「冒険家ハリソン・フォード」の前に、「逃亡者ハリソン・フォード」を。

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60年代のアメリカで平均視聴率45%を記録した人気TVドラマ『逃亡者』を、ハリソン・フォード主演で映画リメイクしたのが『ハリソン・フォード 逃亡者』。

妻殺しの濡れ衣で死刑を宣告された主人公リチャード・キンブルが、逃亡しながら真犯人を探すため、全米を旅するという物語。TVで主人公を演じたのはデビット・ジャンセンだが、当時は役名の「リチャード・キンブル」という名の方が先行したぐらい、彼の代表作となった。ちょうど、渥美清より「寅さん」の方が通りがよかったように・・・。

一方、ハリソン・フォードといえば、長い不遇の時代を経て、『スターウォーズ』『インディ・ジョーンズ』で大ブレークした、世界一の冒険俳優だ。ハリソン・フォードはちょっぴりユーモアーを交えた「現代的なヒーロー」というイメージが強かったが、インディ・ジョーンズ第3弾の『最後の聖戦』の後は、『サブリナ』や『推定無罪』といったロマンスやミステリー・サスペンスの方での活躍も目立った。その中のひとつに、この『逃亡者』があった。

しかし、『逃亡者』はTVのデビット・ジャンセンのイメージがあまりにも強く、いかがなものかと思ったが、これがなかなかどうして…。映画もやっぱりTVと同じく、執拗な連邦警察の手がキンブルを追い詰め、後一歩というところで、うまく逃げられるという、お決まりのパターンなのだが、良く作りこまれた脚本がいいのか、ハリソン・フォードの優れた演技力のお蔭なのか、全くもってツッコミを入れる隙を与えてくれない。ハラハラ、ドキドキ……。
映画の『逃亡者』は、まちがいなく『ハリソン・フォード 逃亡者』だ。

ハリソン・フォードは、既に60才代後半に差し掛かったというのに、今年、また『インディ・ジョーンズ』の冒険に出ている!
第4弾の『クリスタル・スカルの王国』では、若い相棒(シャイア・ラブーフ)を引き連れて、大暴れをする。懐かしいだけでない、新しい冒険家の姿がそこにあった。インディ不在の19年間の彼の活躍ぶりを、『ハリソン・フォード 逃亡者』で確かめておくことをオススメする。
  • 監督: アンドリュー・デイヴィス
  • ハリソン・フォード、トミー・リー・ジョーンズ、ジュリアン・ムーア
  • 年月日 ~ 年月日

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