革命の道はワンギュの新帝国かワンヨの新帝国か…「光宗大王-帝国の朝-」第11-15話あらすじと予告動画

2012年11月23日09時00分ドラマ
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シンニョムは、次の王位に就ける太子としてワンヨ、ワンソ、ヒョウンを考えていたが、ヒョウンが狩猟に参加しなかったことで、ワンヨとワンソに絞った!そしてワンソを高く評価したが、兄のワンヨと違って一筋縄ではいかなさそうなワンソが、いつか自分の邪魔をするとも考えていた…第11話からは、いよいよ反ワンギュ勢の動きが活発になっていく…BS朝日番組サイトでは相関図が、韓国公式サイトでは全話の予告動画や場面写真などが公開さていている。ただし、視聴には会員登録が必要。

ナビコン韓流コーナーでは、ドラマ視聴に役立つ歴史年表地図【「太祖王建」を2倍楽しむ】では全話のあらすじと見どころを紹介しているので、参考にどうぞ。本作のBS朝日の放送にあわせて【「光宗大王」を2倍楽しむ】で、あらすじと見どころなどを解説していくのでお楽しみに。

※ドラマ視聴の前に、【「光宗大王-帝国の朝」を2倍楽しむ】の「(1)ドラマの紹介」に目を通しておくと、ドラマがもっとわかりやすくなります。チェックをお忘れなく! また、各話のあらすじの後の赤文字は、見どころや解説をしています。

■第11話
ワン・シンニョムが催した狩猟を楽しむワンヨとワンソ。自らの手柄をこれ見よがしに自慢するワンヨに、この狩りが自分たちをためすためだと察するワンソは、叔父のシンニョムに勝を譲るよう、獲物を1匹捨てるように兄に勧める。そんな兄弟にシンニョムは、「ワンヨに力添えする代わりに、首都開京を捨て、西京に遷都できるか」と要求。ワンヨはこれを承知し、シンニョムを「“太上国王”にする」と約束する。
一方、王都では恵宗(ヘジョン)の不安を取り除くべく、荘和王太后はパク・スリ将軍に狩猟の集まりを解散させるよう求める。パク・スリは荘和の言葉ではなく王に命を下してほしいといい、恵宗から「明日狩猟を辞めさせるように」という勅命をうけ、重ねて警戒することはないと諭す。
そんな折、恵宗からの信任も薄れてしまったワンギュは、遺訓を受けた者同士が協力しないと国は正せないと、パク・スリに直談判するが、ヨム・サンは侍中の独善が過ぎるといい、スリも王の義父だけで朝廷を固めていることを指摘する。
狩猟での兄弟二人の描き方が面白い。わざと兄に獲物を獲らせ、徹底的に兄ワンヨを立てるワンソ。ワンヨは、狩った鹿の生血が体にいいと言うことで、臣下たちの見前で鹿の首を斬り生血を吸ったり、本来の目的を見失うワンヨ。そんな兄に、接待ゴルフならぬ接待狩猟が何ぞやをやんわり教える弟。
さて、パク・スリにすっかり変わったと不平をいう王太后だが、恵宗が後継太子になれたのはスリのおかげ(「太祖王建」第135話)。むしろ変わったのは王太后の方。


光宗大王■第12話
ついにシンニョムの後ろ盾を得たワンヨ。ワンソは「まるで三国志の“桃園結義”のようだ」と言って喜んだ。夜更けまで高麗の未来を語るシンニョム達の元に、2000名の兵を率いてパク・スリが迫っていることが伝えられる。勅令を受けたパク・スリは、朝までの猶予時間を与えたのちシンニョムらの陣を訪れて、私兵の解散を要求する。一触即発、緊張の中、肝の据わったパク・スリの交渉力でシンニョム達の狩猟を辞めさせ、軍を解散させる。円満に事を解決したと知った恵宗は、信頼できる臣下だと大いに喜び、大臣たちもさすがパク・スリと称賛する。しかし、王命しか聞こうとしないパク・スリにワンギュは危機感を抱く。しかしそれでも恵宗は恐怖から解放されることはない。
そんなある日、天才天文官でもあり預言者でもあるチェ・ジモンがワンヨ宅を訪れ、ワンヨを陛下と呼び、近い将来の即位を予言する。シンニョムの後ろ盾も取り、予言でもワンヨの即位の卦が出た今、機は熟した。そこで、全国各地にいる姻戚を結んだ豪族の協力を得ようと考える。さあ、たくさんの子供を産んだ母、神明順成王妃の出番だ。
後ろ盾の弱かった兄弟だったが、ここにきて母であるワンゴンの第3妃、神明順成王妃の多産が役に立った。
ところで、ワンゴンの第2妃で、荘和王太后を演じているベテラン女優パン・ヒョジョンは、「華麗なる遺産」のハルモニ(祖母)役でも人気だが、「千秋太后」にも出演している。あちらでは、ワンゴンの第4妃の神静王太后 皇甫氏役。本作では、「千秋太后」でヒロインの乳母を演じたアン・ヘスクが担当している。


