2匹の龍が帰る家…生田斗真×小栗旬「ウロボロス この愛こそ、正義。」最終回見逃した方のためにあらすじと関連動画

2015年03月21日00時21分ドラマ

イクオ(生田斗真)と竜哉(小栗旬)に突きつけられた壮絶な事実…美月(上野樹里)はイクオとの未来を望んだが…結子先生(広末涼子)殺害事件に決着をつけた2人が帰るところは本当の安らぎの場…。TBS金曜ドラマ「ウロボロス この愛こそ、正義。」3月20日最終回を放送。TBSオンデマンドにて全10話配信中。

なんと切ないドラマだったことか…。最終回放送終了後、Twitterには「涙を流した」「マジ泣けた」「感動した」「切ない」というツイートの嵐となった。イクオ(生田斗真)と竜哉(小栗旬)にとって「まほろば」はスイートホームであり、結子先生は母であり、姉であり、初恋の人だった。最後に「まほろば」に戻った2人、それを待っていた結子先生…まるで「フランダースの犬」の最終回、ネロとパトラッシュが天国に召されたシーンを思い出してしまった。イクオと竜哉の魂が、結子のもとへ帰れたことは2人にとって本当の幸せだったのだろう。2人が結子先生のオムライスを食べるシーン、涙なくして見ることができなかった。
物語のラストで美月のセリフ「2人が貫いたその“愛”は正義だったんですか」これこそがまさに、ドラマのサブタイトル「この愛こそ、正義。」なのだ。

女性の美しい歌声が印象的な劇中挿入歌。「ウロボロス」公式Facebookによると音楽担当の木村秀彬氏が作曲し、ENAというプロのボーカリストが歌う「No one」という曲。英語で歌われているのだが、ドラマのラストでその歌詞(日本語)が流れた。「復讐」にとらわれたイクオと竜哉の運命を歌ったその歌詞を見て、また涙した視聴者も多かったのではないだろうか。
見終わってしばらくは、ドラマの余韻に浸りたい…そんな気持ちにさせられる曲である。

■最終回あらすじ
結子(広末涼子)が残したビデオテープには全てが記されていた。「まほろば」は非人道的な臓器売買のため、臓器提供することを目的に集められた子どもたちの施設だった。北川(中村橋之助)は当時、それを任務として「まほろば」を設立し公安刑事だった結子に子どもたちの面倒を見させていた。当初、結子自身、子どもたちが何のために集められているか知らなかったが、秘密裏に行われていた事実を知ってしまった。北川は「まほろば」を閉鎖、子どもたちと結子を決別させるため、イクオを殺すよう結子に命じたのだが…結子はイクオにではなく北川に銃を向け、殺害されてしまった。イクオはその一部始終を見ていたのだった。
さらに恐ろしい事実をイクオは北川から聞かされる。実の父親が北川だということを…。北川は幼いころ、家族を強盗に殺され一人生き残った。犯人には病弱な妻と4歳になる娘・美咲がいた。妻は離婚し、戸籍を改めるため遠縁の親戚と養子縁組をし、その名字が「龍崎」だった。運命のいたずらか、大人になった北川と龍崎美咲は恋に落ち子どもが生まれた。それがイクオだった。しかし、美咲の素性がわかり結婚を断念。その後、北川は上司に勧められた女性と結婚した。あの日、イクオを「まほろば」に連れて行ったのは北川。イクオはそのことも思い出した。竜哉は結子のビデオテープでイクオの父親のことを知り、一人で仇討ちするつもりでいた。イクオには美月(上野樹里)と幸せになってもらいたかったから。しかし、イクオは竜哉を選んだ。北川の自宅へ乗り込んだ2人は、竜哉を追って現れた蝶野(滝藤賢一)と北川の妻と息子の貴博(泉澤祐希)を縄で拘束。イクオは父親だからこそ、自分が北川を殺すと銃を向けた。そこへ、拘束から抜け出し父親が隠し持っていた拳銃を持って貴博が現れた。竜哉は貴博から拳銃を奪い取ろうとしてもみ合ううちに撃たれてしまった。怒りに我を忘れたイクオは貴博に拳銃を向ける…しかし北川が貴博を庇って肩を撃たれた。竜哉は「お前の弟なんだから…最後の最後まで人の道を踏み外す必要はないだろう。結子先生に会わす顔がない。終わったな、全部…」と言った。傷ついた竜哉を連れイクオは「まほろば」に帰った。かつてリビングだった部屋で、結子先生が作ったオムライスを思い出すイクオ。その隣には息を引き取った竜哉…そして拳銃を握るイクオ…。
そんな2人を結子が暖かく迎えた「お帰りイクオ、お帰り竜哉」。

TBS 金曜ドラマ「ウロボロス この愛こそ、正義。」主演は生田斗真×小栗旬、共演は上野樹里、滝藤賢一、吉田羊、光石研、吉田鋼太郎ほか。TBSオンデマンドにて全10話見逃し配信中。8月5日、DVD&Blu-rayBOX発売。

TBS「ウロボス この愛こそ、正義。」番組公式サイト
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