長澤まさみ、毎日9時間の中国語猛特訓で監督越え!「ショコラ」舞台挨拶付き試写会を再現レポと写真で紹介!予告動画

2015年01月07日05時21分ドラマ

1月6日(火)都内で、台湾ドラマ「ショコラ」の【舞台挨拶付き試写会】が開催され、同作で初の海外ドラマに主演した長澤まさみ、台湾俳優のラン・ジェンロン、演出を手がけた台湾で活躍中の映画監督兼俳優の北村豊晴が登壇!取材したので再現レポでご紹介、胸キュンの予告動画がYouTubeで公開されている。

ショコラ「ショコラ」は、「ツルモク独身寮」などで知られる窪之内英策の人気同名コミックを実写映像したドラマ。日本育ちの音大生・千恵(原作では千夜子)が、亡き母の駆け落ち相手でケーキ店を始めた元ヤクザの組長とその仲間たちが暮らす家に乗り込んだところから始まる。まっすぐな千恵のひたむきさに、恋の勇気が貰えるロマンスと人情もののハートフルな物語。詳しくはコチラで紹介⇒ドラマ「ショコラ」詳細

(赤文字) はその場の雰囲気や記者の感想など。本人がしゃべった日本語や中国語は下線< >はステージの様子など。

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【舞台挨拶レポート】
<長澤まさみ、ラン・ジェンロン、北村豊晴監督登場>
長澤まさみは、透け感のある黒いレースのワンピースに、ハイヒールを合わせた大人っぽい姿。ラン・ジェンロンはノーネクタイのシャツに爽やかなカジュアルスーツ。そして、蝶ネクタイにおしゃれなハット帽をかぶった北村豊晴監督。(客席からは「長澤さん、とってもきれいだよ!」の男性の掛け声)
ラン:(日本語で)皆さんこんばんは。
ショコラ長澤:よろしくお願いします。(中国語で)長澤まさみです。よろしくお願いします。
監督:(なぜか、英語で) Hello , my name is Toyoharu Kitamura .頑張って英語しゃべってみました。(これには客席から笑)本日は雨天の中ありがとうございます。

MC:撮影は2年ほど前。台湾で5か月ほど滞在し、(中国語を)みっちりと訓練をされたとのこと。大変でしたか?
長澤:撮影開始当時は中国語を全く喋れなかったし、聞くこともできなかったので、セリフを丸暗記する形だったので、発音から練習を始めたんです。ピンイン(ピン音)と言って(発音記号のようなもの)それを覚えるところから…(日本語の)アイウエオから覚えることから初めて、結構長い間、2週間ぐらい毎日9時間位、勉強というか中国語に慣れる日々を送っていて、すごく大変な思いをしました。(毎日9時間は受験生でも辛い!)
割と監督もプロデューサーさんも厳しい人だったんで、ちゃんと喋らないと、撮影中も「もう1回!」という形で、何度もやり直して。言葉の発音は割と頑張ってやれたんじゃないかと思います。

MC:監督!結構厳しく言ったんですか?
監督:観た人間が、僕も台湾に17年いるんですが、僕より上手いと言われました。抜かれました。(笑)

ショコラMC:台湾での生活は?
長澤:食事は、台湾料理が美味しくて、何不自由なく、日本の食べ物が恋しくなることもあまりなくて。というのも、ちょっと台湾料理って日本料理に似てますよね。出汁を使っているようで、煮物料理とかは日本料理と変わらない感じで、優しい食べ物や力になる食べ物までたくさんあって、本当に食べ物は天国でした。
後、台湾人の方は本当に日本人に優しく接してくださるので、同行したスタッフさんと「みんなに支えられてるね」と話しながら、あまり不自由はなかったですね。(美しい長澤さんだから余計優しくしたのかも?)

MC:文化で日本との違いは?
長澤:台湾の方が本当に日本を好きで、日本の良さを逆に教えてくれる感じで、台湾の文化に戸惑うというのは…撮影の仕方で戸惑うことはありましたが、文化の違いにびっくりすることはなかったように思います。

MC:日本語で話しかけられることは?
長澤:日本語で話しかけられるというか、中国語の場合は、カタカナも中国語に代わるので、“まさみ”も漢字の当て字を使うので…何を言いたかったのか(ここで天を仰ぐ長澤。笑) そういうのが面白いし、中国名の「ヤーメー」と話しかけられることがありました。はじめはなじみがなかったので、(長澤のことを)知っている方もいるんだと驚いたりしました。

ショコラMC:ランさん。やはり美男ですね。(大照れのラン・ジェンロン)長澤さんとの共演ではサポートもされたとか。具体的には?
ラン:サポートなんておこがましいです。やはり、俳優同士、できるだけのことをしたいなと思いました。もし僕が1人で日本に来て、日本のドラマや映画に出演したとなると、言葉の面でのプレッシャーが大きいと思います。ですから、その気持ちを察しながら、一緒に俳優同士頑張りました。でも、現場ではできるだけ長澤さんを静かにしてあげて、集中できるように心がけました。
MC:性格まで美男ですね。(笑)長澤さんの中国語は?
ラン:監督より上手いですね。(笑)監督とお会いして10年たちますが、監督の中国語は上達してないですね。(監督、タジタジ…)
MC:劇中でも、「千恵の中国語が上達したな」という言葉がありましたが、長澤さんも撮影中に上達した感じですか?
ラン:進歩なんてものでなく、撮影が終わるたびにその進歩に感激していました。
MC:今度、ランさんが日本のドラマに出演する時は、長澤さんがサポートしてくれると思いますよ。(ラン、長澤にお願いの会釈、笑)

