10年父と絶縁だった犠牲者の過去を天樹(東山紀之)が解く!「刑事7人」最終回見逃した方のためにあらすじと関連動画

2015年09月10日14時15分ドラマ

天樹(東山紀之)が道に迷っている吉岡清(小野武彦)は息子・泰夫(林泰文)が死んだと警察から知らせを受け上京した。警察は事件性はないとしたが、天樹は泰夫の死因に不自然さを感じ独自に捜査を始めた!天樹の勝手な行動に付き合う12係の面々「刑事7人」最終回(第9話)は9日(水)放送された。テレ朝動画にて有料見逃し配信中。

9日放送の最終回視聴率が10.7%だった「刑事7人」。初回11.8%、第2話10.6%、第3話9.0%、第4話9.4%、第5話6.6%、第6話9.1%、第7話8.4%、第8話9.9%と推移した(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)。刑事ドラマの王道をいくストーリー展開、地味目ながらも毎回見応えのある内容だったが、最終回はあっさりと終わってしまった。
主人公・天樹(東山紀之)が抱える過去とは何かが最終回で明らかになると思ったのだが、ならなかった。
どうやら妻子を亡くしているらしいことまでは、劇中で触れられていたが、どんな事件、事故があったのか分からなかった。義父・堂本(北大路欣也)は1人で苦しむ天樹に何もしてやれない、せめて旨い料理でも食べさせたいという思いだったと最終回で語り、愛犬てぶくろと一緒に渡米してしまった。

ドラマのエンディングは、天樹が妻子が眠る墓参りのシーン。で、結局何で死んだわけ!? こんな消化不良を起こしそうな終わり方だなんて! これはシリーズ化されること間違いない。シーズン2へ続くため、全ての謎を解き明かさずに終わったと考えたい。

ちょっと地味な刑事ドラマだが、見応えがあるストーリー、個性的な登場人物たちが揃っている「刑事7人」を、たった1クールで終わらせるのはもったいない。そう思わなければ、あのサッパリした終わり方に納得できない視聴者も多いと思われる…。

■DVD情報
2016年1月6日(水)「刑事7人」DVD BOXがポニーキャニオンより発売される。全9話のほか特典映像も収録、定価19,000円(税抜き)。⇒刑事7人 DVD-BOX

■最終回(第9話あらすじ)
天樹はある日、道に迷っている老人・吉岡清(小野武彦)に声を掛ける。吉岡は、都内の所轄から息子・泰夫(林泰文)が死んだと知らせを受け、熊本から上京した。吉岡は死んだ息子と10年、会っていなかった。10年前、泰夫が勤め先の上司を殴って警察沙汰になったことが許せず、それ以来絶縁状態だった。さらに話を聞くと、10年前、清志は火災で妻子を失っていた。天樹はある思いから、泰夫のことを調べさせてほしいと懇願。12係の面々は、天樹の勝手な行動にうんざりするのだが、片桐(吉田鋼太郎)から天樹の過去を聞き、天樹の調査に協力することにした。
泰夫が死んでいたのは資材置き場にあったブルーシートでつくったテントの中。練炭による一酸化中毒死。警察は事件性がないとした。しかし調べると、当日雨が降っていたにもかかわらず、泰夫の服に雨が付着した痕跡もなく、靴もキレイなままだった。
ちょうど同じころ、ストーカー殺人事件で全国指名手配されている月山明の最新情報が公開された。どうやら都内の潜伏しているらしい。
一方、天樹は泰夫の過去を調べると、最後の勤め先となった神代興産では正社員になるため必死に働いていたが、悪徳社長のせいで契約社員にすらなれずにいたことがわかった。しかし泰夫は仲間思いで同僚から慕われていた。殺される理由が見当たらない。
調べを進めると、泰夫と同僚だった徳山(佐藤祐基)が泰夫を殺害したことが判明。徳山は整形した月山明だったのだ。あるきっかけで、泰夫は徳山が指名手配犯だと知り、一緒に自首するよう進めたのだが、逆ギレした月山に殺害されてしまった。
天樹は父・清に息子さんは仲間思いの立派な人だったと伝え、泰夫の婚約者・小野翔子(松本若菜)を紹介する。現在妊娠8カ月。泰夫は翔子と生まれてく子のために、一生懸命働いていたのだった。
天樹には10年前、自分の誕生日に妻子が死ぬという悲しい過去があった。天樹が身につけている壊れた腕時計は、その時用意されていた誕生日プレゼントだった。義父の堂本(北大路欣也)は「お前はもう一人で大丈夫だ」と言い、アメリカの大学へ行ってしまった。
天樹は久しぶりに妻子の墓参りに行き、壊れた時計を修理するよ…と妻子に語りかけた。

テレビ朝日「刑事7人」最終回(第9話)は9月9日放送。出演は東山紀之、髙嶋政宏、片岡愛之助、鈴木浩介、倉科カナ、吉田鋼太郎、北大路欣也ほか。テレ朝動画にて有料見逃し配信中。

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