地獄の西京城築に爆発する民の怒り!「光宗大王-帝国の朝-」第41-45話あらすじと予告動画

2013年01月10日09時00分ドラマ
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2013年1月11日(金)からの41話~45話では、西京築城、神明順成王太后、契丹問題と内外に問題が持ち上がり、高麗帝国がピンチに立たされる…BS朝日番組サイトでは相関図が、韓国公式サイトでは全話の予告動画や場面写真などが公開さていている。ただし、視聴には会員登録が必要。

ナビコン韓流コーナーでは、ドラマ視聴に役立つ歴史年表地図【「太祖王建」を2倍楽しむ】では全話のあらすじと見どころを紹介しているので、参考にどうぞ。本作のBS朝日の放送にあわせて【「光宗大王」を2倍楽しむ】で、あらすじと見どころなどを解説していくのでお楽しみに。

※ドラマ視聴の前に、【「光宗大王-帝国の朝」を2倍楽しむ】の「(1)ドラマの紹介」に目を通しておくと、ドラマがもっとわかりやすくなります。チェックをお忘れなく! また、各話のあらすじの後の赤文字は、見どころや解説をしています。

■第41話
10年かかる工期を5年に短縮させると大見得を切ったクォン侍中は、さらに3年と工期を縮めた。しかし、これはそのまま人夫たちに負荷をかけることで、西京では伝染病が急激に拡大し、梅雨という悪条件も手伝って人夫たちが続々と倒れていく。クォン侍中が苦しむ人夫たちを容赦なく働かせる一方、ワンソは救護所で自ら病人たちに薬を与え、自分の家に備蓄してあった食糧を差し出す。しかし、20万人もの人夫相手では焼け石に水。ワンソらは現状の厳しさを踏まえクォン侍中と話し合いに臨むが、侍中は「経験上大丈夫!」の一点張り。さらに、ワンソは天命に反して、梅雨が終わるまで作業を休止すると宣言する。こうして、次第にワンソは民の心をつかんでいく。
そんな中、シンニョムに命じられて弟のワン・ユクらが視察に来るが、西京の想像を超える悲惨ぶりに驚き、ワンソの人間性の素晴らしさを思い知り、なぜ父がワンソを警戒するのか疑問を抱く。
すべてを差し出すだけでなく、人夫一人一人に声をかけ、みんなと同じものを食べるワンソ太子を、まるで仏のように見る人夫たちの表情に注目しよう。

■第42話
光宗大王視察を終えたユクは、建設計画の無謀さを痛感し、開京への報告をどうすればいいのか頭を悩ます。定宗は、「ワンソ太子が命令に従わない。大した事が無い現場で民を扇動し、西京建設を混乱に陥れようとしている。すぐに建設再開の勅令を!」という、シンニョムの虚言をうのみにし、ワンソに西京建設の再開を命じる。クォン侍中は、さっそく救護所の閉鎖を指示し、病人も現場で働かせようとするが、ワンソはこれに怒り救護所を守る。その様子を見ていたキュニョは、「太子様は国王になる修行に入られた」と目を細める。
そのころ、“仏の弟に鬼の兄”と王に向かうべき民からの尊敬の念が、ワンソに集っていることに、シンニョムは危機感を抱き、ワンソをますます警戒する。それはそのまま定宗の苛立ちにもなり、深酒を続け体調も悪化。さらに、危篤の母、神明順成王太后までが、ワンソを擁護する言葉を遺言し、契丹が侵攻するなど、高麗は内外共にピンチに立たされる。定宗の不安は最高潮に達し、ついに吐血、恐ろしい病名を言い渡されてしまう。ワン・ウクは、実家から荷車いっぱいの支援物資を運ぶが、この実家こそがドラマ「千秋太后」の皇甫(ファンボ)家。遼とは「千秋太后」で散々高麗を苦しめたモンゴル系の民族・契丹のこと。建国当初の国号は大契丹国で、947年に遼の国号を立て、さらに983年に契丹に戻し、1066年にもう一度、遼に戻している。

光宗大王■第43話
王太后が亡くなった悲しみが広がる中、さらなる悲劇が王宮を襲う。定宗を診察した典医が、定宗は陰虚陽抗と悪性の腫瘍にむしばまれていると告げたのだ。そんな中、王太后の死を悼むシンニョムに、ソ・ピルが歯に衣着せぬ物言いでシンニョムを批判するが、シンニョムは懐の広さを誇示するようにこれを受け流す。
一方、再開された西京建設は一段と過酷さを増していた。伝染病は収まったものの、過酷な労働と折檻にけが人は伝染病患者の数を超えるほど。怒りの頂点に達した人夫たちはついに反乱を起こし、兵士を殺して逃げてしまう。ワンソはこの事態をどのように収拾すればよいか頭を悩ますが、母である王太后の死が伝えられ、ワンソは夫人たちと開京に戻ることに。そんなワンソ一行を暴徒化した人夫たちが襲う…。
ワンソ一行を襲った人夫がその後どんな行動に出るのか?まさに「情けは人の為ならず」の事態が起きるのでお楽しみに。ところで、定宗の病“陰虚陽抗(陰虚陽亢)”とは体内の陰分(人体の構成成分である血や唾液・胃液・涙・汗等の水分)の不足と、陰分を保持する能力が衰えた状態のこと。つまり「身体の潤い不足」。睡眠不足や過労、加齢からくるもので、様々な病気を引き起こす。韓ドラの見すぎで睡眠不足の方は要注意!

