辛い子ども時代を過ごし心の傷を持つ俊介(三浦)NHKBS「キャロリング クリスマスの奇跡」あらすじと予告動画

2014年11月10日23時00分ドラマ

離婚寸前だという航平(鈴木福)の両親のことで敏感に反応する俊介(三浦貴大)…幼いころから俊介を知っている社長・英代(中田喜子)は、俊介が辛い子ども時代を過ごしたことを柊子に話す…有川浩原作NHKBS 11日(火)夜11時15分「キャロリング クリスマスの奇跡」大2話予告動画は番組公式サイトで公開。

12月25日クリスマス倒産することが決まった会社につとめる社員たちが、ある1人の少年の願いを叶えるために奮闘する物語「キャロリング クリスマスの奇跡」。その少年・航平を演じるのは「マルモのおきて」(2011)で一躍人気子役となり「コドモ警察」(2012)では主演をはり、映画化までされた鈴木福くん。2004年生まれで今年やっと10歳になった福くん。2006年NHK教育テレビで放送された「いないいないばあっ!」で芸能界デビュー。わずか10歳にしてもう人生の半分以上も子役として頑張っている福くんである。そんな福くんの特技、驚いたことにバリバリの古典芸能「お琴」であるのをご存じだろうか。福くんの母親が和楽器奏者で子ども向けの和楽器リトミック教室を主宰しているとのこと。母親の影響とはいえ、昨今「琴」を弾ける小学生はそういない。秀でた才能を持つ福くん、ぜひ琴の腕前を披露してもらいたい。

■前回「運命のカウントダウン」あらすじ
大和俊介(三浦貴大)が務める会社「エンジェルメーカー」が12月25日に倒産することが決まった。社長の西山英代(中田喜子)が夫を亡くしてから1人で切り盛りしてきた子ども服を作る会社だったが、この不況に勝てず廃業を決めた。俊介の母と英代が友人同士で子どものころから俊介をかわいがっていた。

会社廃業にともないに併設されていた学童保育所も閉鎖。そこで働く俊介の元恋人・折原柊子(優香)は実家がある新潟に帰ることになった。学童に通っていた小学生の田所航平(鈴木福)は、両親が離婚寸前。母親の転勤で年明けにはハワイへ行ってしまう。航平はなんとか両親に仲直りしてもらいたく、柊子にたのんで別居中の父・田所祐二(石井正則)が働く横浜の坂本接骨院に一緒に行ってもらうのだが、そこで借金取りの糸山(駒木根隆介)と石田(清水優)に遭遇。接骨院の院長・坂本冬美(長谷川真弓)の祖父が背負った借金の返済を迫られていた。横柄な態度をとる糸山と石井。緊迫したなか、航平は思わず俊介に電話をして助けを呼んでしまう。その場にいた接骨院の常連客・大嶽(ミッキー・カーチス)により、ひとまず退散した糸山と石井だったが、期日までに借金を返済しなければ立ち退かなければならなかった。

電話をしたことで俊介に、ナイショで横浜に行っていたことばバレてしまった柊子と航平。俊介は車で2人を迎えに来てくれた。
以前は付き合っていた俊介と柊子。一時は結婚まで考えた2人だが、俊介は結婚式に両親を呼びたくないと言った。そして幸せな家庭に育った柊子と自分とでは「辞書が違う」と言いい…結局別れることになってしまった。子どものころ、親からの虐待を受けていた俊介の心の傷は、まだ癒えていなかった…。

■第2話「ホントの気持ち」あらすじ
会社に黙って航平(鈴木福)を横浜に連れて行ったことがバレてしまった柊子(優香)。俊介(三浦貴大)は柊子が勝手なことをしたと責めた。見かねた社長の英代(中田喜子)は、俊介のおいたちを柊子に話した。俊介からそんな話しを聞かされていなかった柊子は俊介の苦悩に気づけなかったことを後悔する。
一方、俊介は航平が忘れていったノートを偶然読んで、航平が両親の離婚に責任を感じていることを知るのだが…。

ドラマ「キャロリング クリスマスの奇跡」(全8話)は有川浩自身が脚本に参加している。主演は三浦貴大、優香、鈴木福、阿部丈二、石井正則、ミッキー・カーチス、中田喜子ほか。第2回「ホントの気持ち」は11月11日(火)夜11時15分からNHK BSプレミアムにて放送。予告動画は番組公式サイトにて公開されている。

NHK BSプレミア「キャロリング クリスマスの奇跡」番組公式サイト

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