マリコ(沢口靖子)&土門(内藤剛志)が最強警察犬に敗北?沢口靖子主演「科捜研の女14」第5話あらすじと予告動画

2014年11月13日09時00分ドラマ

13日(木)放送のテレ朝「科捜研の女 14」は、犯行現場の靴跡痕などから、マリコ(沢口靖子)と土門(内藤剛志)は、国会議員の長谷部(河相我聞)を被疑者と断定し逮捕状を取るが、藤倉(金田明夫)は、警察犬による捜査のやり直しを命じ、警察犬は、長谷部は犯人ではない…、と答えを出した!二人は冤罪を作り出してしまうのか? 窮地に陥る二人にさらなる大きな事態が…第5話は、伊藤かずえ、河相我聞をゲストにおくる!予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

前回は、ごみ屋敷と化した町屋で起きた老婦人が殺害された事件を解決した。被害者は町屋の大家で、一時は物証からソーシャルワーカーの雅による犯行とも思われたが、被害者の女性の口中から蕎麦アレルギーの反応があったことと、ごみ屋敷の床下からもう一体の白骨化した遺体が見つかったことで、隣家の畳店の主人による犯行と分かった。白骨化した遺体は畳店主人の母親で、二年前に死亡。だが、死亡したことを役所に届けると年金がもらえなくなると考えて、主人は母親を生きていると見せかけて過ごした。しかし、熱心な雅が連日のように母親に面会に来るため、このままでは母の死がばれてしまうと、ごみ屋敷の床下に隠そうと考えたのだ。ところが、作業中に大家が入って来て、思わず近くにあった蕎麦がら枕で鼻と口を塞ぎ窒息死させたのだった。
前回は、もう一つごみ屋敷の住人にも焦点を当てた。事件当時、住人はごみが増えすぎて住めないと別の場所で寝食をしていた。そもそも彼女がごみ屋敷の住人になってしまったのは、ゴミ出しのことで大家に口うるさく注意されたのが原因だった。
他にも、痴呆の問題、ご近所付き合いなどなど、なかなか人には相談しにくい家庭の問題を描く展開だった。
NHKでは、今年4月に「サイレント・プア」というドラマを放送したが、まさに、前回は、「助けを求める術を知らない」「心から繋がっていることを感じられる人がいない」といった言葉に出せない“サイレント・プア”を描いていた。恵まれた環境にいる者にはなかなか気づかない「差し伸べてくれる手を握ることにも勇気がいる」ということを、ドラマを通して教えられた気がした。ソーシャルワーカーの雅に扮した安達祐実の、相変わらずの演技力に引き込まれた、見ごたえのある回だった。見逃した方は、本日、昼2時4分~2時59分まで同局で再放送するのでぜひ視聴を!

■第5話
大手ゼネコンの滋賀事業所所長・谷口健一が、京都市内の橋の下で刺殺体となって発見。谷口は以前、東京本社の部長だったが、彼が関わった京都市発注の競争入札で談合が発覚し、3カ月前に降格人事で異動してきたばかりだった。 マリコ(沢口靖子)たち科捜研のメンバーは、現場から犯人のものと思われる下足痕や毛髪などを採取、鑑定をはじめる。
件の談合を告発したのは、当選1回の若き国会議員・長谷部伸弥(河相我聞)で、殺された谷口と同じゼネコンに勤めていた過去があった。彼を調べたいという土門刑事(内藤剛志)に、藤倉刑事部長(金田明夫)は、議員の捜査には慎重を期すようにと釘を刺す。 
現場から採取した毛髪に長谷部のものはなかったが、マリコたちは犯人の下足痕と長谷部の靴底が、小さな傷跡までピタリと合致することを突き止める。また、下足痕に付いていた微物が長谷部の靴底からも見つかったほか、同じく下足痕に付着していた山椒の木の芽のDNAが、長谷部が事件の夜に食事を取った料亭の庭に生えているものとも一致した。出揃った証拠から長谷部の犯行を確信した土門は、藤倉に無断で逮捕状を取る。
だが、指紋を残さないよう手袋を着用していた用心深い犯人が、なぜ下足痕を残したのか!? その疑問が払しょくできない藤倉は、鑑識課の警察犬担当・香坂玲子(伊藤かずえ)に依頼し、警察犬“ジンクス”を使った“臭気選別テスト”を行うよう土門に命じる。
するとジンクスは、犯人の下足痕は長谷部の匂いとは違うと判断、何者かが長谷部の靴を履いて犯行に及んだ可能性が浮上する。鑑定は間違っていないのにもかかわらず、土門とマリコは冤罪を作りだすところだったのか…!?  がく然とする2人にその後、さらに窮地へと追い込む事態が襲い掛かり…!?

木曜ミステリー「科捜研の女」第14シーズンの第5話は11月13日(木)夜7時58分より放送。主演は沢口靖子、内藤剛志、若村麻由美、風間トオル、金田明夫ほか。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

テレビ朝日・木曜ミステリー「科捜研の女」番組公式サイト

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