IU×ビョン・ウソク「21世紀の大君夫人」、歴史考証論争で最終回放送前に公式謝罪 音声・字幕修正へ
ディズニープラスで配信中のMBC金土ドラマ「21世紀の大君夫人」が、劇中の歴史設定やセリフをめぐる論争を受け、制作陣が公式に謝罪した。問題となったのは、即位式シーンにおける描写で、視聴者から「歴史認識に問題があるのではないか」との指摘が相次いでいた。
制作陣は16日、公式ホームページを通じて「世界観設定および歴史的考証に関する問題でご心配をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます」とコメントした。
特に議論を呼んだのは、第11話ラストでイアン大君(ビョン・ウソク)が即位する場面だ。王が中国風の冠とされる「九旒冕旒冠」を着用し、臣下が本来の「万歳」ではなく「千歳」と叫ぶ描写があり、「国家の主体性を損なうのではないか」と批判が広がった。
制作陣は「朝鮮の礼法が歴史の中でどのように変化してきたかについて十分な検証ができていなかった」と説明。そのうえで本作について、「ロマンスでありながら代替歴史(架空歴史)の要素を含む作品であり、現実の歴史と交差する部分への配慮が不足していた」と認めた。
また、「再放送・VOD・OTT配信では問題のある音声および字幕を修正する」と発表し、「視聴者の指摘を真摯に受け止める」とした。なおDisney+配信版では、音声は「万歳」となっている一方、字幕では「千歳」「千々歳」と表示されている(5月17日午前7時時点)。
一方で、論争は単なる用語の問題にとどまらず、作品全体の設定にも波及した。ネット上では「21世紀の韓国が属国のように描かれているのではないか」「世界観の整合性が弱い」といった批判が相次いだ。
さらに、王室の権力構造や宮廷内の描写、火災を水バケツで消火する場面、中国式の礼法が混在する演出などについても「設定に一貫性がない」との指摘が出ている。その結果、「深く考えると見られないドラマ」といった辛辣な声も上がった。
制作陣は最後に「今後はより責任感を持ち、視聴者の信頼に応える作品作りに努める」とコメントし、改めて謝罪の意を示した。
「21世紀の大君夫人」は、“21世紀の立憲君主制韓国”という架空の世界を舞台に、運命と身分を超えていくロマンスを描く作品。
IUとビョン・ウソクの共演で注目を集めた本作。先月初回視聴率7.8%でスタートし、以降4話で11.1%を記録し、10%台の壁を超えた。その後も二桁をキープしており、11話の視聴率は全国・首都圏共に13.5%で自己最高を更新した。こうした議論の中で迎えた最終回が、どのような視聴率を記録するのかにも注目が集まっている。⇒【韓国TV視聴率 TOP10】一覧
なお、本作の全話あらすじと見どころ、キャスト・キャラクター徹底紹介、制作発表会レポートなどは【「21世紀の大君夫人」を2倍楽しむ】でまとめている。
「21世紀の大君夫人」は全話ディズニープラスで独占配信中だ。
◇ MBC「21세기 대군부인」公式HP
◇予告編