信繁（堺雅人）の手柄により、利休（桂文枝）が北条側にも武器を売りつけていたことが判明！激怒した秀吉（小日向文世）は利休に切腹を申しつける！その後、秀吉の嫡男・鶴松が重い病にかかり、人々は利休の呪いだと怯えるのだが…NHK総合26日（日）夜8時より「真田丸」第25回を放送。予告動画は番組公式サイトで公開。

強烈な個性的キャラだった北条氏政（高嶋政伸）が切腹した第24回。存在感あるキャラがいなくなってしまうのは淋しい限りだが、代わりに新たなキャラが登場した。1987年放送、渡辺謙主演「独眼竜政宗」の主人公・伊達政宗である。渡辺謙の伊達政宗は、かなりかっこいいキャラだったが、三谷幸喜版はちょっと違う。演じるのは演劇ユニット・ジョビジョバのメンバー、長谷川朝晴44歳。最近は2時間ドラマでの活躍が目立っているが、NHK大河ドラマ出演は「義経」（2005）、「龍馬伝」（2010）に続いて3度目となる。
既存の伊達政宗のイメージを払拭し、生き延びるためなら何だってする！　憎き秀吉にだってヨイショする！　そんな生命力の強い伊達政宗を演じている。
信繁と政宗、同い年だという2人が、今後どのように関係してくのか楽しみである。

■前回のあらすじ
信繁（堺雅人）は徳川家康（内野聖陽）、大谷吉継（片岡愛之助）から直々に命を受け、北条氏政（高嶋政伸）に降伏するよう説得を試みるが、氏政は拒否。
しかし状況は悪化を辿り、天正18年7月5日、氏政は降伏した。
もともと、小田原城を明け渡す代わりに氏政、氏直（細田善彦）の命は助けるという約束だったにもかかわらず、秀吉（小日向文世）は約束を反故し、氏政に切腹を命じる。家康らは最後まで約束を守るべきだと秀吉に訴えるが、その思いは通じなかった。

小田原城が堕ちたにもかかわらず、忍城はまだ抵抗していた。てこずる三成（山本耕史）に昌幸はある提案をする。小田原城から持ち帰った氏政の無傷の兜を取りだし、これを忍城に見せて氏政が忍城を見捨てて秀吉に降伏したとウソを突くと言う。これにより、忍城はきっと開城すると。そして昌幸が言ったとおり、翌日忍城は堕ちた。

そんな中、信繁は小田原城内で意外な人物に遭遇。姉・松（木村佳乃）の夫・小山田茂誠（高木渉）、その人だった。再会を喜ぶ2人、信繁は松が生きていることを伝えた。戰が終わったのち、上田に来て欲しい、松が待っていると小山田に言った。

さらにもう一つ、大きな収穫があった。信繁は小田原城の蔵の中で、鉄砲の弾の基になる、鉛を見つける。そこには見覚えのある刻印があった。その刻印は千利休（桂文枝）のもの。信繁はさっそくその旨を吉継（片岡愛之助）に伝えた。

東北の伊達政宗（長谷川朝晴）は、秀吉に餅つきを披露し、自らがついたずんだ餅を献上する。面白がった秀吉は自分も餅つきがしたいと杵を振るう。そんな伊達のヨイショする姿を見た昌幸は、家康、伊達と手を組んでいつか秀吉を攻めようと考えていたのだが、すっかりそのきが失せてしまった。
伊達が秀吉の配下になったことで、事実上、秀吉の全国制覇は成し遂げられ、名実共に「天下人」となった。

■第25回「別離」あらすじ
信繁（堺雅人）、吉継（片岡愛之助）らの調べによって、利休（桂文枝）は武器商人として北条家とも繋がっていたことが判明。秀吉（小日向文世）の怒りをかった利休は切腹を命じられる。
その後、秀吉の嫡男・鶴松が重い病にかかり、人々は利休の呪いではないかと恐れるのだが…。

NHK大河ドラマ6月26日（日）NHK総合は夜8時より、BSプレミアムは夜6時より「真田丸」第25回「別離」を放送。三谷幸喜脚本、堺雅人主演。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_sanadamaru」、公式Instagramアカウントは「nhk_sanadamaru」、そのほかFacebook、LINE番組公式アカウントでも情報公開中。第25回予告動画は番組公式サイトで視聴できる。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

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