「六龍が飛ぶ」第16話あらすじと予告動画:バンウォンの不吉な本能!(火薬を作ったチェ・ムソンって?)

2016年12月06日11時50分ドラマ
©SBS
イ・バンウォン(ユ・アイン扮)

都堂の会議では日々度を超すホン・インバンの蛮行についての議論が始められようとしていた!しかし都堂にホン・インバンが「謀反をもくろんでいたチョ・バンを捕らえた」と、証拠の品を持って現れた!KNTVで一挙放送中の「六龍が飛ぶ」明日12月7日(水)放送の第16話あらすじと見どころ、ドラマ視聴に役立つ豆知識などをご紹介、公式サイトで予告動画が公開されている。
※チョン・ドジョンを三峰、チョン・モンジュをポウン、タンセとバンジと表記しています。
ドラマの時代背景やタイトルの意味などを知りたい方は【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】で、キャストのインタビューなどと一緒にまとめてご紹介しているので参考にどうぞ。

■キャスト(子役)相関図KNTV
イ・ソンゲ役:チョン・ホジン(ナム・ダルム)
チョン・ドジョン=三峰(サンボン)役:キム・ミョンミン
イ・バンウォン役:ユ・アイン
イ・バンジ=タンセ役:ピョン・ヨハン(ユン・チャンヨン)
プニ役:シン・セギョン(イ・レ)
ムヒュル役:ユン・ギュンサン(ペク・スンファン)
ヨニ役:チョン・ユミ(パク・シウン)

六龍ホン・インバン(チョン・ノミン扮)■第16話あらすじ
ホン・インバンの弾劾が秒読みだった都堂では、チョ・バンが謀反を企てたというインバンの言葉にどよめきが起こる。イ・ソンゲ将軍は腹を立てて証拠があるのかと発言するが、インバンは証拠を突きつけ、イ将軍を黙らせる。結局、インバンが捏造した謀反の話に朝廷は覆る。

その頃、洞窟では、イ・インギョムを失墜させ最高権力者になったホン・インバンが、海東甲族と関係を結べなかったことを恨み、一族をひざまずかせるためにチョ・バンをはめたとバンウォンが推測する。なぜそう思うのかと、三峰。インバンの狙いは最初から海東甲族で、これまでどの為政者も手を出さなかったことをしようと思ったから、とバンウォン。そう考えた根拠を聞かれたバンウォンは、もし自分がホン・インバンならどうするか、と考えたと答える。

三峰はバンウォンの洞察力の鋭さに驚き、ホン・インバンを過小評価していたかもしれない、というが、ナム・ウンはそれはインバンに共感したからだとバンウォンの不吉な本能を危険視する。三峰に助言を求められたバンジ=タンセは、海東甲族を強力な勢力と勘違いしている可能性を指摘したうえで、本当の力は武力だけ、ホン・インバンがその本質を捉えていれば、何であろうと標的にするだろう、と核心を突いた。

その頃、かつてインバンを拷問した男が、インバンに絶対服従し巡軍府副万戸の地位を与えられ、チョ・バンを取り調べとは名ばかりの拷問を始める。

海東甲族の首長ミン・ジェを訪ねたインバンは、チョ・バンの謀反の背景には海東甲族とイ将軍がいると言い、自分にひざまずけと脅す。そして、謀反を仕組んだのがイ・ソンゲだと書いたた上疏に、海東甲族全員の署名を入れて王に上げなければ、海東甲族の700年の歴史は終わると話す。

剣も使えぬインバンが戦いの本質を見抜いていることにキル・テミは舌を巻く。さらにインバンは最終目標がイ将軍だという。今後、イ将軍の行動を逐一報告するよう命じられたチョンニョン和尚は、批国寺の運命もかかっていると考えを巡らせる。

ミン首長はその夜一族を集めて会合をすることにし、訪ねて来たポウン=チョン・モンジュと三峰に居留守を使う。三峰は、ヨニからの情報ですでにインバンがミン首長を訪ねていたことを知る。

その夜バンウォン達は新しい武器である火薬の実験を行っていた。そこにプニが姿をみせ、ミン首長に起きたことを話す。義父ミン・ジェに話しを聞けというプニにまだ連盟を結んでいないと打ち明け、妻タギョンは協力してくれないだろうと頭を痛める。プニは、似たもの夫婦だと笑い、妻の立場に立って考えろとアドバイスする。

