2002年から放送されて今回で10作目となる「救急救命士 牧田さおり」高校の同窓会で再会した上原（榎木孝明）に殺人容疑が！ところが恩師・三村（山本圭）が自分の犯行と自供した…上原と三村にはどんな関係が！？9日（土）夜9時より土曜ワイド劇場「救急救命士 牧田さおり（10）」放送。予告動画は番組公式サイトで公開。

横浜みなとしょ…というと、ある年齢層は「横浜港署？」と思ってしまうだろう。1980年代、巷の若者たちはスーツにサングラスでバシっとキメた2人組の刑事に憧れた…舘ひろし＆柴田恭兵主演の「あぶない刑事」シリーズ。1986年から放送されたテレビシリーズは全76話。その後映画が6本、テレビスペシャルドラマが1本制作された。「踊る大捜査線」もテレビ、映画で大ヒットした刑事モノだが、「あぶない刑事」も負けず劣らずの人気シリーズである。
ドラマ放送開始当時、浅野温子扮する真山薫は港署のマスコット的存在だったが、徐々に衣裳がハデになり、最後はコスプレかと思うほどに。「101回目のプロポーズ」（1991）、「抱きしめたい」（1988）などトレンディードラマに出演している浅野温子が、「あぶ刑事」シリーズでは完璧なまでのコメディエンヌになっている。その飾らない浅野温子のキャラが、多くのファンから愛されている。
その「あぶ刑事」が2005年公開『まだまだあぶない刑事』から10年ぶりに復活！『さらばあぶない刑事 long good-bye-』として2016年劇場公開される。5月末まで撮影とのこと。先日行われた記者会見で還暦過ぎたタカ（舘）＆ユージ（柴田）が健在でファンを喜ばせた。そして何よりも今では大御所俳優として主演ドラマや映画で活躍する仲村トオルが、舘、柴田、浅野の中では完全に“小僧扱い”されているのもファンとしては懐かしいくもあり嬉しくもある。
⇒映画『さらばあぶない刑事』撮影現場取材（YouTube）

近年は、橋田壽賀子ドラマ「なるようになるさ。」で舘ひろしと夫婦役が話題になったが、シリアス、コミカル、ミステリーと幅広いジャンルで活躍している浅野温子。今年で54歳になった浅野だが、こんなにカッコイイ女優は「鬼平犯科帳」の梶芽衣子ぐらいじゃないだろうか。媚びらない、飾らない、そんな浅野温子の魅力は、ほかの女優にない輝きを持っている。相変わらず、公式ブログでフェイスマスク姿を披露している浅野温子。やっぱり浅野温子はかっこいい！

9日放送の「救急救命士 牧田さおり」は横浜港署ならぬ横浜みなと消防署勤務の救急救命士役を熱演。今回で10作目となる人気シリーズである。毎回豪華ゲスト俳優が出演するが、今回は山本圭、榎木孝明といった実力派が出演する。浅野温子とどんな絡みを見せてくれるのか、楽しみである。

■あらすじ
横浜みなと消防署・救急救命士の牧田さおり（浅野温子）は高校の同窓会に出席し、テニス部の先輩だった上原浩介（榎木孝明）と再会。かつて憧れの存在だった上原がバツイチと聞いて内心、心ときめかせるさおり。そんな中、恩師の三村幸男（山本圭）が突然倒れたが、さおりの救急処置により事なきを得た。翌日、入院中の三村を見舞ったさおりは病室で上原と再会。ところがそこへみなと警察署の佐久間（羽場裕一）が現れ、上原は署に連行されてしまった。建築デザイン会社社長・藤川（三上市朗）が殺害され、上原に容疑がかかっているらしい。以前、上原が経営する会社の社員だった藤川は、上原の経営方針に反発し、他の社員を巻き込んでクーデターを起こした。そのため上原は社長を解任され、揚げ句の果てに妻と離婚するまで追い込まれてしまった。佐久間は、上原が藤川を恨んでの犯行と睨むのだが…。ところが、退院したばかりの三村が、自分が藤川を殺害したと自首した。恩師の無実を信じたいさおりだが…。

テレビ朝日5月9日（土）夜9時 土曜ワイド劇場「救急救命士 牧田さおり」を放送。出演は浅野温子、中村俊介、石丸謙二郎、羽場裕一、眞島秀和、岡まゆみ、川野直輝、鉢嶺杏奈、山本圭、榎木孝明ほか。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

◇テレビ朝日「土曜ワイド劇場」番組公式サイト