5人の執権者による100年の武人政権の結末は?「武人時代」第155話~最終回まであらすじと見どころ、予告動画

2013年08月29日08時00分ドラマ
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本日29日(木)からの「武人時代」第155話からは、いよいよ最終回に向けて、チェ・チュンホンの後継問題とその後を描く!若き日の大義を忘れた権力の亡者がどんな最期を迎えるのか?「武人時代」の第155話~158話のあらすじと見どころを紹介!DVD公式サイトには予告動画が公開されている。高麗時代のドラマを初めて視聴される方は、【「武人時代」を2倍楽しむ】の「(1)ドラマの紹介と時代背景」に、「ドラマで辿る韓国の歴史‐高麗時代①、②」を更新したのでチェックをお忘れなく。
赤文字は、ドラマの見どころやドラマ視聴に役立つ情報。

■第155話 脅威
「父である自分が暗殺されかけたのに、父の愛妾と一緒にいるとは!」と怒るチェ・チュンホン。父の誤解を解くため、チェ・ウはチョン・スクチョムの策略によって刺客を捕える。一方、骨肉の争いを防ぐため帰京したというチャウンソンは、チェ・チュンホンに、切れ者のスクチョムを警戒するよう言う。そんな中、「チュンホンを父と仰げ」と遺言し康宗が病死、高宗が即位する。幼少期からの流刑生活で、朝廷・軍部に人脈を持たない高宗は、父の遺言がなくともそうするしかなかった。
1216年、契丹が国境を越えて侵攻してくる。チェ・チュンホンは邪魔なチョ・チュンやチョン・スクチョムを先鋒として出陣させるが敗退し、都の直前まで契丹軍の進撃を許してしまう。
チョン・スクチョムはどう見ても戦に長けてるとは言えない人物。キム・ヤクチンやノ・ソクスンと言った適任者がいるのに…。しかも精鋭兵は出陣させず、ろくに訓練もしていない徴兵仕立ての兵を同行させている。

■第156話 僧侶の反乱
契丹軍が、降伏を勧めてきてもチェ・チュンホンは自らの権勢を死守することだけを考え、対策を講じようとしない。ただただ我が身を守るため都城の防備を固めるだけで、都城の外で民が殺戮されようとも我関知せず。固い防備に疲弊した契丹軍は退却するが、なおも続く戦乱に、チェ・チュンホンは僧侶を兵士として徴発し、ついに寺院の財産を奪う。これに反発した興王寺フンワンサの僧侶たちが、チェ・チュンホンの暗殺を図るが失敗に終わり、反乱を扇動した黒幕に仕立ててチョン・スクチョムが罪に問われてしまう。新たにキム・チリョらが討伐軍として出陣するが、自らの権勢を守るため、精鋭軍である都房の兵を出陣させないチェ・チュンホンに、民の不満は高まっていく。
ちょうどこのあたりがドラマ「武神」の冒頭にあたる。去りゆくチョン・スクチョムが、ウにどんなアドバイスを残すのかお聴き逃しなく。

■第157話 蒙古の影
チェ・チュンホンに苦言を呈したイ・ギュボが投獄されるが、民心の離反を憂慮したノ・イヌの「民心を考慮して貴重な忠臣を処罰してはならない」という進言によって放免される。一方、チャウンソンに怨みを持つ楊水尺が契丹と協力し、機密情報を漏らしたことで本来陥落するはずの内容所までが陥落。調査の結果、楊水尺はチャウンソンさえ追放すれば再び国に忠誠を誓うつもりだと言うことを知り、チャウンソンを追放する。
1219年、蒙古軍と連合軍を結成して契丹軍の討伐に成功し、高麗は蒙古と兄弟国になる。そんな中、戦場から帰ったチェ・ヒャンは、宴席で兄のチェ・ウを公然と非難し、兄弟間での後継者争いが再燃する。
劇中、契丹軍が国中を血の色に染め、やりたい放題で恵宗の墓まで荒らしたと紹介するが、この恵宗とは、「太祖王建」「光宗大王-帝国の朝-」にも登場したワンゴンの長男の墓。ついに愛妾チャウンソンまで斬り捨てたチュンホン。その瞬間の複雑な彼の表情に注目。

