涙で別れを決心したワン・ユ（チュ・ジンモ）とヤン（ハ・ジウォン）…全力で自分を支えてくれるたヤンの為にもたくましくなった皇帝タファン（チ・チャンウク）！果たしてタファンは自らの言葉で譲位を阻止することができるのか？「奇皇后」第30話の詳しいあらすじと第31話の見どころを紹介、MBC「奇皇后」サイトで関連動画が公開中だ。
※NHKにて2014年に放送した際に紹介した記事です。



【「奇皇后」を2倍楽しむ】には、各話の詳しいあらすじと見どころ、実在する人物の紹介、年表、ファンミーティングの再現レポなどをまとめて紹介しているので、視聴の参考にどうぞ。
また、高麗時代のドラマをあまり視聴されていない方やヒロインとなった“奇皇后”をご存じない方は、先にこちらの記事を読むことをお勧めします。⇒「奇皇后」直前SP放送！ヒロインは＜シンイ＞の悪役キチョルの姉？高麗時代と実在した主人公紹介！

【作品詳細】 【「奇皇后」を2倍楽しむ】

■キャスト　⇒相関図（NHKへ）
キ・ヤン/スンニャン役：ハ・ジウォン
ワン・ユ役：チュ・ジンモ
タファン役：チ・チャンウク
タナシルリ役：ペク・ジニ
皇太后役：キム・ソヒョン
ヨンチョル役：チョン・グクファン
タンギセ役：キム・ジョンヒョン

■第30話「それぞれの道」詳細あらすじ
フクスとヨンビスを連行するタルタルとワン・ユ。だがタルタルはフクスをヨンチョルの元に連行せず、一刀打に斬り捨てた。そしてヨンビスも殺害しようとするが、ワン・ユが許さなかった。
ついに冷宮送りとなったタナシルリ。皇太后は印章とマハを取り上げた。泣き叫ぶしかないタナシルリはタンギセに真犯人はヤンだと特定し、必ず捕まえてくれと頼んだ。思い上がるなというタンギセにヤンは、「錯覚するな。わたしはまだ始めてもいない。…お前にも父や妹を抱いて血の涙を流させてやる」と言い放った。そして、タナシルリのまるで廃墟のような冷宮での寂しくひもじい生活が始まった。

晴れて内命婦の長に返り咲いた皇太后は、タファンが文字を学び言葉も取り戻したことを知り、ヤンを皇室に福をもたらした人物だと称えた。ヤンとタファンは、ヨンチョルがマハへの譲位を企んでいることを皇太后に告げた。
そのころタンギセはヨンチョルに毒薬の一件はヤンの仕業で、ヤンを推したペガンたちは裏切り者だと告げ、ヨンチョルは譲位の発表で裏切り者をあぶりだすことができると考えた。

一方大都に到着してもヤンに会おうとしないワン・ユを心配し、パン・シヌが単独でヤンの元へ。ヤンは「会いたければ皇帝に謁見を申し込め」とつれない。だが彼はワン・ユのためにわざと冷たくしたヤンの悲しい心中を察した。
ワン・ユはタファンに謁見を求め、その後ヤンはワン・ユと二人で話をしたいと願い出た。やっとワン・ユと二人きりになったヤンだが、その態度はあくまでも皇帝の側室として接した。恨んでいるかと聞くヤンに「スンニャンは死んだ」と答えたワン・ユ。二人は、振り返ることなくそれぞれ別の道を歩く決意を確かめ、涙で別れた。

その頃ヨンチョルがタファンを連れ出し、タファンの代わって禅位詔書（ソンウィジョソ：＝선위조서）を認めた。そこに皇太子マハへの譲位と皇后の垂簾聴政（スリョムチョンジョン＝수렴청정）か書き記した。そして強引に玉璽を押印させ、各省の長官たちに会うことも禁じた。
これを知ったヤンはすぐにペガンたちに相談し、長官たち全員一致で譲位を阻止するしかないと動き出した。まずは、皇太后主催で側室とその親である長官たちを晩さん会に招いて抱き込むことに。このことを知ったヨンチョルは同時刻に長官たちを招待することに。ペガンは長官たちと事前に会い、皇太后の晩さん会にはタファンも出席することと告げて懐柔作戦に出た。
その頃タファンはヤン指導の下、晩さん会でのスピーチの練習。ヤンは強くたくましい中にもヨンチョルにない温かさと慈しみを示すようにアドバイスし、タファンは胸を張って、心配するな。私の祖先はチンギス・ハーンだと力強く答えた。

いよいよ大明殿へ。ところがそこにはペガン以外の長官が誰一人居なかった。ヨンチョルは、譲位の同意と引き換えに、長官たちの借財を帳消しにする念書を渡していたのだった。
タファンたちの完敗だ。だがヤンは「唯一の陛下の臣下である私の為にもあきらめないで下さい」と、そっとタファンを抱きしめた。

一方、奴婢として売られる前に自分を殺して故郷の砂漠に埋めてくれと頼んだヨンビスは、「殺しも奴婢にもしないし、暗号も解くな」というワン・ユの想定外の返事に、自ら暗号を解くと告げた。暗号は、白首文を100行に10文字ずつ書き写した対照法で解き明かすことができた。数日後暗号は解読され、受け取ったワン・ユは、それがメバク商団の取引帳簿ではなく、各行省にちらばる間者の名簿だと気付いた。ワン・ユはこれを使って譲位が阻止できると考えた。

■第31話「宣戦布告」（赤字はドラマのみどころ）
ワン・ユはヤンに内緒で間者の名簿をタルタル経由でヤンに渡るようにした。ヤンたちはこれを使って譲位を阻止することに。
まずタファンは、ヨンチョルへの借財の帳消しと引き換えに譲位を認めるつもりの行省の長官三人を呼び出す。ヨンチョルが長官たちを操るために、メバク商団の間者を使って各行省の財政を破綻させたことを明かし、譲位に反対するよう求める。だが阻止には三人だけではなく長官全員の反対が必要だ。タルタルは急いで間者を捕らえに向かう。
一方、ヨンファは皇子マハに会いたがっているタナシルリのため、ヨム・ビョンスに協力を頼む。
ヤンの知らないところで協力するワン・ユの切ない男心に注目。一方、3人の長官を前についに皇帝として目覚めたタファンの堂々たる姿もお見逃しなく。そんなたくましくなったタファンを見つめるヤンの眼差しが変わっていく。果たしてタファンは譲位を阻止することができるのか？
ところで悪役ながら登場の度にその存在感に圧倒されるヨンチョルを演じたチョン・グクファンが、今回、さらさらと筆を使うシーンがある。その見事な筆さばきをお見逃しなく。
一方、すっかりヨンファにご執心のヨム・ビョンスの骨抜きシーンにも注目。

◇韓国MBC「奇皇后」番組公式サイト

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