ライバル出現?!猫と名乗る女盗賊の真実!木曜時代劇「鼠、江戸を疾る」第5回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2014年02月06日09時45分ドラマ

2月6日、NHKのドラマ「鼠、江戸を疾る」は第5回「怪盗<猫>あらわる」を放送、盗みに入った次郎吉(滝沢秀明)は同じような黒装束に身を包んだ女と出会う。その女こそが、鼠小僧に次いで新たな江戸の噂となっている「怪盗・猫」なのだった。屋根の上で出会った「猫」の喉元にホクロがあるのを次郎吉は認めた。ある日、次郎吉は小さな女の子に乱暴しようとする酔っ払いを見て助けようとするが、それよりも早く女の子を助けに飛び出した女がいた。それは大店の豊後屋に仕えるお里ということだったが、お里の喉元にホクロがあるのを次郎吉は見逃さなかった…。

【第4回「姉妹の願い」あらすじ】
ある夜、鴻山藩へ盗みに入った次郎吉は、藩主の横で泣きながら横たわる娘に声を掛けられた。娘は側室のお松(石橋杏奈)といい、元は棟梁の娘だったのを無理に連れてこられたのだった。お松は、藩主は一度寝ると朝まで目が覚めないと次郎吉に告げ、枕元の千両箱と共に一通の手紙を託す。自分の大切な人への伝言だと言ってお松は次郎吉に父親へ手紙を渡すよう頼み、見逃すのだった。次郎吉が無事盗みを終えて屋根伝いに帰る途中、今度は屋根の上をふらふらとさ迷う娘に出会う。驚いて様子を伺う次郎吉だったが、声を掛けると娘は突然倒れてしまう。屋根から転げ落ちそうな娘の手を必死で握りしめるが、そのために盗んだ千両箱を屋根から落としてしまう。そのうち娘を探しに着たらしい一行が通りに現れ、騒動になる。通りから見れば、娘の体が屋根からぶら下がっているように見えるのだった。気を失っているのは鳴海屋の娘・お園(佐津川愛美)で、鳴海屋の手代・文助(河合郁人)が高所恐怖症ながらも火の見の梯子に上るものの足がすくんで動けないでいた。屋根の上で文助と言葉を交わした次郎吉は、お園が眠ると歩き回る病に掛かっていると聞かされる。やがて店の物が屋根の下に布団を積みあげたのを察し、次郎吉はお園の手を放す。驚いた文助は慌てて駆け寄り屋根から飛び降りた。とっさの文助の行為に、どうやらお園に気があるようだと気付いた次郎吉だったが、落とした千両箱は騒ぐ人々の真横に散らばっており、諦めて帰るしかなかった。
翌日瓦版では鼠小僧が人助けのために千両箱を落とした噂で持ちきりであり、義賊としての名声はいよいよ高まるのだった。お園は自分の病が表に知れて恥ずかしいと嘆く一方で屋根から落ちた文助を案じるが、借財のため金貸しに身を売られる事が決まっているお園には思いが通じても為す術も無かった。次郎吉の家では、ふてくされる兄を見て冷やかしながら笑う小袖の姿があった。次郎吉はお園の事が気になり、病について訪ねようと千草(片瀬那奈)の元を訪れる。しかしそこには徳五郎(高嶋政宏)に連れられて診察を受けるお園がいた。お園の病が分かり記憶を取り戻したら鼠小僧の顔が分かるのにと期待した徳五郎だったが、さしたる成果は無くがっかりして去っていく。お園は千草に何か心中に不安があるのではないかと尋ねられるものの、真実を答えられずに去ろうとする。その時すれ違った次郎吉を見て声を上げるが、文助の足を見て欲しいと頼みこみ始めるお園に次郎吉はホッとする。一方、小袖は道場で広之進(京本大我)から、武家の間では鼠小僧が盗みに入ったのが鴻山藩だと発覚した事の方が話題になっていると知らされる。鼠小僧の侵入を許すほど警備が手薄と見なされるため、通常は武家屋敷に鼠小僧が入ってもそれはひた隠しに隠されるのだった。しかし鼠小僧が小判を落としたためにその侵入先が鴻山藩である事も発覚、上屋敷は大騒動だというのだ。次郎吉はお松の手紙を父・政五郎(まさごろう)に届けるが、そこで驚きの事実を聞かされる。お松は鳴海屋から養女にもらった双子姉妹の片割れで、お松はその後鳴海屋に生まれたため二人は実の姉妹だというのだ。そして事情を知る事になったお松とお園は、姉妹として人目を忍んで時々会っていたのだという。今回、お松が側室に召抱えられたことでお園とのやりとりが途絶えたのを心配して、是非お園に近況を伝えたいというのがお松の手紙だったのだ。
小袖の話に加え、徳五郎から鼠小僧の盗みは女中の手引きがあったらしいと聞かされた次郎吉は、お松の身を案じて再び鴻山藩邸に忍び込む。
お松は鼠小僧の一件で、藩主に拷問を受けている最中だった。忍び込んだ次郎吉が藩主を片付ける間、お松には叫び続けさせて周囲を誤魔化し、お松を外に連れ出す。続いて次郎吉はお園を訪ねるが、金貸しの家に連れられた後だった。慌ててお園を追う次郎吉だったが、忍び込んだ時には身を守ろうとしたお園が金貸しを殺めた後だった。次郎吉はお園が自分が鼠だと気付いたにも関わらず隠してくれたことを思い、今度はお園を助け出すと決意する。ようやく二人を救い合わせる事が出来たものの、方や鼠小僧の手引きを疑われ、方や金貸しを殺害した身。お園とお松は二人とも死ぬしかないと嘆くが、次郎吉は二人を救い出すために一計を案じる。
翌日、文助を介してお園の遺書が届けられた。無意識のうちに金貸しを殺害してしまった身を嘆き自害するとの内容だった。奉行所は病の故の過失と本人も自害と言うことで詮議を打ち切る。お松については、藩邸内で自害したと報告があったという。鼠小僧を知る二人の女が同時にいなくなったと悔しがる徳五郎だったが、その様子を遠目に見つめて安心する次郎吉の姿があり、それを見つけた文助はそっと感謝の眼差しを送る。時を同じくして、お遍路の姿に身を変えたお園とお松が、二人手を取り合って旅路についていた。

木曜時代劇「鼠、江戸を疾る」第5回は6日(木)よる8時から放送。第4回「姉妹の願い」はNHKオンデマンドにて配信中、購入期限は2月13日(木)まで。

鼠、江戸を疾る|NHK木曜時代劇
NHKオンデマンド|鼠、江戸を疾る

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