■第158話(最終回) 武人たちの時代
高宗から“王(ワン)”氏の姓まで下賜され、名実ともに“王の父”となったチェ・チュンホンが、突然胸を押さえた。チュンホンは病床に就き、側近らは後継者を憂慮する。その憂慮のとおうぃチェ・ウとチェ・ヒャン兄弟の骨肉の争いは激化。チェ・ウが後を継げば、現在の軍部は刷新されると言いふらして、味方を集めるチェ・ヒャン。目を醒ましたチェ・チュンホンは、チェ・ウの権力者としての器を確かめて自分の後継者に決め、一方のチェ・ヒャンはチェ・ウを倒そうと挙兵するが、敗北して追放される。そんな中、再び倒れたチェ・チュンホンの前に、大義を抱いた若き日のチェ・チュンホンが現れ…。
いよいよ最終回!兄弟の骨肉の争いの中、チェ・チュンホンが息子たち二人をどう見るのか。父の「権勢を手にした後、兄弟でどう分け合うのか?」の質問に、ウがどう答えるのか?父チュンホンの心をつかんだウの言葉をお聞き逃しなく。若き日の自分と対面するシーンでの名優キム・ガプスが幼子のように嗚咽する姿をお見逃しなく。

当初の大義を忘れ、1219年71歳でこの世を去ったチェ・チュンホン。この後、チェ一族の世襲により武臣政権は続くが民の暮らしはますます厳しく、各地で農民戦争が頻発。結局、チェ・チュンホンのひ孫を臣下のキム・ジュンが暗殺し崔氏政権は4代で崩壊。朝廷はモンゴルと和議を結ぶが、1270年ついに武人政権は終わりを告げる。最終回のラストでは、こうしたことも駆け足で紹介するので、お見逃しなく。また、この時代については、【ドラマで辿る韓国の歴史-高麗時代②】で詳しく紹介している。

イ・ウィバン(ソ・インソク)、チョン・ジュンブ(キム・フンギ)、キョン・デスン(パク・ヨンウ)、イ・ウィミン(イ・ドクファ)、そしてチェ・チュンホン(キム・ガプス)と5人の執権者によるリレー形式の全154話の長編はいかがでしたか?最終回のラストで、メインキャストたちが馬で駆ける見ごたえのあるシーンで幕を閉じる。最後までお付き合いありがとうございました。この後の物語としては、現在テレビ東京で放送中のドラマ「武神」につながります。

「武人時代」は、月~金の毎日16時から、BS日テレで大好評放送中。最終回は、9月3日(火)の予定。9月4日からは朝鮮王朝時代に“朝鮮随一”と言われ東洋医学にも大きな影響を与えた名医の生涯を描いたドラマ「ホジュン 宮廷医官への道」を放送。こちらもあらすじ紹介するのでお楽しみに。

「武人時代」DVD公式サイト
BS日テレ「武人時代」番組サイト
 ※2013年1月11日(金)より月~金の毎日16時から、BS日テレで放送中。

kandoratop  【「武人時代」を2倍楽しむ】

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■作品紹介
・放送:KBS、2003年2月8日~2004年8月15日
・話数:全158話
・演出:シン・チャンソク、キム・ソングン
・脚本:ユ・ドンユン
・キャスト:
 李義方(イ・イバン):ソ・インソク
  牽龍軍・隊正→牽龍軍・行首(散員)→大将軍、殿中監、執奏 武臣政権第1の執権者
 鄭仲夫(チョン・ジュンブ):キム・フンギ
   牽龍軍・隊正→上将軍→参知政事 武臣政権第2の執権者
 慶大升(キョン・デスン):パク・ヨンウ
   武臣政権第3の執権者
 李義旼(イ・ウィミン):イ・ドックァ
  牽龍軍・別将→中郎将 武臣政権第4の執権者
 崔忠献(チェ・チュンホン):キム・ガプス
  武臣政権第5の執権者

■DVDレンタル情報
~第1章 武臣政権の幕開け~
~第2賞 イ・ウイバン執権時代~
~第3章 チョン・ジュンブ執権時代~
~第4章 キョン・デスン執権時代~
~第5章 イ・ウィミン執権時代~
~最終章 チェ・チュンホン執権時代~ 
※全79巻・158話(各巻2話収録)

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