ピダムとの師弟対決の最中に、ヨムジョンの裏切りでムンノは毒矢に倒れる！しかし、ムンノは死の直前、やっとピダムと心が通じ合えるのだった。ピダムは、ムンノを死に追いやったヨムジョンの敵討ちを誓った。

22日放送の第38話では、ムンノの遺言通り花郎となったピダムが、ムンノを裏切ったヨムジョンの賭博場へ向かう場面から始まる。目的はもちろん敵討ちだ。しかし、調子のいいヨムジョンは自分を生かし、チュンチュを王に擁立しようとピダムに持ちかける。どうも、この男は信用できない。そして、ピダムはどうしたわけか、このヨムジョンに生涯振り回されることになる。

ヨムジョンが推戴しようとしているチュンチュといえば、大切な“三韓地勢”の本を、折り紙にして遊ぶというなんとも奇妙な青年。まったく、このチュンチュは何を考えているのか、実につかみ所のない人物としえ描かれている。しかし、チュンチュには驚くべき特技の持ち主であることが38話で分かる。いったいどんな特技があるのかは、明日の放送でお確かめいただきたい。
今後は、ピダムがチュンチュの教育係としてコンビを組むことになる。なかなかとらえどころのない、魅力的な2人に目が離せない。
ところで、チュンチュだが、彼は実在の人物で後の武列王となる人物だ。「眉目秀麗の話上手の好人物」と伝わっている彼が、今後物語りにどう係わってくるのか楽しみにされたい。

さて、そんな時、街では貴族が穀物を買い占め、価格が高騰し民が苦しんでいた。ついには、殺人まで起きてしまう。これが全ては、貴族が穀物を買い占め、自営農家を没落させ土地を得るのが目的だと知ったトンマンは、商いには商いで勝負とばかりに動き出す。早速トンマンがやったことは、皇室の穀物と軍量米を市場に流すことで、価格を下落させ、貴族を追い詰めるという作戦だった。
何しろトンマンは、砂漠で過ごした少女時代、各国から集まってくる商人相手に対等に渡り合っていたわけで、宮中で世間知らずの貴族たちの考える商いなんて、赤子の手をひねるより簡単。

38話は、派手なアクションはないものの、トンマンとミシルの頭脳戦が見ものだ。第38話の放送は、22日（木）夕方7時BSフジで。


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