ラスト2話!安楽死法案の法制化を企む佐久間(滝藤賢一)!椎名桔平主演「破裂」第6話あらすじと予告動画

2015年11月13日21時00分ドラマ
(C)NHK

倉木蓮太郎(仲代達也)が死んで3カ月、香村はジャーナリストの上川(市川実和子)と組んで佐久間(滝藤賢一)が企てる「プロジェクト天寿」を潰そうとしていたが、逆に佐久間に送られた小池(モロ師岡)によって上川が殺されてしまった!NHK総合14日(土)夜10時「破裂」第6話、予告動画は番組公式サイトで公開。

7日放送の第5話で、国民生活省の佐久間(滝藤賢一)vs国民的俳優・倉木蓮太郎(仲代達也)の直接対決シーンがあった。滝藤賢一は1998年から2007年まで、仲代達也主宰「無名塾」に在籍していた。つまり、このシーンは師弟の直接対決となったわけだ。

言わずとしれた国民的俳優・仲代達也の存在感はハンパない。顔だけで十分迫力がある。一方、滝藤賢一も「半沢直樹」でブレイクしたとはいえ、年々その存在感を増し、いまではドラマ、映画にはなくてはならない名バイプレーヤーとして活躍している。仲代達也に負けないぐらい、圧のあるオーラを解き放っている滝藤賢一の演技がすばらしかった。

自分の父親に安楽死させたことを正当化する佐久間。超高齢化社会を回避するために、PPP(ピンピンポックリ)で高齢者の人口を減らそうとする。その狂気に満ちた佐久間の目が、老齢の倉木(仲代達也)を圧倒していたように見えた。
隆大介、役所広司、若村麻由美、益岡徹、真木よう子など、キョーレツな個性を持つ俳優を輩出している「無名塾」。それを主宰する仲代達也がやっぱり一番スゴイと痛感させられた。

■前回のあらすじ
香村療法を佐久間(滝藤賢一)に奪われてしまった香村(椎名桔平)。佐久間は心臓破裂という副作用を大々的に医療にもちいり、老人の人口を少なくさせ、さらに安楽死の法制化を企む。内閣官房副長官の伊達(嶋田久作)からお墨付きをもらった佐久間を、誰も止めることができなかった。
佐久間は、プロジェクト天寿の宣伝に国民的俳優・倉木蓮太郎の死を利用しようとしていた。香村は自分が佐久間に利用されたこと、それが倉木の俳優人生に泥を塗ることになると涙ながらに倉木に謝罪した。その後、ネオ医療センターを辞職した香村は、なんとか倉木の副作用を回避しようと日夜研究に明け暮れる、手術による治療法を見いだした。
一方、撮影を無事終了した倉木は、佐久間のもとを訪れる。倉木が来たことで、香村が全てを話したことを察する佐久間。佐久間は倉木に「あなたは人を殺したことがありますか?」と聞く。佐久間は幼いころ両親が離婚し、商社マンとして世界中を飛び回っていた父についた。佐久間が国民生活省に入省したころ、父は難病を患い、体がうごかなくなった。ただ死を待つばかりの父に佐久間は「安楽死」を与えた。その時の父の涙は、自分への感謝の表れだという佐久間。話を聞いた倉木は「父親を安楽死させたことが間違っていなかったと証明したいだけだろう」と佐久間の自己満足を批判した。倉木は佐久間に「お前もおれのように年を取るんだぞ」と言い残して去った。
そんな中、香村は国内外の心臓医に倉木の手術を依頼するが、リスキーな手術を引き受けてくれるところがない。いつ倉木が突然死してもおかしくない、残された時間は僅か…香村は一度断られた北川(天宮良)に土下座して手術を願い入れる。そしてやっと手術日が決まったと倉木に報告したその夜、倉木は香村の腕のなかで息を引き取った。

■第6話あらすじ
倉木蓮太郎(仲代達也)が死んで3カ月。香村(椎名桔平)の療法を元に厨(甲本雅裕)によって改良された「厨療法」によって、多くの被験者たちが心臓列という爆弾を抱え死に向かっていた。佐久間は「安楽死」の法整備化を着々と進め、世間もその方向へと傾いていた。
香村はジャーナリストの上川珠季(市川実和子)と組んで、佐久間の「プロジェクト天寿」を潰そうとするが、佐久間の指示により珠季は小池(モロ師岡)によって殺されてしまった…。

NHK総合11月14日(土)夜10時「破裂」(全7話)第6話放送。原作は久坂部羊著『破裂』(幻冬舎文庫)。出演は椎名桔平、滝藤賢一、坂井真紀、甲本雅裕、嶋田久作、佐戸井けん太、モロ師岡、佐野史郎、キムラ緑子、仲代達也ほか。第6話予告動画は番組公式サイトにて公開。第6話再放送は20日(金)24時10分より放送。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

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  各話216円/1日間、972円/毎月(自動更新)

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