ヨンチョルの部下になることでヤン（ハ・ジウォン）を取り戻したワン・ユ（チュ・ジンモ）…今回は、相思相愛の二人のラブラブぶりと、タファン（チ・チャンウク）の悲しい失恋が描かれる一方で、いよいよワン・ユがヨンチョルの部下となるための手土産として、“混水模魚の計”を実行！第18話詳しいあらすじと「奇皇后」第19話「償えない罪」の見どころを紹介、MBC「奇皇后」サイトで関連動画が公開中だ。
※NHKにて2014年に放送した際に紹介した記事です。



【「奇皇后」を2倍楽しむ】には、2015年1月25日にハ・ジウォンを迎えて行われた公開イベントの再現レポや各話の詳しいあらすじと見どころなどをまとめてご紹介しているので、視聴の参考にどうぞ。

※高麗時代のドラマをあまり視聴されていない方やヒロインとなった“奇皇后”をご存じない方は、先にこちらの記事を読むことをお勧めします。
⇒「奇皇后」直前SP放送！ヒロインは＜シンイ＞の悪役キチョルの姉？高麗時代と実在した主人公紹介！
⇒高麗時代王朝系図

■キャスト　⇒相関図（NHKへ）
キ・ヤン/スンニャン役：ハ・ジウォン
ワン・ユ役：チュ・ジンモ
タファン役：チ・チャンウク
タナシルリ役：ペク・ジニ
皇太后役：キム・ソヒョン
ヨンチョル役：チョン・グクファン
タンギセ役：キム・ジョンヒョン

■第18話「嫉妬」詳細あらすじ
影絵会の後、タファンは嫉妬心を募らせ、今後一切ワン・ユに関わらないようヤンに命じた。だが、外に出たヤンは、待っていたワン・ユから「一緒に高麗に帰るか？」と訊かれ「はい」と涙ながらに即答。ワン・ユは、去ろうとするヤンを抱きしめた。その姿をタンギセが嫉妬に狂う目で睨んだ。
宮中で大量のネズミが発生し、先の皇帝の呪いが始まったというウワサが広まった。宮中でタナシルリとワン・ユが出会った時にもネズミが発生し、怯えるタナシルリをワン・ユは軽々と抱き上げ避難させ、これがますますタナシルリの勘違いを増長させた。

ワン・ユは「ヨンチョルが先の皇帝を殺したため、天が怒っている」と民衆の不安をあおり、怒りをヨンチョルに向けさせた。そんな折、ヤンの仕業で仏像が血の涙を流す事件が発生。これはワン・ユの耳にも入ったが、ヤンの仕業と知らない。ワン・ユは今が好機と、内心追い詰められているヨンチョルに接近し、「攻めに徹し過ぎた。権力を手中にしたのは、皇帝の祖父を裏切って得たと聞いた。絶対権力の下で育つ野望の恐ろしさ。同じ過ちをしないでください」と、ヨンチョルの失策を鋭く指摘した。
ヨンチョルはワン・ユの言葉に憤るどころか、ワン・ユから3つのことを学んだとタンギセに話した。ひとつは見えない敵を見逃していること、2つ目は強攻だけが策ではないということ、3つ目は今一番必要な人材がワン・ユだということ。タンギセは嫉妬をたぎらせ、ワン・ユの野心を暴こうと決心。

