【最終回】安楽死法案は国会で可決されるのか!?椎名桔平主演「破裂」第7話あらすじと予告動画

2015年11月20日21時00分ドラマ
(C)NHK

佐久間(滝藤賢一)は着々と安楽死法案可決に向け準備する。ネオ医療センターには突然死におびえる被験者たちが押し寄せ厨(甲本雅裕)らは対応に追われる…香村(椎名桔平)は公子(坂井真紀)と組み佐久間の身辺を洗うのだが…NHK総合21日(土)「破裂」最終回はいつもより5分遅い夜10時5分より。予告動画は番組公式サイトで公開。

このドラマの中でキーワードとして出てくるのが「安楽死」。読んで字の如く…助かる見込みのない病人を苦痛から解放する目的で、延命処置を中止したり、死期を早める処置のことを言う。日本では合法化されていないが、スイス、アメリカ(オレゴン州、モンタナ州、ワシントン州、バーモント州、ニューメキシコ州、カリフォルニア州)、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグでは安楽死を法的に認めている。
日本でも、その是非が議論されているが、法的に認められることは難しいだろう。しかし、少子高齢化と医療問題は切り離せない。年々増え続ける一方の医療費を国が負担していることは確かである。「破裂」の劇中では、医療負担を軽減させるため、老人には元気でポックリ死んでもらう「プロジェクト天寿」という計画が秘密裏に進行している。しかしこの考え方が100%間違っているとは言い切れない部分もある。長寿大国日本が抱えるジレンマには、解決策を見いだすことは困難を極めている。

■前回のあらすじ
倉木蓮太郎(仲代達也)が死んで3カ月。香村(椎名桔平)の療法を元に厨(甲本雅裕)によって改良された「厨療法」によって、多くの被験者たちが心臓列という爆弾を抱え死に向かっていた。佐久間(滝藤賢一)は「安楽死」の法整備化を着々と進めていた。さらに世間から「突然死」が避難されるときには、事務次官の林田(佐戸井けん太)に全責任を負わせようとする佐久間。
一方、香村はジャーナリストの上川珠季(市川実和子)と組んで、佐久間の「プロジェクト天寿」を潰そうとするが、佐久間の指示により珠季は小池(モロ師岡)によって殺されてしまった。佐久間は「殺せとまでは言ってない!」と激怒するも時既に遅し。珠季の無念を晴らすため、香村と公子(坂井真紀)が手を組んだ。珠季が遺した資料は、佐久間の「プロジェクト天寿」に決定打を与えるほどのもの。香村がその資料を入手したのを知った佐久間は、香村の医療ミス問題の要となる「針」と引き替えに、その資料を渡せと迫るが、香村は拒否。その後、医療ミス裁判でも香村は体内に針を置き忘れたことを認めた。
その夜、香村が珠季の資料を持って外を歩いていると、突然何者かが現れ、無言のまま香村はワゴン車に押し込まれてしまった…。

■最終回あらすじ
何者かによって拉致された香村(椎名桔平)を救ったのは、意外な人物だった。
一方、佐久間(滝藤賢一)は安楽死法案の法整備を着々と進めていた。しかし、ネオ医療センターには、治療の副作用で起こる突然死に怯える被験者たちが大勢押し寄せ、厨(甲本雅裕)らにも動揺が広がる。
そんな中、香村は公子(坂井真紀)と組んで、佐久間の身辺を洗う。そして佐久間の上司である官房長・城(佐野史郎)に接触する。いよいよ「プロジェクト天寿」は大詰めを迎え、佐久間の思惑通り安楽死法案は国会で可決されるのか…!?

NHK総合11月21日(土)夜10時5分より(いつもより5分遅れでスタート)「破裂」(全7話)最終回を放送。原作は久坂部羊著『破裂』(幻冬舎文庫)。出演は椎名桔平、滝藤賢一、坂井真紀、甲本雅裕、嶋田久作、佐戸井けん太、モロ師岡、佐野史郎、キムラ緑子、仲代達也ほか。第6話予告動画は番組公式サイトにて公開。最終回の再放送は27日(金)24時10分より放送。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

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  各話216円/1日間、972円/毎月(自動更新)

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