売れ筋は追わない!独自の品揃えが客を捉えるスーパー・成城石井の人気の秘密に迫る!「カンブリア宮殿」予告動画

2015年11月26日08時26分政治・経済
(C)テレビ東京

売れ筋は追わない!データには出てこない客の生の声が最も大事だ!今夜11月26日(木)テレビ東京「カンブリア宮殿」は、独自の品揃えが、客を捉えて離さないスーパーマーケット・成城石井の代表取締役社長・原昭彦氏(48歳)をゲストに迎え、首都圏を中心に 132店舗を展開する成城石井の人気の秘密と驚くべき調達力を国内外で密着取材する!番組公式サイトには、MC村上龍のコメントと予告動画が公開されている。

成城石井の創業は1927年。創業者 石井隆吉が、果物や缶詰を扱う食料品店として東京・成城にオープンしたのが始まり。スーパーマーケットの業態に変えたのは2代目の石井良明、1976年のこと。⇒成城石井HP
今夜ゲストの原社長は、スーパーが2店舗しかなかった時代に入社。当時からワインなど独自の品揃えにこだわり、入社後は、バイヤーなどを経験し、現場を一から学んでいった。そんな原にとっても成城石井にとっても転機となったのが1997年、恵比寿駅に初の「駅ナカ」出店。それまでは大型の路面店のみだったが、駅ナカはわずか45坪の狭小店舗。責任者となった原は、従来の店舗で売れている卵や牛乳などの生鮮品を陳列。さらに、若い客が多いことからショーケースにアイスを陳列。しかし、これが大失敗。駅を利用する客は、手軽に持ち帰れるサイズのものや、そのまま電車に乗ってもいいような商品を好んだ。この経験から、立地や客層によって、こだわる商品と、捨てる商品を決め、狭い店舗でも繁盛する独自のノウハウを確立した。
今では店舗の6割が駅ナカ店舗。そして10月にはわずか10坪という極小店舗を開店した。190坪から10坪まで、変幻自在の店舗戦略でさらなる出店攻勢をかけていく。

成城石井は決して安くない。だが、他社ではお目にかかれないこだわりの商品の数々が魅力となって客が集まる。ワイン700種類、チーズ210種類など海外からの直輸入商品を始め、国内で見つけてきた逸品も大人気。惣菜も、自社のセントラルキッチンで保存・合成着色料などほとんど使わず手作り。しかも、売れ筋商品だけでなく、毎月数個しか売れない商品でも、買いにくる客がいる限り置くのが成城石井流だ。こだわりの商品を見つけてくるバイヤーは22人。彼らの日課は、客の問い合わせリストに目を通すこと。売れ筋データではなく、客の生の声からニーズのある商品をいち早く見つけるのだ。これというものが見つかれば国内外問わず、すぐに現地に飛んで交渉。

成城石井は、貿易会社を子会社に持つため、海外からの調達も自由自在。これが客の期待に繋がっているのだ。そして、卸し部門も持っている。現在、北海道から九州、沖縄まで、47都道府県すべてにあるスーパーや百貨店、ホテルなどに自社商品を卸している。成城石井の空白区・北海道の中標津町でも、地元のスーパーが成城石井の商品を仕入れ、常設コーナーを作った。やはりここでしか買えないこだわり商品は大人気。だから店舗は無くても、町の住民はみんな「成城石井ブランド」を知っている。

番組では、その驚くべき調達力を国内外で密着取材する。

【ゲスト】株式会社 成城石井 代表取締役社長 原昭彦
【メインインタビュアー】村上龍
【サブインタビュアー】小池栄子
【放送日時】 毎週木曜日22:00~22:54
【同時放送】TX・TVO・TVA・TSC・TVh・TVQ

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