「アマルフィ 女神の報酬」、撮影の舞台裏明かすメイキングムービー公開!

2009年07月13日16時34分映画

織田裕二&福山雅治ら豪華スター共演で注目を集めるフジテレビ開局50周年記念映画「アマルフィ 女神の報酬」(西谷弘監督)は、7月18日(土)の全国公開に先駆け、撮影の舞台裏明かすメイキングムービー公開中だ。

織田裕二&福山雅治らに加え、天海祐希、佐藤浩市から主題歌を歌うサラ・ブライトマン(本人役)まで、いまをときめく豪華スターが一挙に顔を並べる圧巻の劇場大作である「アマルフィ 女神の報酬」。本作にてキーとなる事件は、ローマで起こったある日本人少女の失踪と、それに関連した連続テロ事件だ。少女の救出と事件の全容解明に乗り出す外交官・黒田康作を織田裕二が、さらわれた少女の母親である矢上紗江子を天海祐希が演じる。福山雅治が演じるのは外交官・黒田と旧知の仲であり、フリーライターを職業とする佐伯章吾だ。少女の人命より、犯人逮捕を優先事項として捜査を展開するイタリア警察のやり方に疑問を感じて単独行動にうってでる黒田に対し、佐伯は情報提供という形で後方支援する役割だ。

リスクを負い、危険迫る中で少しずつ核心に迫っていく黒田の姿と、謎に満ちた犯人らとの駆け引きとサスペンスは最後までテンションを維持し、観客の心をしっかり捕まえる。また主人公である外交官・黒田康作というキャラクター造形が見事。大きな組織に属しながらもどこか“一匹狼”という孤独な香りがするのがいい。黒田には自らが信じる流儀があり、それは上層部と対立しても行動で示され、そこに共感できる。本作「アマルフィ 女神の報酬」は、痛快なエンターテイメント大作として申し分のないスリリングなストーリーラインと、確かなキャラクター造形を持っている。

また、全編を通して敢行されたオール・イタリアロケも大きな話題であり、観光地としても名高いローマ市街をはじめとし、イタリア・サレルノ湾に面するアマルフィ海岸の美しい風景は、作品にこれまでの日本映画にはない旅気分を高揚させる異国情緒、そして大作らしいスケール感たっぷり含んだ新しい風を運び込むことに成功している。大人の色気増した織田の存在感、スラリとした長身のヒロイン、天海の美貌は、イタリアという舞台になんら遜色なく溶け込む。そんなふたりを自然な印象でスクリーンになじませるというあたりは、監督西谷弘の演出も冴える。主演の織田裕二はかつて、西谷監督と映画「県庁の星」で強力タッグを経験済み。リアリティーを貫徹する西谷演出をよく知る織田裕二は持ち前の演技力でそれに応えた形だ。

「イタリアを駆けた撮影クルー全90日」とタイトルされ、全国公開に先駆けて配信中である「アマルフィ 女神の報酬」メイキングムービーは、作品制作の舞台裏をタップリ明かしてくれる。現在、アップされている「クランクイン!~共和国広場撮影風景」など10編のメイキング動画は、本編と対応したシーンナンバーも割り振られ、作品とキャスト陣、そして美しいロケーションの魅力を伝える。本編では観ることが出来ない様々な撮影秘話を知ることが出来る上、観光名所に解説がなされているものもあり、非常に見応えある配信内容となっている。視聴は、4分にわたるロングバージョン予告編配信も行なわれている下記リンクの作品公式HPにて可能だ。

この夏、大ヒット本命作とみられる映画「アマルフィ 女神の報酬」は、お台場シネマメディアージュ、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国の劇場にて、7月18日(土)よりロードショー。公開初日には、主演の織田裕二、天海祐希らが登壇する舞台挨拶も行なわれる予定だ。

「アマルフィ 女神の報酬」メイキングムービー
「アマルフィ 女神の報酬」予告編動画