三沢光晴に続きプロレス界にまた悲報、名物レフェリーのテッド・タナベが死去

2009年06月15日17時50分スポーツ

プロレス界を2日連続で悲報が駆け抜けた。日本を代表する名レフェリーであり、現在は大阪プロレスに所属するテッド・タナベが、奇しくもノアの三沢光晴と同じ46歳の若さで亡くなってしまったのだ。

テッド・タナベは、6月14日に行われた大阪ミナミ ムーブ・オン アリーナ大会でセミファイナル、メインイベントの試合を裁いていたものの、試合終了直後に、突如、意識不明の状態となった。心臓マッサージ、人工呼吸、AEDなどの措置を行い、大阪市内の救急病院へ搬送されたものの容態は回復せず、2009年6月15日午後12時23分、搬送先の病院で永眠した。
テッド・タナベ(本名: 田邉哲夫)は、1987年にジャパン女子プロレスでレフェリーとしてデビュー。1990年からはユニバーサルプロレス、1992年からはみちのくプロレスでレフェリングするなど、徐々に活動の幅を広げた。それ以降も、インディーズや女子プロレスなどでレフェリングを担当し、2006年には大阪プロレスに移籍した。
テッド・タナベは、小柄ながらもポッチャリとした体型が特徴で、レフェリングの正確さもさることながら、ユーモラスなレスリングにも対応できることから、団体、レスラー、ファンの間からも幅広く支持されていた。本人のブログからも、彼の明るい人柄をうかがい知ることができる。
そんなテッド・タナベだけに、ノアの三沢光晴に続いて2日連続の訃報を受けた団体、レスラー、ファンが受けたショックは測り知れない。

テッド・タナベのレフェリングは、大阪プロレスの動画配信サイトで見ることができる。あくまでもレスラー中心の動画だけに、テッド・タナベが映っている場面は少ないものの、「大阪ハリケーン2009DVD宣伝!」、「天保山グランプリDVD宣伝!」などで、それらしき姿を見かけることができる。

オフィシャルブログ「テッド・タナベだよ!」
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