日本軍朝鮮出兵！そして淀（二階堂）再び秀吉（竹中）の子を宿す19日「軍師官兵衛」第42回あらすじと予告動画
朝鮮出兵を諸大名に命じた秀吉（竹中直人）は甥秀次（中尾明慶）に関白をゆずり官兵衛（岡田准一）に築城させた豊前・名護屋城に陣取った。当初、日本軍に勢いがあったものの徐々に戦況は悪化…そんな中、淀（二階堂ふみ）が再び秀吉の子を身ごもった！19日（日）「軍師官兵衛」第42話予告動画は番組公式サイトで公開。
岡田准一の静かなる演技が素晴らしい。軍師ともなれば感情の起伏をあらわにするのではなく、冷静沈着に物事を判断し最善の道を選ぶ…年齢をかさね、多くの戦を勝ち抜いた官兵衛の静かなる闘士が、感情を剥き出しにする秀吉（竹中直人）と対照的に描かれていて面白い。
竹中直人は大河ドラマで秀吉役を演じるのは今回で2度目。NHK大河ドラマ史上、同じ俳優が違うドラマで同じ役を演じるのは極めて珍しいらしい。竹中が最初に秀吉を演じたのは1996年に放送された「秀吉」で主役をはった。この時のキャスティングは、織田信長役が渡哲也、おね役が沢口靖子、淀役が松たか子、竹中半兵衛役が古谷一行。興味深いのが、幼い頃の石田三成（佐吉）役に小栗旬、成長した石田三成を演じたのが、今やハリウッドで大活躍の真田広之。そしてもうひとつ興味深いキャスティングが、「軍師官兵衛」で千利休を演じた伊武雅刀が、「秀吉」では黒田官兵衛（如水）を演じている。
今から18年前も、竹中直人はハイテンションで秀吉を演じていたが、現在も、昔と変わらず…いや、それ以上のハイテンションで秀吉を演じている。天下を取り、権力を握ってから人が変わってしまった秀吉の狂気に満ちた変貌ぶりを、見事に演じている竹中直人…。この俳優の芸の深さを改めて痛感させられた。
石田三成の幼少時代を演じた小栗旬も、現在31歳。現在放送中、フジテレビ月9ドラマ「信長協奏曲（コンツェルト）」で織田信長を演じている。こちらは、若き織田信長の物語なので、残念ながら黒田官兵衛は登場しないが、田原伝次郎（後の秀吉）役に山田孝之、竹中半兵衛役に藤木直人、徳川家康役に濱田岳、柴田勝家役に高嶋政宏と、こちらも興味深いキャスティングである。同時期にNHKとフジテレビとで戦国時代を描いたドラマを放送しているので、見比べてみるのも楽しい。
⇒フジテレビ「信長協奏曲（コンツェルト）」番組公式サイト
■前回のあらすじ
官兵衛（岡田准一）の活躍で北条を討ち破り、秀吉（竹中直人）はついに天下統一を成し遂げた。しかし、秀吉の野望は尽きぬことなく海の向こうの大陸をも、手中に収めようとしていた。おね（黒木瞳）や千利休（伊武雅刀）は秀吉に「国を疲弊させるだけだ」と苦言を呈するのだが、三成（田中圭）の策謀により利休は切腹を命じられてしまう…。官兵衛は利休を救おうとするのだが、利休は秀吉への謝罪を拒み、「齢七十、この世にやり残したことはない」と言って腹を切った。さらに、秀吉の弟・秀長（嘉島典俊）も、兄の暴挙に心を痛めながら、病で亡くなってしまった。これでもう、秀吉に異議を唱えることができる人間は、官兵衛以外いなくなってしまった…。
そんな中、目の中に入れても痛くないほど溺愛している秀吉の息子・鶴松が重い病気にかかり、息を引き取った。秀吉は、利休に切腹を命じたことを後悔し、天罰が下ったと嘆いた。鶴松を失った悲しみを打ち消すか如く、秀吉は民国攻めを諸大名に命じた。その第一歩として官兵衛に、朝鮮出兵のために豊前に城を建てよと命じた。
まるで糸の切れた凧のようになってしまった秀吉…。官兵衛は「黒田が豊臣家を支えねば、この国は滅びてしまう…」と将来を案じた。
■第42回「太閤の野望」あらすじ
秀吉（竹中直人）は民を手中に収めるため、まずは朝鮮出陣を諸大名に命じ、自らは官兵衛に築城させた豊前・名護屋城に陣取った。関白の座を甥の秀次（中尾明慶）にゆずり、自らは太閤となった。
破竹の勢いで朝鮮半島を攻め入った日本軍だったが、戦が長引くにつれ戦況は悪化。そんな中、淀（二階堂ふみ）が再び秀吉の子を身ごもった。
大河ドラマ「軍師官兵衛」第42回は10月19日（日）、総合よる8時から、BSプレミアムよる6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。またNHKオンデマンドでは見逃し番組として配信を行っている。
◇NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」
◇NHKオンデマンド「軍師官兵衛」視聴ページ
■見逃し配信
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