草彅剛版「銭の戦争」オールキャスト出演の納得の結末!15.4%最高視聴率の最終回見逃した方のためにあらすじと関連動画

2015年03月19日01時44分ドラマ

草彅剛でぜひ続編を!17日、15.4%と番組最高の視聴率で富生(草彅剛)の復讐劇は有終の美を飾った!番組サイトの予告動画は配信終了したが、フジオンデマンドおよびGYAO!ストアにて全話配信している。見逃した方のために韓国版とは違った最終回のあらすじを紹介しよう。番組サイトでは、本作DVDBOX、ブルーレイの7月15日発売を記念してブルーレイBOXを抽選で10名にプレゼント。応募は番組公式サイトに3月24日(火)ひる12時までとなっているので、今すぐチェックを!

ドラマ序盤の強烈なシーンなどはほぼ原作通りながら、日本版ではオリジナルキャラクターである弟(韓国版は妹)との絡みがクローズアップされたり、富生が金の亡者となりかけながらもブラックジョークで人を助けたり勇気付けたり…原作本および韓国の名優パク・シニャンが演じた韓国版主人公とは全く違う草彅剛オリジナルのキャラクターを見事につくり上げた。また、韓国ドラマ版の悲劇的な結末に比べて日本版は爽やかさとゾクッとする富生の怖さをないまぜにして、思わず「続編が見たい!」とうならせる結末だった。

ビデオリサ―チ、関東調べでは初回2時間スペシャルを14.1%で好スタート。以降も第2話11.9%、第3話12.1%、第4話13.1%、第5話12.6%、第6話11.9%、第7話14.4%、第8話12.6%、第9話14.0%、第10話(15分拡大)13.9%と安定した推移を見せ、最終回はぐんと跳ね上がった15.4%。ドラマ低迷の昨今、15%超えは立派!
ドラマのヒットは主人公の魅力と草彅剛の熱演によるところが大きいが、本作は脇を固める登場人物も際立ち、演じた俳優陣が誰一人としてハズレがなかった。最終回はそんなオールキャストで銭の戦争を終わらせた。

■最終回あらすじ
未央(大島優子)を助けに向かった先で 赤松(渡部篤郎)から未央と引き換えに20億円を返すよう迫られた富生(草彅剛)は、一日の猶予をもらった。だが富生は、全額返したところで赤松の怒りを鎮めることができないと考えた。そこで二度と富生たちに関わりたくないと思わせる方法を考え、再び灰谷(中林大樹)と桃子(朝倉えりか)に手伝いを頼んだ。
灰谷にはITの知識を生かして発煙筒のスイッチを入れる仕掛けを頼み、桃子には客を装って赤松金融に盗聴器を仕掛けてもらった。

一方、20億円が手元に戻ることを確信した赤松は、青池ファイナンスの出資者の一人に接触し、経営が会長・早和子(ジュディ・オング)から梢(木村文乃)に代わるなら出資金を引き揚げるように、とプレッシャーをかけさせた。そして赤松も梢に、早和子の保釈金5億円を援助する代わりに自分を青池ファイナンスの役員に加えるよう持ちかけた。
その後梢を訪ねた光太郎(玉森裕太)は、得意の分析力でホワイト化学の社員を雇用することの優位性をまとめ上げ、世代交代を口にする梢に、自分がホワイト化学に入社してこれまでの研究を役立てるから社員全員を残してほしいと頼み込んだ。他の子会社を手放してもホワイト化学は残したいと考える梢は、光太郎の提案を受け入れた。
だが、マスコミからは会長の脱税と贈賄のスキャンダルのことで追いまわされ、役員たちからは会長の保釈を何より優先すべきと迫られた梢は、悩んだあげく赤松を役員にするという誓約書を書くしかなかった。だが、早和子が保釈されたとの知らせが舞い込んだ。5億円を出してくれたのは紅谷(津川雅彦)だった。かつて早和子はホームレスだった紅谷に1万円札を恵んでやったことがあったのだ。早和子を「いい金貸しだった」と言う紅谷は、その時の恩返しとして5億円を出したのだった。

