前回は、1人のホームレスの言葉から、“司法取引”の危うい一面を描いたが、明日19日（水）放送の「相棒13」では、右京（水谷豊）と享（成宮寛貴）が、表面上は仲良く見える“ママ友”をめぐる不協和音が、驚がくの結末へと繋がっていく事件を解決！ゲストは岩崎ひろみ、第6話「ママ友」あらすじを紹介！予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

前回は、右京（水谷豊）と享（成宮寛貴）が留置場に留置された場面から始まった。
4日前、年末を温かい拘置施設で迎えようと、無銭飲食でわざと捕まろうとしたホームレスが、「5年前に殺人を犯した」と口を滑らし、店に居合わせた右京と享がこれを聞きつけ独自調査。その結果、享のかつての上司・堀江が5年前に関わった事件が関係していると判明。堀江は、強盗殺人の取り調べ中、別件の殺人事件の犯行についても尋問したところ、犯人が、自らあることを取引にやってもいない別件の殺人犯行も認めると持ち掛けたのだ。その取引とは、犯人が殺害現場から盗んだ高級ベビー靴下を盗品リストから外すことだった。高級とはいえ、たかがベビー靴下。堀江はこの取引に応じ、犯人は死刑が下され、2件の事件は解決を見た。
堀江は、右京たちがこれを捜査していると知り、捜査をやめさせようと、公務執行妨害で留置したのだった。ホームレスの体調が急に悪化し死亡。
二人は釈放され、右京はベビー靴下が娘へのプレゼントで、盗んだ靴下が孫へのプレゼントと知られたくないために、犯人がこんな取引を持ち出したと知った。

甲斐警視監（石坂浩二）は、この事件から手を引くように説得したが、右京はこれを一蹴。だが享は、「これ以上5年前の取引を暴くと、犯人の娘も悲しみ、堀江も警察を追われるばかりか警察の信頼も地に落ちる。そして他にもたくさんの余罪のある犯人が、この事件だけが無実だとしても死刑は覆らない」と父・警視監に諭され、正義をかざしてこれを追及することが正しいのか迷うが、結局、右京に従った。

結果、堀江一人に責任を押し付け退職に追いやられてしまった。だが、犯人の娘は、改めて父の嘘の証言が自分と孫を愛する為と気づき、甲斐に感謝の言葉を伝えた、という展開だった。

“司法取引”とは、裁判において、被告人と検察官が取引をし、被告人が罪状を認めるか、あるいは共犯者を法廷で告発する、あるいは捜査に協力することで、求刑の軽減、またはいくつかの罪状の取り下げを行う司法制度。
前回は、時に“正義”が残酷であるということと、“司法取引”が捜査はスムーズに行える反面、刑を軽くする為にありもしないことを訴える者も出る“諸刃の剣”になるということを考えさせられた。

■第6話「ママ友」
右京（水谷豊）と享（成宮寛貴）は、雅代(岩崎ひろみ)という主婦から奇妙な依頼を受ける。数組の家族で行ったバーベキューの最中に、一人の女性が突然、行方不明になってしまったという。バーベキューの参加者は近くの公園で知り合ったママ友４人とその夫や子供。消えたのは半年前に引っ越してきた広子（三輪ひとみ）という女性。彼女は写真を撮ると言って山に入るとそのまま戻らなかったといい、雅代はママ友の中に広子に危害を加えた犯人がいるのではないかと疑っていた…。
参加メンバーみんながバーベキュー中に撮っていたスナップ写真を時系列に沿って並べると、ママ友にはそれぞれ、会場から姿を消した“空白の時間”があった。

表面上は仲良く見えるママ友たちの裏にある危うい嫉妬や知られたくない秘密…ママ友をめぐる不協和音が、驚がくの結末へと繋がっていく！

「相棒」第5話の放送は11月19日（水）夜9時からテレビ朝日で放送。予告動画は公式サイトで視聴できる。
また、「相棒」preseason から season8 のブルーレイ化が開始され、11月26日よりseason3リリース開始する。その後、隔月ごとに来年2015年9月まで順次発売される。⇒商品一覧（amazon）

◇テレ朝「相棒season13」番組公式サイト

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