中国で32億円を超える大ヒットを記録、アジア全域を超え、世界中の女性を感動させたラブストーリーとして注目を集めている映画『更年奇的な彼女』（4/8公開）を一足先に試写したので、その魅力をご紹介！映画の予告動画は公式サイトで視聴できる。

加齢とともに気になるのは、シミやたるみなどの美容面や白内障などの目の病気、歯周病など口内のトラブル、アルツハイマーなどなど…。そして女性にとっては更年期障害も心配の種。更年期障害とは、閉経をはさんだ前後10年に起きる女性ホルモンのバランスの乱れにより起きる病気。ほてり・のぼせ・冷えなど、体にさまざまな不調が現れる。症状は、性格やストレスなど精神的なものにも左右されやすく、人によって重かったり軽かったりする厄介な代物。
一般的に40代後半から50代の女性に多いとされているが、近年ストレスやダイエット、不規則な生活などでホルモンバランスが崩れが原因で、20代～30代でも同様の症状が起きる人が多い。これを「若年性更年期障害」呼ぶ。

映画『更年奇的な彼女』は、強烈な失恋から若年性更年期障害を患ったヒロインの愛と再起の物語。といっても、“更年期”自体をことさら重く扱っているのではなく、恋の病にかかったヒロインが本当の愛とは何かを知る物語。
何しろ、大ヒット韓国映画『猟奇的な彼女』や『僕の彼女はサイボーグ』のクァク・ジェヨン監督がメガホンを取っているだけに、思いっきり笑えて泣けるラブコメ仕立てになっている。

そもそもヒロインのチー・ジアが更年期を患うことになったのは大学の卒業式の日。ジアはウェディングドレス姿で壇上の彼にサプライズプロポーズした。卒業生全員の耳目を集めるなか、彼・リウからの返事は…No！ 公衆の面前でズタズタになったジアの自信とプライド。トラウマを引きずりながらも北京に就職したリウに未練たらたら。ついには26歳にして更年期と診断されてしまった。

映画を観るまでは更年期を患ってから破天荒な彼女になったかと思いきや、卒業式にウェディングドレスで登場するとは！そんなヒロイン・ジアもすごいが、親友リンも負けちゃいない。卒業式でジアに付き添ったり、元カレ略奪計画を立てたりと、まさに猟奇的な彼女だ。
そんな女性2人に振り回されるのは、大学一冴えない男ユアン。“最悪の経験”からジアを救おうとするものの空回りばかり。ついには“男女の友情”どころか“女同士の同居”とまで言われてしまう。
そんなユアンがジアの虐待に遭いながらもいかにして、ジアのハートを掴むのかが最高に見どころになっている。劇中、大ヒット韓国ドラマ「シークレット・ガーデン」を連想させる胸キュンシーンや、『猟奇的な彼女』を彷彿させる大樹が登場したり、クァク監督お約束の楽曲「カノン」が流れ、動物が出てきたりと韓国作品ファン垂涎の演出が仕込まれている。エンドロールで流れる映像も大きな意味があるので最後まで席を立たないように。
また、ラブコメには珍しい大掛かりな撮影も見逃せない。ジアとユアンの関係が大きく動くことになる豪雨で街が水没するシーンだ。このシーンは、巨大なプールの中に街を作ったらしい。ジア役のジョウ・シュンは、「まるで夢の中にでもいるような、ものすごい風景だった」と撮影をふり返っている。

破天荒なストーリーも面白かったが、魅力的だったのはクァク監督がほれ込んだこのジョウ・シュンだ。彼女は、中国ではシュー・ジンレイ、ヴィッキー・チャオ、チャン・ツィイーと並ぶ“四大女優”のひとりとして高い人気を誇る女優。冒頭のロングヘアーからまるで三戸なつめのような前髪パッツンで、最高にキュートなヒロインを演じている。彼女の吹替えを藤原紀香が担当したのも注目だ。藤原が登壇したトークショーのレポートはこちらで紹介⇒ヒロインの吹き替えを担当した藤原紀香登壇トークショー写真＆レポート！

そんなヒロインを、昼夜いとわずそれこそ年中無休で優しく包み込むのは日本でも大ヒットした『レッドクリフ』シリーズに出演したトン・ダーウェイ。中国では“若手4代スター”と呼ばれている。
そして、もう一人忘れられないのは182cmのナイスプロポーションと美貌のジャン・スーリン。2007年のミスワールドで中国初のグランプリを獲得してモデルとして活躍。後半の結婚式での介添え役で披露した白のワンピ姿は見とれてしまうほど美しい。

果たして、ジアの恋の病はユアンの献身愛で癒されるのか？その答えは劇場で！

4月8日（金）よりTOHOシネマズ日本橋・新宿他全国順次公開！

監督：クァク・ジェヨン　キャスト：ジョウ・シュン　トン・ダーウェイ　ジャン・ズーリン　ウォレス・チョン　
日本語吹替版キャスト：藤原紀香 他　
原題：Meet Miss Anxiety　
(C) New Classic Media Corporation　
上映時間：100分　提供：アジアピクチャーズエンタテインメント／マルエス　協賛：代々木アニメーション学院
配給：アジアピクチャーズエンタテインメント／エレファントハウス／カルチャヴィル
配給協力：DMZ tokyo

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