンファン、シンドクらの排除を計画するが、その勅書が内官を通じてヌンファンの手に渡ってしまう。
その頃、新羅は国を捧げるという内容の国書を高麗に送るが、ワンゴンはまだ時期尚早だと断る。そしてキョンボ大師の元に送った文官を通して、三国統一に向けてアドバイスを貰う手はずを整える。

■第188話「父子の杯」
いよいよ革命を前に、キョンフォン陣営とシンゴム陣営との駆け引きが始まる。クムガンは、シンドク、サングイ、パダルのシンドクらに休みを言い渡し、軍の取り締まりを強化。シンドクたちは従うふりをしながら革命の準備にかかる。
皇后パク氏の裁可を得てようやく革命を決意したシンゴムは、キョンフォンに呼ばれ最後の杯を酌み交わす。我が子を前に、シンゴムではワンゴンに勝てない、勇気と才覚のあるクムガンに託すしかないと、改めて決意を固め、胸を痛めるキョンフォン。シンゴムの方でも、親に反逆する親不孝を心で詫びて、涙を流す。
その頃ヤンゴムとヨンゴムは地方の兵力を率いて完山州に向かい、シンドクらはパク・ヨンギュを監禁して軍部を掌握する。
一方、玉龍寺を訪れたワン・ギュとチュ・オンギュは、キョンボからまだその時は来ていないと伝えられる。チェ・スンウが全ての身辺整理を終えて最期を準備する中、ついにシンゴムが指揮剣を手にして立ち上がる。

■第189話「革命の夜」
指揮剣を手にして革命の先頭に立つことを決意したシンゴムは、キョンフォンへの忠誠心が強いエスルとキム・チョンの2人を一時隔離する。対するクムガンは、宮殿の警備をサンエに一任し、宮殿内は自分が指揮を執るので防衛は万全だと安心する。ところがサンエはすでにシンゴム側についている。革命が目の前まで来ていることに気づかないキョンフォンは、クムガンに、「譲位の勅令が明日発布され、クムガンにとって邪魔な人物は殺害し、朝廷を一新して即位式を執り行う」と伝え、「強敵ワンゴンを倒し、三国統一を成し遂げるように」と夢を託す。サンエの協力を得たシンゴム陣営が、ついに挙兵する。
一方の高麗では、星の動きを読んだチェ・ジモンが、後百済に変乱が起こったことをワンゴンに知らせる中、キョンフォンから三国統一の夢を託されたクムガンが、大殿から退出したところを、シンゴム率いる革命軍に包囲される。

■第190話「悪夢」
シンゴム率いる革命軍の襲撃を受け追い詰められたクムガンは、すぐにキョンフォンを助けようとするが、大殿の前はすでにシンゴムの配下が取り囲んでいる。クムガンは生母のコビの寝所に逃げ込むが、寝所を包囲した革命軍に捕らえられ、ついに斬首されてしまう。一方、全てを悟っていたチェ・スンウも、自身の屋敷を訪れたヌンファンらの見守る中、毒をあおって最期を遂げる。そんな中、キョンフォンは再びワンゴンらに襲われる夢を見る。悪夢から覚めたキョンフォンは、付き添いの文官を呼ぶが、すでに彼らもシンゴム革命軍の味方。目覚めたキョンフォンの元にやってきたのは、シンゴム。そして、我が息子シンゴムから革命が起こったことが伝えられる。

歴史に“もし”や“…たら”が何の意味も持たないことは重々承知しているが、もし後百済がシンゴムではなく、クムガンが王位についていればどうなっただろうか？と考えさせられる回だった。シンゴムの煮え切らなさに比べ、これまでのクムガンの勇気と才覚。ひょっとしたら三国統一の覇者は百済になっていたかも…。さあ、政変が起きた190話。残す10話で、ワンゴンはいかにして三国統一の夢を果たすのか？お楽しみに。

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ドラマ「太祖王建」は、BS朝日-韓流モーニング枠で月曜日～金曜日の毎朝9から放送。
※全200話のオリジナル版で紹介しているため、テレビの話数と異なります。サブタイトルを参考にしてください。

BS朝日「太祖王建」番組サイト（相関図など）
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