チョン・ヤギョン表舞台に!ソンヨンのお手柄!「イ・サン」第69-70話あらすじと見どころ動画-NHK

2011年02月18日04時35分ドラマ

科挙に首席合格したチョン・ヤギョンは、慣例として王に謁見することになるが、サンに散々無礼な言動をとったことに身が縮む思いで王のいる大殿に向かう。そんなヤギョンを奎章閣の検書官たちがからかう。「サンは根に持つタイプ」と教えたのだ。


今回は、清国との複雑な事件はあったものの、総じて明るく楽しいドラマの展開となっている。69話では、サンとヤギョンとの絡みが、70話では、ソンヨンを取り巻く環境ががらりと変わっていくところが一番の見どころ。


【第69話:清国との対立】
いたずら好きなサンは、やってきたチョン・ヤギョンにわざと威厳ある態度で口数少なく接する。しかし、最初こそ恐縮して無礼を詫わびていたヤギョンだが、王に向かってもきちんと自分の意見をぶつける。遂に夜を徹して熱く討論する。そんな2人を優しく見つめるのは、ナム・サチョとパク尚宮。それにしてもこのところパク尚宮の露出が多い過ぎる気がする。韓国では、ソンヨンの微笑を豪華なバラにたとえ、パク尚宮の微笑を野菊にたとえ人気も高まった。とすると、ヒョイ王妃はユリの女王のカサブランカというところだろうか。
サンとソンヨンは似たもの夫婦で、ソンヨンもチョビにちょっとしたイタズラをするのでお見逃しなく。

ドラマに戻って…。ヤギョンは自ら仕事の少ない中枢部への配属を願い出て、自由な時間を利用して次々と改革案を編み出した。これには、重臣たちも不快感をあらわにしチャン・テウが厳しく警告する。ところが、ヤギョンはあくまでも謙虚に警告を聞き、人懐こいかわいい笑顔で純粋そのもの。これにはテウも拍子抜け。ここがホン・グギョンとヤギョンとの一番の相違点だ。

テスたちは高利貸しが清国の商人と人身売買の取り引きをする現場を押さえて、逮捕する。ここはすっかり貫禄の付いたテスに注目。ところが、朝鮮を訪れた清の使節団が、逮捕された清国の商人の引渡しを要求してきた。引き渡せば軽い処罰で済み、そうなると再犯の可能性が高くなる。サンから要求を拒否された使節団は、兵を引き連れて捕盗庁(ポドチョ)に押しかけてきた。両国の威信を懸けた対立となった。重臣たちは対策を立てられないまま議論ばかりを繰り返している。
ソンヨンは、以前清に留学していた頃に清の大使と知り合っていたことから、自分が何とか解決の糸口を見つけられないかと、恵慶宮(元、恵嬪)に外出の許可をもらいに行くが許可されない。
その頃チョン・ヤギョンは、解決策とはいかないが、時間稼ぎにある方法を考えつく。果たしてその方法とは?

それにしても、サンは信頼できる人物だと判断すると、知り合った時間の長さに関係なく全幅の信頼を寄せる。それが彼の天才的な人材登用力であり魅力でもあるが、また同時に危ういところでもある。ホン・グギョンがその犠牲者といえば、サンに気の毒だろうか。

【第70話:王族と認められて】
チョン・ヤギョンが考えついたのは、過去の事例を根拠に皇帝の勅書を要求してその間に、罪人たちの余罪を調べようと言う“時間稼ぎ作戦”だった。しかし、大使は皇帝の代理権限を持っており、この作戦は失敗に終わった。
いよいよ頼みの綱はソンヨンだけ。さすがの恵慶宮もソンヨンの外出を認めざるを得なかった。

ソンヨンは清の大使に面会に行くのだが、なかなか会わせてもらえない。このときのソンヨンの毅然とした態度をお見逃しなく。すでに王族の風格が感じられる。しかし、面会は他愛もない話だけで終わった。落胆するソンヨンに、大使から側室になったお祝いにと、1枚の絵がプレゼントされる。この絵にはとても祝詞とは思えない言葉が記されてあった。結局これが決め手となって、サンは危機を乗り切る。果たして祝詞に込められた意味とは?ドラマで確認しよう。

ところでチョン・ヤギョンは、相変わらず人懐こい笑顔でサンたちを癒してくれる。今回はテスとの絡みに注目しよう。あまりの武芸下手にとうとうテスからの特訓を受ける羽目になったヤギョン。弓の手ほどきを受けるも矢は的にも届かないありさま。焦れたテスが、ヤギョンの弓用のベルトを締めなおしてあげるあたりは、まるで頼りない弟としっかり者の兄のよう。そんな2人を笑顔で見守るサンが、またひとついたずらを考えた。一向に弓の上達を見ないヤギョンに“流刑”を言い渡すのだ。さて、ヤギョンどこに流されるのだろう?

ヤギョンの登場でにわかに明るくなったドラマだが、視聴者が喜ぶ吉報がもうひとつある。清国とのトラブル解決で手柄を立てたソンヨンを、ヒョイ王妃は誰よりも喜び褒め称える。そしてそこでソンヨンは懐妊したことを報告する。ここがソンヨンのエライところだ。直接サンに報告するのではなく、懐妊が確実になったところで正妻に先に報告する。こうくれば正妻だって側室がかわいいだろう。ヒョイからソンヨンの懐妊を聞いたサンの喜びようをお見逃しなく。ソンヨンの元にやってきたサンが、片時も離れがたいようにソンヨンを抱き寄せる姿も要チェックだ。
皆がソンヨンの懐妊を喜ぶ中、母の恵慶宮だけは祝いの言葉さえない。これにはいくらなんでも酷い、とばかりにサンが直談判。すると、その場にソンヨンも登場。恵慶宮が呼びつけたのだ。2人を並べて、果たして恵慶宮は何を告げるのだろうか?70話ラストをお見逃しなく。

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  ※ NHK BShi「イ・サン」番組サイト 画像:(c)2007-8 MBC

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