その頃、富生が20億円の受け渡し場所に指定した赤松金融では、赤松が約束の時間をカウントダウン。ところがやってきたのは富生ではなく東京国税局の職員だった。堂々と対応する赤松だったが、その時クローゼットから煙が!あわてて秘密の階段を駆け下りた赤松が見たのは発煙装置。金庫の中には約束通り20億円が戻っていた。盗聴器で事務所が空っぽになる時間を知り、灰谷と桃子が運び込んだのだ。
20億円をみて思わずニンマリした赤松だったが、それは国税局の職員にも知られてしまった。これこそが富生の作戦。約束通りに20億円は返したが、赤松を脱税と出資法違反で逮捕に追い込んだのだ。「もう少しで、あんたのようになるところだった。稼いでも稼いでも足らない。金の虜になった人間は、いつか金に食いつぶされる」という富生に、「逮捕されても、それ以上の金を稼いでやる。金となら喜んで心中してやるよ。おまえも一緒。金を稼ぐ以外にしたい事なんてないだろう」と豪語した赤松。この言葉が富生の心に突き刺さった。

未央と一緒に紺野家に戻った富生は、これから何をしていいのかわからないと抜け殻のよう。そんな富生に「今も見返ししてやりたい人はいるか?」と聞き、謝罪してくれた人たちの顔を思い浮かべ「いいえ」と答えた富生。「復讐は終わった。君の人生を取り戻したんだから…」と言う紺野の言葉に救われた。

翌朝、早和子が保釈されたことを知って青池ファイナンスへ向かった富生が見たのは、大勢のマスコミに取り囲まれた早和子と梢。自ら退いて梢を社長にするという早和子に、相変わらずワンマン経営だと非難の声が上がるなか、大きな声で早和子が父の会社を乗っ取ったと非難したのは富生だった。だが、富生の眼は梢に合図を送っていた。梢は、会長の自首は内部告発がきっかけで、それをしたのは自分だと告白。孫娘が会長を追い落したということでマスコミの論調が変わった。
マスコミが退散した後、早和子は初めて富生に謝罪し、梢は、自分が鬼になることでピンチを切り抜けられることを教えてくれた富生と固い握手。二人は決別した。

富生は、ホワイト化学を取り戻せなかったことを少し回復した母に詫びた。「ありがとう。もういいから」ととぎれとぎれの母の声。その後、作業服姿の光太郎がホワイト化学のみんなに迎えられている様子を確認し、安心して立ち去った。
無事に就職できた未央を昼休みに呼び出した富生は、あらためてこれまでのことを感謝。今後のことを気にする未央に、赤松とは違うやり方で金貸し業を続けるかもしれないと答え、会社に戻ろうとする未央を呼び止め強く抱きしめた。「今夜は3人でお祝いしよう」と言う未央に富生は答えなかった。
不安に駆られながら帰宅した未央は、荷物がなくなっている部屋で富生が出て行ったことを知った。机の上のノートには、「よくできました」のハンコが最終ページまで押してあり、最後に「ありがとう!」と500円の絵が描いてあった。未央はそのノートを胸に号泣。
そのころ富生は、父が自殺した場所で父が削ったキャッシュカードを投げ捨て復讐にピリオドを打った。

紅谷は行きつけの喫茶店で富生からだという封筒を受け取った。その中には19万円と「残りの1万円はまだ借りときます」のメモが入っていた。かつて無期限で倍返しを約束して貸した10万円のことだと納得し笑みがこぼれた。一方、留置場の赤松は懲りていない様子。

時は流れて…20億の金が積んである隠し金庫の中、札束の匂いにうっとりする赤松…ではなく、富生がいた。

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