老中に絡む不正事件と次郎吉・小袖の過去が明らかに!ドラマ「鼠、江戸を疾る」第9回予告と前回のあらすじ、オンデマンド配信-NHK

2014年03月20日10時00分ドラマ

3月20日、NHK木曜時代劇「鼠、江戸を疾る」は最終回「宿命の兄妹(後編)」を放送、次郎吉(滝沢秀明)と小袖(忽那汐里)の過去に、藩と幕府が絡む不正事件が関与しているのが明らかになる。無実の罪を着せられた鉢助が手にした秘密は、次郎吉兄妹の運命をも大きく変えようとしていた。

【第8回「宿命の兄妹・前編」】
ある日、次郎吉が見世物小屋の権一(羽場裕一)と語り合っていた。権一は次郎吉が生きていた事に驚き、「あの時の娘」を妹として共に暮らしていると知らされた…。
一方、蕎麦屋の常連たち(我が家)が青ざめた顔で騒いでいた。一年ほど前、同じ長屋の男を女殺しの罪で番所に突き出したのだが、その男が実は無罪で島流しから放免されたと知らされたのだ。男の名は鉢助(波岡喜一)。仁吉(村杉蝉之介)の娘が殺された時、その娘に思いを寄せていたという理由だけで長屋の連中に疑われ、番所に突き出されたのだった。鉢助の取調をしたのは徳五郎(高嶋正宏)で、犯人探しに熱心になるあまり厳しい取調を課し、苦しさから鉢助は自白をしてしまう。しかしその後別件で捕まった犯人が仁吉の娘殺しも白状し、鉢助の無罪が確定したのだった。
鉢助が去って空家のままの長屋には仁吉がしばらく住む事になり、鉢助に謝るために待ち続けたいと言うのだった。程なくして、蕎麦屋に汚れきった身なりで足を怪我した男がやってきた。その男こそ鉢助で、居合わせた千草(片瀬那奈)は治療院に連れ帰り手当てをしてやる。その夜、鉢助の長屋にいる仁吉が殺害されてしまう。長屋の連中はいきり立って千草のもとに身を寄せる鉢助を詰問した。恨んでいたからといって本当に仁吉を殺すことはないだろうと鼻息荒い住人たちに千草は鉢助の無罪を証言し、鉢助に対して謝罪するべきだと叱り付ける。そこへ現れた徳五郎も、仁吉の刀傷は侍のものだと告げ、土下座して鉢助に謝罪した。それに続くように、はっとした長屋の連中も鉢助に謝るのだった。
徳五郎は鉢助に傷を負った訳を聞くと、島から出た直後、何者かに命を狙われたというのだ。その理由は、島流しの間に浜崎藩主で老中の松林 壱岐守(まつばやし いきのかみ)が朝鮮国との抜け荷に関与している秘密を知ってしまったからだろうと鉢助は告げた。島で知り合った侍に、鉢助は松林の不正に関する書状の在り処を聞かされていたのだ。同席して話を耳にした次郎吉は早速松林家の屋敷に忍び込もうとするが、同じく浜崎藩を調べようと付近をうろついていた徳五郎に侵入するところを見つかってしまう。
同じ夜、千草の屋敷で眠る鉢助を狙う男が現れた。それを予見していた小袖は鉢助を守って立ちはだかり、男と争いになった。しかし小袖は男の目元にある傷を見て過去が脳裏によぎり、不意に恐れをなして震え上がる。鉢助殺害に失敗した男は闇夜に去っていくが、小袖は動くことが出来なかった。
小袖は朝がきて、松林家の名前を思い出したと告げる。自分の両親殺害に関わったのが松林家であると思い出したのだ。殺害されたのは次郎吉の両親で自分はたまたまそこに預けられていたのだと、小袖は幼い頃の記憶をはっきりと思い出していた。

木曜時代劇「鼠、江戸を疾る」最終回は20日(木)よる8時から放送。第8回「宿命の兄妹・前編」はNHKオンデマンドにて配信中、購入期限は3月27日(木)まで。

鼠、江戸を疾る|NHK木曜時代劇
NHKオンデマンド|鼠、江戸を疾る

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