「馬医」第21話あらすじと見どころ:スッキの恋心とチニョンの切ない想い…治腫庁再建!灯籠祭りって?

2015年02月20日11時30分ドラマ
(C)2012-13 MBC

前回の第20話で、クァンヒョンの診断が正しかったことが証明され、粛宗は快方に向かった!そしてクァンヒョンに命を救われた寡婦のウンソは、イ・ミョンファに気を付けるようにとの言葉を伝えた…今回は、ついにスッキ王女がクァンヒョンに思いを告げることを決心…「馬医」第20話のあらすじと見どころ紹介、予告動画はYoutubeにて視聴できる。
(以下、NHKBSプレミアムにて2013.07.07~2014.6.29放送時に紹介したものです)



【「馬医」を2倍楽しむ】でこれまでの全話の詳しいあらすじと見どころを紹介しているので、あわせてチェックすれが、これまでの回を見逃した方も十分間に合う。あらすじを読んでもドラマが楽しめるように配慮していますが、先にあらすじを知りたくない方は、豆知識赤字の見どころを先に呼んで、ドラマ視聴後の確認、または見逃した時にあらすじをご覧ください。

■第21話「切ない想(おも)い」
クァンヒョンに命を救われた寡婦のウンソは、クァンヒョンの危機を察して、ミョンファンに気を付けるようにと忠告。詳しく事情を聴こうとするが、彼女はこれ以上のことは話せないと、口をつぐんで帰っていく。起死回生を狙うミョンファンは、亡き友カン・ドジュンの財産をわがものにするには、ソンハとチニョンを婚姻させるしかないと判断。しかし、ソンハは無理強いをすることを拒み、ミョンファンは思うように事が進まずいらだつ。

一方、医官採用試験に合格したテジュは、王の診断で正しかったクァンヒョンでなく、自分が合格するのは妥当な措置ではないと、合格者の見直しを自ら訴える。見直しができないなら、採用を辞退すると告げる。そして、クァンヒョンには「お前に勝つ機会がなくなるからやめないで、必ず医師になってほしい」と告げる。そんなテジュにクァンヒョンは礼を言う。二人の頼もしい弟子を見てコ首医は新たな改革を進めることに。それは、多くの人の命を奪う“腫気”の治療のため、閉鎖されていた治腫庁(チジョンチョン)を再建すること。高価な薬を買えない平民のために、外科的な鍼(はり)治療の研究を進めるのだ。

そんな中、スッキ王女は、冬至の日に行われる灯籠祭りでクァンヒョンに告白すると決意。協力を求められたチニョンは、身分などにこだわらず、自分の想いに正直なスッキ王女を複雑な心境で見つめる。そんな事情を知らないクァンヒョンは、チニョンから祭りに誘われ有頂天に!筋書き通り偶然を装いクァンヒョンと出会ったスッキ王女だが、告白の寸前、大妃の姿を見かけ、クァンヒョンも自分に好意を持っていると勘違いしたまま離れ離れに…。スッキ王女を探すクァンヒョンは、チニョンと出くわし、靴が破れた彼女にかつてヨンダルにしてあげたように、自分のわらじを履かせてやる。二人はお互い子供の頃のことを思いだすが、探しにきたソンハに連れられチニョンは家へ。ミョンファンは帰ってきたチニョンに激怒し、ソンファとの婚姻を命じる。

翌日、恵民署では早速チニョンとソンハとの婚姻話で持ち切りになる。ミョンファンは王にも二人の婚姻を報告する。一方、クァンヒョンの身辺調査をしていたインジュは、探していたドジュンの息子がクァンヒョンだと確信し、クァンヒョンと向き合う。

秀才テジュが潔い。これからクァンヒョンと言いライバルになれそうだ。そんな頼もしい二人の弟子を見て、コ首医が次のステップへと進み出る。すっかり元のように、いやそれ以上の親しい関係になったクァンヒョンとチニョン。仲良く言い合いする二人を見つめるソンハが切ない。これほど人品優れたソンハでさえ、身分制度は絶対と思ってしまう、当時の朝鮮儒教教育が怖い。

前回の20話では、「クァンヒョンの治療が正しい」と主張するチニョンに対して冷静な態度を保ったスッキ王女だったが、兄である王、顕宗が全快した後、宮中でクァンヒョンを見つけた時には、大妃たちの前だというのも忘れ、思わずクァンヒョンに抱きつこうとしてしまった。そんなスッキが、ついに告白を決心!王女はどんな段取りをするのか?そしてそれを手伝うチニョンの様子に注目しよう。それにしても灯籠祭りでのみんなの吐く息の白さに韓国の厳しい冬の寒さが想像できる。ソンハの迎えが後少し遅ければ、クァンヒョンとチニョンはお互いが捜している人物が目の前にいることが分かっただろうに…。

今回コ首医が撲滅を目指して研究を再開した“腫気”とは、皮膚に発生する細菌感染症のこと。現在のような衛生面が望めない当時は、これが原因で命を落とすこともめずらしくなかった。また今後のストーリーでキーアイテムとなるのが"治腫指南"。これは、膿腫=できものを鍼外科術で治すための専門医書。これについては38話詳細詳しく紹介している。


■豆知識:灯籠祭り
ところで、灯籠祭りで空に昇る風灯や花火、夜店のシーンが登場したが、同じくイ・ビョンフン監督作品の「トンイ」の第4話「イ・サン」の第32話でも登場する。
美しい風灯が空に昇る儀式だが、「燃灯祝祭」という仏を供養するしきたりの一つで新羅時代から始まった。詳しくは【「新羅王国」豆知識】の街頭項目を参照されたい。

kandoratop 【作品詳細】 【「馬医」を2倍楽しむ】

NHK「馬医」番組公式サイト
YouTubeポニーキャニオン「馬医」予告動画
 2014.09.27~2015.09.12  08:30-09:30 再放送(BSP)
 2013.07.07~2014.6.29 21:00-22:00(BSP)