ミン首長はタギョンにもしもの準備をしておけといい、バンウォンは帰宅したタギョンに、今夜父親と話したことを教えてくれれば、イ家最大の秘密を教えると、最後の取引を持ち掛ける。

タギョンから聞いて、イ将軍が謀反の黒幕とする連名状に今夜署名がされ、明日にはインバンを通して王のもとへ届く手はずになっている、と知ったバンウォンは、これを父イ将軍や三峰たちに報告する。ドジョンはすぐに開京を出るべきと言うが、イ将軍はこれを認めない。インバンを討つ名分を考えろというイ将軍に、ドジョンはチェ将軍を説得できれば、インバンを謀反捏造事件の黒幕としてテミもろとも逮捕できると。だが、時間がない。バンウォンが自分が時間稼ぎすると申し出る。だが、三峰は思いつめたバンウォンを不安視しながらも彼に一任する。

ミン家では、ミン・ジェ首長が一族全員を集めて会合。インバンの要求を説明するが、一族の誰もインバンとの戦いなど望まない。結論はすぐに出た。署名しようとしたとき、家別抄の兵士たちを引き連れたバンウォンが木箱を持って現れる。

連名状を一読したバンウォンは、モンゴルの襲来で全土が焼かれ民が殺戮された30年の間、海東甲族は江華島へ難を逃れ詩と絵に興じていたと、700年間傍観者として安穏と生きて来た海東甲族を罵った。そして、ここでインバンに屈服すれば、今後、海東甲族は為政者に屈服し続けることになるといい、別に用意した「ホン・インバン、キル・テミ、黒幕のイ・インギョムを弾劾する」という上疏に署名するよう迫る。もし、これを拒絶したら、と訊く義父でもあるミン首長の前でバンウォンは木箱につながる紐に火を点ける。

■見どころ
ホン・インバンになりきるバンウォンのひとり芝居が恐ろしい。もっと怖いのは本物のインバン。薄ら笑いを浮かべてミン首長を脅す様子は背筋がぞくっとする。インバンの作戦は、一度も攻撃されたことのない者は打たれ弱く、強者に簡単に屈服するという心理をみごとに突いている。

政略結婚したタギョンに教えたイ家最大の秘密とは?タギョンからの情報で、インバンの狙いを知ったバンウォンが反撃のための時間稼ぎをすると言うが、ここで三峰はバンウォンの欠点を本人に教える。果たして三峰が指摘するバンウォンの欠点とは何か?
そして、バンウォンが計画した時間稼ぎのための命懸けの作戦。ここで、バンウォンは命運をプニに任せる。危険な任務の前の素敵な一場面をお見逃しなく

ミン家に乗り込んだバンウォンが抱えていた木箱には何が入っているのか?ヒントは、インバンが与えた恐怖よりもっと大きな恐怖!さあ、海東甲族の面々は署名するのか?

■豆知識
①崔茂宣(チェ・ムソン:최무선)って?
崔茂宣(1325年? - 1395年)は高麗末期の実在の発明家。倭寇撃退のために火薬の必要性を感じ、明の李元から門外不出の火薬の製造法を学び、火薬の製造に成功。1377年には、朝廷に建議して火桶都監を創設してもらい、そこの責任者となった。茂宣は兵器の開発に力を注ぎ朝鮮初の火砲などの武器の開発に成功する。そして、1380年、李成桂将軍は朝鮮初の火砲攻撃で倭寇との戦いに大勝利する。これが後の「荒山大捷(荒山の大勝利)」。このあたりのエピソードは「チョン・ドジョン」第11話で描かれている。

②黄驪閔氏(ファンリョ ミンシ)家門って?
黄驪閔氏というのは劇中、バンウォンと結婚したミン・ダギョンの実家の本貫。本貫は祖先の発祥の地をさす言葉。
ちなみに、ミン・ダギョンは実在した太宗の妃・後の元敬王后をモデルにしている。人物紹介については「イニョプの道」第7話あらすじ「豆知識」を参照されたい。

DVD公式サイト
KNTV「六龍が飛ぶ」番組公式サイト
 2016.11.16スタート 月~金10:50-12:00 再放送
 2016.02.27-08.14  土・日 22:00-23:15 日本初放送

kandoratop【作品詳細】【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】