離婚の原因は父の浮気!ショックを受ける航平(鈴木)NHKBS「キャロリング クリスマスの奇跡」あらすじと予告動画

2014年11月17日22時00分ドラマ

俊介(三浦貴大)柊子(優香)と一緒に父・祐二(石井正則)に会いに来た航平(鈴木福)。なんとか両親に仲直りしてもらいたいのだが父は航平に離婚の原因は自分の浮気だったと告白、航平はショックを受ける!有川浩原作NHKBS 18日(火)夜11時15分「キャロリング クリスマスの奇跡」第3話予告動画は番組公式サイトで公開。

有川浩原作『キャロリング』(幻冬舎)は、演劇集団キャラメルボックスで上演されることを前提に書かれたものである。2011年、有川浩原作・脚本「もうひとつのシアター!」(Theater劇団子)に客演した演劇集団キャラメルボックスの阿部丈二と有川浩が親しくなり、本作執筆に至る。有川はキャラメルボックスの座付き作家成井豊と構想を練り、さらに有川は劇団員とも面談をしてキャラクターを造りあげていった。2012年東京公演と神戸公演が行われた。

演劇集団キャラメルボックスは1985年、早稲田大学演劇サークル「てあとろ50’」出身の成井豊と加藤昌史らが結成。結成当時は社会人劇団として年に2公演行っていたが1988年よりプロとして公演を行うようになった。1989年には、俳優・上川隆也が入団。1995年放送された上川主演NHKドラマ「大地の子」で上川が注目されるようになると劇団観客動員数も増えた。2009年、上川隆也は退団するも、その後のキャラメルボックスは人気劇団となり、来年で結成30周年を迎える。
ちなみに舞台版で大和俊介を演じた阿部丈二は、ドラマ版で赤木ファイナンス社長・赤木守を演じている。

■番宣情報
「スタジオパークからこんにちは」総合・午後1時5分より放送
11月18日(火)広瀬香美(番組主題歌「運命のクリスマス」)
11月25日(火)中田喜子
12月2日(月)三浦貴大

■前回のあらすじ
会社に黙って航平(鈴木福)を横浜に連れて行ったことがバレてしまった柊子(優香)。俊介(三浦貴大)は柊子が勝手なことをしたと責めた。見かねた社長の英代(中田喜子)は、俊介のおいたちを柊子に話した。
俊介の母と英代は古くからの友人だった。俊介の母は夫からひどい暴力を受け、何度も俊介を連れて英代の家に逃げてきたこともあったという。英代は幼い俊介に「何かあったらここへ逃げてきなさい」とお金を同封したお守りを俊介に渡してくれた。
俊介が成長すると父の暴力も俊介に向けられるようになる。しかし、徐々に俊介の力が強くなり一方的にやられっぱなしではなくなった。俊介は暴力を受ける母を守るため、父と戦ってきたのだが…。母は俊介に「あなたがお父さんに逆らわなければこんなひどくならなかった」と、俊介を責めた。高校生になると、俊介への暴力もエスカレートし、とうとう警察沙汰になってしまうほど俊介は大けがを負った。それを機に俊介の両親は離婚したのだが、表向きは俊介の家庭内暴力のせいにし、母は夫の対面を守った。
その後、俊介の知らない間に両親は再婚してしまった。それ以来、俊介は両親と会っていない。縁を切りたいと想っていた。
柊子は、俊介がそんな過去を背負っていたことを知らずにいたこと、俊介の話を聞いてあげられなかったことを悔やんだ。「もしかしたら私は俊介くんから逃げていたのかもしれない」と…。

ある日、航平の母から学童エンジェルに連絡があり、航平が学童に忘れ物をしたので取りに行ったと連絡が入った。俊介は一冊のノートを見つける。つい中を見てしまったのだが…そこには「ワタル」という少年の物語が書かれていた。ワタルはケンカした両親に仲直りしてもらいたかった。そしてケンカの原因は自分のせいだと想っていた。この物語は、航平の気持ちそのものだった。忘れたノートを取りに来た航平、俊介に読まれたことを怒ったが俊介はよく書けているとホメた。以前、航平は父に連れられて図書館の「子どもの絵本教室」というイベントに参加した。そこで書いた物語を父が「個性的でいい」とホメてくれたという。だから、自分の気持ちを物語にして書けば両親に伝わる、奇跡が起きるんじゃないかと信じていると俊介に語った。

一方、借金取りの赤木ファイナンスでは事務員のレイ(中別府葵)が社長・赤木のデスクから1冊のノートを探し当てた。そこにはレイの父親が背負った借金が記されている。父が新たに背負った借金2000万円。返せなければ保証人にさせられたレイが返さなければならない。赤木は「今度はキャバクラなんかじゃ済まないぞ」とレイに言うと「その時は、赤木さんが最初のお客さんになって」と応えた。赤木はなんとしてでも2000万円を工面しなければならなかった。

航平は俊介に、自分一人で横浜へ行くと告げた。隠れて柊子に付き合ってもらうわけにはいかない。自分の責任で行くと言う。
その夜、俊介は柊子と会って話をした。自分の幼いころと航平を重ねて見る俊介…今の航平に必要なのは、かつての自分にとっての英代のように味方になってくれる大人だと。だから柊子がやったことは間違ってないと言った。
翌日、俊介は自ら車を出して柊子と航平を連れて横浜へ行った。もちろん会社にも、航平の母親にも内緒で。そして航平に「もしバレたらオレが無理矢理連れていったと言え」と航平に言った。

■第3話「すれ違う想い」あらすじ
俊介(三浦貴大)、柊子(優香)、航平(鈴木福)は、航平の父・祐二(石井正則)が働く横浜の接骨院へ行く。航平は父と母を仲直りさせたいのだが、祐二は離婚の原因は自分の浮気だったことを航平に告白した。
そこへ、借金取りの糸山(駒木根隆介)と石井(清水優)が再び現れるが、俊介がうまく追い払ってくれた。翌日、接骨院の常連客・大嶽(ミッキー・カーチス)が学童に尋ねてきて、航平に両親離婚阻止に協力すると話をもちかけてきた。

「キャロリング クリスマスの奇跡」(全8話)は原作者・有川浩自身が脚本に参加している。主演は三浦貴大、優香、鈴木福、阿部丈二、石井正則、ミッキー・カーチス、中田喜子ほか。第3回「すれ違う想い」は11月18日(火)夜11時15分からNHK BSプレミアムにて放送。予告動画は番組公式サイトにて公開されている。

NHK BSプレミア「キャロリング クリスマスの奇跡」番組公式サイト

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