前回は女優の悲しい母性からの殺人事件を解いたが、今夜25日（火）放送のフジ「福家警部補の挨拶」第7話は、古家一行をゲストに迎え、犯罪学のスペシャリストで警察の捜査手法も熟知した“教授”の犯罪に福家の追及が迫る「オッカムの剃刀」の前篇を放送！予告動画は番組公式サイトで視聴できる。
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前回、女優の小木野マリは、同じく女優の柿沼恵美にスキャンダルで脅され、映画のオーディションを受けないように迫られた。マリは睡眠薬を恵美に飲ませて眠らせ、マンション下に落とした。マンションの部屋が密室だったことで、一時は自殺と思われた。しかし、テレビの下のレコーダーの検索ワードに「小野木マリ」の名前があったこと、新しいインスタントコーヒーの蓋だけが、他の瓶と違ってきれいにあけられていたことなどから、マリの犯行を疑った福家が、見事に密室の謎を解いた。恵美は屋上から落とされたのだった。
マリには過去空白の2年間があり、この間に妻子ある男性との子を出産し、施設に預けていたのだった。そしてその子が女優としてデビューし、恵美が子供に薬物を覚えさせ、スキャンダルとしてマリをゆすろうとしてのだった。マリは女優として活躍できるよう娘をスキャンダルから守ろうとして、恵美殺害に至ったのだった。

さて、今夜の第7話は…。
城北大学の近辺で、黒ずくめの服装で被害者を襲う強盗事件が多発。大学でも学生や教授に貼り紙をして事件に対する注意を喚起していた。そんなある日、警察のOBで同大法科学科特任教授の柳田嘉文（古谷一行）は、元教え子で同じ大学の講師、池内国雄（みのすけ）の研究室を訪ねる。柳田は、池内に弱みを握られ、脅されていたのだった。その夜、柳田は黒ずくめの衣装で池内を待ち伏せ、通り魔事件に見せかけ殺害。
警察は柳田の思惑通り、通り魔事件として捜査するが、福家は池内の所持品のキーリングに自宅とシールが貼られた1本だけがあったことに疑問を持つ。同じような鍵が犯人に盗られていたら？それが職場のものだとしたら？と、思い当たったのだった。しかしそれを柳田に話すも、柳田は何も盗られた様子はないと言うが…。

今夜放送の第7回のタイトルである「オッカムの剃刀」とは、「ある事柄を説明するために、必要以上に多くのことを仮定するべきでない」という原理・指針のことだそうだ。「オッカムの剃刀（Occam's razor）」という名前がついたのは、14世紀のイギリスの哲学者・神学者であるウィリアム・オブ・オッカム（William of Ockham）〔1285年～1349年〕が、論理的な思考として多用したことにちなむとか。果たして、犯罪学のスペシャリストでもある柳田教授の犯行を福家はどう見破るのか？2週続きで放送。
「福家警部補の挨拶」第7話は、25日（火）夜9時から放送。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

◇フジ「福家警部補の挨拶」番組公式サイト