光宗大王■第44話
契丹の百万の大軍が攻めてくると分かり、シンニョムは緊張の色を隠せない。一方、国葬のために開京へ戻ったワンソは、朝廷が西京の状況を全く知らないことに驚く。さらに、ほとんどの村が村人を西京に連行した後、戻れないようにと家屋を燃やし、廃虚同然になっていることに心を痛めていた。
広評省の会議が開かれ、シンニョム派のチェ・ジモンらが予言を口にし、契丹との戦争へと空気が流れる中、我が意を得たりとシンニョムが「兄弟国(渤海)を滅ぼした契丹と戦う!」と息巻く。西京築城で分裂しそうだった朝廷内が共通の敵=契丹を持つことで一致団結、弱まりそうだったシンニョムの求心力の高まりを見せ、30万の特殊兵を募ることに。
そんな中、定宗は「誰も余の体を気遣わない。弟は私から玉座を奪うことになる」と言っておびえ、朝廷内にはまたも不穏な空気が漂う。
30万人と言えばほぼ当時の総人口に匹敵。国を挙げての応戦準備。そんな中で「誰も自分の体を気遣わない」と拗ねる定宗に、シンニョムが「百済のキョンフォン王も同じ病気だった。必ず私が薬を捜します」と心にもないことを言うが、「太祖王建」(125話~128話)では、後百済王キョンフォンの父アシャゲが同じ病になったことになったとして、ワンゴンからの山参(貴重な人参)で完治したことになっている。その山参を皇后である第一夫人に使うことが出来ずに、死なせてしまったことをワンゴンはいたく悲しんだ。

光宗大王■第45話
シンニョムからお茶に誘われ屋敷に出向いたワンソは、「玉座に就きたいとは思いませんか?」と問われる。だが執政にこだわるシンニョムに、ワンソは「太陽は二つもいりません」とはねつける。毅然としたワンソの態度に、シンニョムは真の国王の器を感じ取る。
そのころ、西京では逃亡し暴徒化した人夫を取り締まるため、兵士が増員されていた。しかし、暴徒は先手を打って増員軍を奇襲。
そんな中唯一定宗の身を案じる王妃が居士を呼び寄せ、祈祷させる。居士は7万石の穀物を仏様に届けよ。定宗が裸足で歩いて開国寺に持参すれば助かると、インチキ予言を言いだす。不況が続いたこの時期にだ。ところがシンニョムはこれを止めるどころか、祈祷の目的を国の為とすり替えて民心掌握に使おうと許可する。
一方、チェ・ジモンは流星が消えたのを見てワンソを訪問する。
早くからワンソに王気があると知りながらも、シンニョムについたジモン。果たしてワンソに何を言うつもりなのか…。また、この期に及んで7万石の穀物の供養を国家のためと発表するシンニョム。果たして民はこれを信じるのか?次回の成り行きが気になる。

侍中は開京から来た将軍を酒を酌み交わしながら、しょせん人夫が暴徒化しただけと、甘く見ているが、三国統一の時にも成人男子はほぼ全員が兵士として戦っており、彼らは全員がプロの兵士と同じ。しかも怒りが大きいだけにパワーも凄いはず。
kandoratop 【「光宗大王」を2倍楽しむ】

BS朝日「光宗大王-帝国の朝-」
 ※2012.11.12-  月~金朝9時から10時まで放送
韓国KBS「帝国の朝」(光宗大王)番組サイト
※予告動画視聴には事前に会員登録が必要。韓国語。
DVD公式サイト
★本サイトで掲載されている記事、写真については無断使用・複製を一切禁止いたします。


■作品紹介
・原題:帝国の朝(제국의 아침)
・放送:KBS、2002.3.2~2003.1.26
・話数:全94話
・演出:チョン・ソンホン、キム・ホンイル
・脚本:イ・ファンギョン
・キャスト:
ワンソ(後の光宗) …キム・サンジュン
ワンヨ(後の定宗) …チェ・ジェソン
テモク妃…チョン・ヘジン
ムンゴン妃…ホン・リナ
恵宗(ヘジョン)…ノ・ヨングク
ウィファ妃…キム・ヒョンジュ
ワンギュ…キム・ムセン
パク・スリ…チョ・ギョンファン
■DVD-BOX
・構成:DVD-BOX1〜8:BOX1 DISC5枚組 10話、
BOX2~8 各DISC6枚組 12話収録/デジパック、
・リーフレット、オリジナルポストカード2枚封入
・初巻発売日:2009.6.5
・各BOX価格:15,000円(税抜) / 15,750円(税込)
・販売元: ブロードウェイ








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