後日、宮中でワン・ユを見かけたタファンは、ヨンチョルの味方に付いたワン・ユを非難。ワン・ユは、タファンが権力を握ればタファンの味方に付くと言い捨て立ち去った。怒るタファンは、ヤンにどうするかと尋ね、ヤンは変わらずタファンにつくと約束するも、「ヨンチョルを失脚させた後には、ワン・ユを復位させてほしい」と願いでた。
そんな中、高麗村に潜入しているヨム・ビョンスがタンギセと会い、高麗村にチョンハギたちが来ていたこと、その後ネズミが消えたこと、そして宦官コルタの部下が先先帝の唯一の生き残りであるチョクホを探しに来たことを伝えた。タンギセは、これで今回の怪文書の犯人がワン・ユとヤンだと推察し、2人を捕まえる罠を仕掛けた。タンギセは、ワン・ユとヤンをそれぞれ別々に妓房に呼び出した。ところが、タファンが替え玉をたててヤンに同行。タンギセが殺害したコルタの部下の死体を、タンギセの部下が運んでいるところをペガンたちが目撃。タファンがヤンと同行したことを知ったペガンたちは、妓房へ急行。
タンギセは手はずどおりヤン一人を呼び出した。残されたタファンの元には、ヨンチョルが現れ、ありもしない血書を探そうとしたことを罪に問い、怪文書もタファンの仕業かと、恫喝。タファンは、父の遺書である血書は探したが、怪文書は自分の仕業でないと答えた。ヨンチョルは刀を振り下ろそうとしたが、そこに皇太后が現れ命拾い。

一方、呼び出されたヤンが向かった先には、タンギセとワン・ユがいた。罠だったと気付いたワン・ユとヤンは万事休す。そこにヨンチョルが登場し、タンギセはこの二人が怪文書の犯人だと報告。ここでワン・ユは一か八かの賭けに出た。堂々と、「せっかく助けようと進言したのに、この扱いは何か！」と言い放った。ヨンチョルは息子ではなく、ワン・ユのこ言葉を信じた。タンギセの頬を打ち、ワン・ユは九死に一生を得た。だが、ヤンはタファンを手伝った咎で連行されてしまった。
ワン・ユは、自分の部下にならないかと誘うヨンチョルに、ヤンの釈放を条件に部下になることを約束した。

■第19話「償えない罪」（赤字はドラマのみどころ）
ヨンチョルの命令でヤンが女官の職を解かれたと知ったタファンは、ワン・ユがヤンを連れ出すのを止めることができなかった。タファンは、ワン・ユへの対抗心を強め、ペガンに対し、ワン・ユとヨンチョルが結託した目的を探るよう命じる。そして、ヨンチョルだけでなくワン・ユも抹殺したいと口にする。
意識が戻ったヤンは、亡き父の部下プルファに、もう一度男の姿に戻ってワン・ユを助けたいと言った。ワン・ユは、敵と味方を見分ける方法をヨンチョルに提案。その方法とは混水模魚の計！麻酔入りの酒を使い、ヨンチョルに死んだふりをしろというものだった。
ノリゲを土産にホンダンとノ尚宮に会いに行くヤン。ヤンはそこで、高麗出身というノ尚宮から思いがけない話を聞く。
前回に引き続き、胸キュンのワン・ユVSタンファンで始まった今回は、ヨンチョルを味方につけたワン・ユに軍配が上がった。ひどい拷問で気絶したヤンを看病するワン・ユのたくましさの中に優しさが見える手の演技に注目。このワン・ユの手は、ドラマ中盤でもヤンをドキドキさせるのでお見落としのないように。今回は、ワン・ユとヤンのアツアツぶりをたっぷり堪能されたい。
そして、これまでいいところなしだったタファンが、ヤンを取り戻すために豹変する様子をお見逃しなく。中盤にタファンの“壁ドン”ならぬ”棚ドン”もある。
また、前半の高麗村の村長の動きや、後半のヨンチョルの華麗な剣舞にも注目しよう。

★豆知識：混水模魚（こんすいもぎょ）の計
ワンユの秘策の混水模魚の計とは、水をかき回して逃げる魚を捕まえることから、その場の混乱に乗じて利益を得ること。つまり、ヨンチョルを死んだことにして、その混乱時に真の味方か、裏切り者かを見分け、敵をもあぶりだそうという作戦。

◇韓国MBC「奇皇后」番組公式サイト

【作品情報】【「奇皇后」を2倍楽しむ】