ショコラMC:監督は台湾で18年目を迎えますが、中国語は難しいですか?
監督:18年やっていますが、未だに通じない、うまく言えないことがあって。たぶん、(中国語が)分からない人が聞くと、僕の中国語はめっちゃ上手いと聞こえると思いますが、実際は、アグネス・チャンが日本語しゃべるくらいの程度。(笑。アグネス・チャンは、1955年8月20日生まれの香港の歌手。1970年代、「ひなげしの花」などで日本でも活躍。その後、日本ユニセフ協会大使やエッセイストとしても活躍)
MC:たとえが少々古いですね。
監督:今なら…キャラ?(いえいえ、それは韓国のガールズグループのKARA=カラです。笑)もう18年。浦島太郎だと思ってください。日本に来て白ごはんがおいしくて。昨日もお腹いっぱいになってから、一蘭のラーメン食べて、お代わり半チャンしました。(笑)

ショコラMC:長澤さん、ランさんの人気はどうでしたか?(ここで、長澤と監督が同時に答えようとしてワチャワチャ…)
長澤:地方での撮影中、中学生のファンがいましたね。若い子にも人気があって、大スターなんだなと思いました。
監督:でも、基本的にいつも怖い顔をしていて、みんな声をかけづらいというのはあるんです。(笑)
ショコラ長澤:目力があるからね。(さすが、ナイスフォロー)
MC:普段、怖い顔していると言われましたが…。
ラン:そうですね。あまり、社交的でもなく、幼い頃からそういう性格でした。僕を知らない人からは、近づきにくいと言われるんです。僕はシャイな方で、自分から進んで話をするタイプではないんです。
MC:役柄的には(本人に)近しい部分があったのかもしれませんね。
ラン:うん。(「シャイでイケメンはめっちゃモテる」とはMC談)

ショコラMC:台湾での撮影で、教えてもらった台湾語は?
長澤:基本は北京語が話されているんですが、もともと台湾語があって、親分マイ・ソンチ―役のマー・ルーロンさんが、いろいろ台湾語を教えてくれるんですが、覚えたのは「カオヤオ」というスラングを教わりました。「うるせぇ」みたいな意味の言葉で、本当はあまりたくさん口にしてはいけない言葉なんですが、それを私が言うとみんなが笑うので、リラックスできました。(笑)

MC:日本の原作ですが、演じるにあたって気を付けたのは?
長澤:「ショコラ」というドラマは、日本でも昼ドラであって、観たことがありました。(2003年5月26日~7月25日までTBS昼ドラマ「ドラマ30」で放送された)作品的にも好きな作品だったので、可愛くポップな作品でありつつ人情を描いた作品でもあるので、その部分が台湾の人にも受け入れてもらえるのではないかなと。その中で出て来る家族愛や仲間愛、恋愛だったり…“愛”というテーマをすごく大切にできればなと思って、演じていました。
MC:本当に人間臭い人がたくさん出て、人間愛を感じました。

ショコラMC:ランさんは、どの様なところに気を付けて演じましたか?
ラン:やはり、日本のコミックが原作ということで、漫画の中の人物と、現実のキャラクターとどうバランスを取ればいいのか、最初はちょっと戸惑いましたが、監督はそのあたりのバランスをすごくうまくとってくれて、気楽に観られる素晴らしいドラマにしてくださり、監督にはとても感謝しています。
長澤:監督が、「ブルーさん(ラン)。本当はそんなこと思っていないんじゃないかな?」って…。(監督、いたずらっ子のような笑い)
ラン:実は、北村監督はもともと漫画チックな監督で…。僕は割と正常な役者なんで。漫画チックな部分と正常な部分とうまくバランスを取ってやれたんじゃないでしょうか?
MC:化学変化が起きたんですね。
ラン:そうですね。撮影現場で、あまりにも演出が漫画チックになるとき、周りの人に止められていました。(笑)

ショコラMC:監督はどのようなことを考えて作り上げましたか?
監督:僕は、漫画を意識して…。先生の漫画は絵がきれいなんです。それで服装とか、役者選びは漫画を見て、こんな人が欲しいと。できるだけ、設定は漫画の設定にして、内容はドラマになっていますが…。(漫画があると)参考書があるみたいで、みんなに伝わりやすいですね。
MC:笑えるところが随所にあって。特に、みんなで聖書を読み上げるところが好きでした。(爆笑)
実は、今日、現作者の窪之内先生に来てもらっています。どうぞ。(拍手。長澤たち3人にはサプライズ) -再現レポ後半へ続く-

 【再現レポ後半(原作者登場)】 【ドラマ「ショコラ」詳細】

■「ショコラ」作品紹介
2015年1月7日(水) よりTSUTAYA だけでレンタル開始
DVD-BOX1 2015年1月16日(金)/ DVD-BOX2 2015年2月4日(水)
各¥15,000(税抜)
発売元・レンタル販売元:カルチュア・パブリッシャーズ セル販売元:エスピーオー
© Comic International Productions Co.,Ltd. ©Eisaku Kubonouchi/Shogakukan Inc

「ショコラ」、胸キュン必須の本編予告映像



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