光宗大王■第13話
ムンゴン妃は、占いに長けたチェ・ジモンが、わざわざ人払いをしてワンヨに話した内容が気になっていた。ムンゴン妃は、「彼は“太子様が次の国王になります”と言ったのでは?」と言い当てる。
同じころ、テモク妃もワンソから情勢を聞かされ、「味方の豪族の心を一つにするため、母に会って欲しい」と告げられた。二人の妃は義母の神明順成王妃に会い、力添えを願う。神明順成王妃は、全国各地に密書を送り、ワンヨ勢力を誇示するために、百日法会の最終日に集結させることにする。
一方、恵宗は狩猟を途中でやめさせたことで、叔父のシンニョムや弟たちと気まずくなってしまったのを気にし、仲直りの宴を開こうと計画。ところがワンギュがこれに大反対。しかし、いつもは言いなりの恵宗がこればかりは反対を押し切るが、学校建設のために太子たちの私兵徴収や人夫として労役を課す計画などを聞き、また発作を起こしてしまう。
ウィファ王妃やキョンファ姫、フンファ君相手にカヤグム(韓国の琴)を弾きながら、調子よく会話をする恵宗が政事のことに話が及ぶと発作が起きてしまう。それほどまでに玉座にプレッシャーを感じている恵宗が何とも憐れだ。

光宗大王■第14話
ワンヨ、ワンソの家臣たちは、神明順成王妃が書いた密書を持って各地へ散って行った。警戒を怠らぬよう、ワンヨはワンソ夫婦に自分たちの家へ越してくるよう命じる。そんな中、恵宗から予期せぬ宴の招待が届く。裏ではワンヨ勢が豪族抱き込み作戦に入っているとは知らない恵宗は、宴が楽しみであり、当日どう過ごせばいいのかまたそれがプレッシャーとなる。
パク・スリは、勅命としてワンギュに押し切られ、シンニョム邸の私兵の点呼と武器の没収をする。王命とあっては仕方がない。しかもパク・スリ自らが出向いたとあれば従うしかない。シンニョムは素直に従うが…。
一方、荘和王太后は、一向に病状が良くならない恵宗の行く末に危機感を抱き、息子がダメなら孫に王位を継がせようと画策する。
ワンギュの頭痛の種、キム・グンリュルのボヤキが止まらない。ワンギュに軽んじられ、軍部はパク・スリに握られ…。ワンギュからワンヨ側に寝返ったキム・アク相手に愚痴をこぼす姿が何とも滑稽だ。

光宗大王■第15話
神明順成王妃からの密書を受け取った各地の豪族たちは、姻戚のために一肌脱ごうとぞくぞくと開京(ケギョン)を目指し始めた。
ワンギュを呼び出した荘和王太后は、「“次の国王は、孫のフンファ君”という保証がほしい」と迫るが、ワンギュは性急に事は進められないと保留にする。
一方、ワンギュから百日法会の名目で、地方の豪族たちが集うと聞かされ王太后は怒りがおさまらず…。いよいよ恵宗の用意した宴の日。王の緊張は最高潮に。
その頃キム・グンリュルは、キム・アクの仲介でチェ・ジモンに会うが、なんと「“天羅地網殺”といって、監禁や非業の死を遂げるやもしれない」と予言されてしまう。生き延びる道を聞くグンリュルにチェ・ジモンは…。
いよいよ宴の時刻。不安がる恵宗に王太后は威厳を保てと叱咤。そして、神明順成王妃が全国の豪族を呼び寄せたことを王に告げ、王は恐怖にパニックを起こしてしまう。
国王や豪族の国ではなく民の国と考えるワンギュ。ドラマの中では悪者として描かれているが、“学問の奨励”、“学校建設”、しかもその建設作業に民百姓を駆り出すのではなく、豪族や王族の私兵や奴婢を人足として使うなど、その政策は決して間違っていなかった。ただあまりにもことを急ぎ、独断と独走しすぎた。

kandoratop 【「光宗大王」を2倍楽しむ】

BS朝日「光宗大王-帝国の朝-」
 ※2012.11.12-  月~金
韓国KBS「帝国の朝」(光宗大王)番組サイト
※予告動画視聴には事前に会員登録が必要。韓国語。
DVD公式サイト
★本サイトで掲載されている記事、写真については無断使用・複製を一切禁止いたします。


■作品紹介
・原題:帝国の朝(제국의 아침)
・放送:KBS、2002.3.2~2003.1.26
・話数:全94話
・演出:チョン・ソンホン、キム・ホンイル
・脚本:イ・ファンギョン
・キャスト:
ワンソ(後の光宗) …キム・サンジュン
ワンヨ(後の定宗) …チェ・ジェソン
テモク妃…チョン・ヘジン
ムンゴン妃…ホン・リナ
恵宗(ヘジョン)…ノ・ヨングク
ウィファ妃…キム・ヒョンジュ
ワンギュ…キム・ムセン
パク・スリ…チョ・ギョンファン
■DVD-BOX
・構成:DVD-BOX1〜8:BOX1 DISC5枚組 10話、
BOX2~8 各DISC6枚組 12話収録/デジパック、
・リーフレット、オリジナルポストカード2枚封入
・初巻発売日:2009.6.5
・各BOX価格:15,000円(税抜) / 15,750円(税込)
・販売元: ブロードウェイ








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