日9ドラマ第1話、奇跡の実話「仰げば尊し」11.4%、韓ドラリメイク「HOPE」6.5%スタート!予告動画

2016年07月19日10時10分ドラマ
©TBS/©フジテレビ

TBS日曜劇場枠と3年ぶりにドラマ枠が復活したフジテレビ“日9”対決第2戦が16日(日曜午後9時)口火を切った!初回視聴率は、TBS「仰げば尊し」11.4%、フジ「HOPE~期待ゼロの新入社員~」6.5%だったことが分かった(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)!それぞれの番組公式サイトで予告動画が公開されている。

フジテレビは今年4月に3年ぶりに“日9ドラマ”を復活したが、第1弾「OUR HOUSE」は期間平均視聴率4.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と苦戦し、最終回平均視聴率19.1%を記録したTBS「99.9―刑事専門弁護士―」に完敗。巻き返しを図った今作だったが、初回は春ドラマにつづいてフジテレビの完敗となった。だが、視聴後の視聴者の感想はこの差を感じさせない熱いものだった。

「仰げば尊し」は、横須賀を舞台に“音楽の甲子園”を目指す吹奏楽部の顧問と生徒が起こす「奇跡の物語」。主人公である元プロのサックス奏者に寺尾聰、その娘役を多部未華子が演じる。問題児役には若手として注目が集まる真剣佑、村上虹郎、北村匠海(DISH//)、太賀、佐野岳ほか、石井杏奈(E-girls)、矢本悠馬、健太郎、水上京香、岡崎紗絵らをキャスティング。

初回放送後、番組公式サイトの掲示板には現役吹奏楽部の若者世代から、わが子が吹奏楽部やかつて自身が学生時代に吹奏楽をしていた親世代からの期待の声が多く書き込まれた。また、「とても心をひかれました!面白いストーリーで、まさか、実話なんて思いませんでした」「心が洗われるドラマですね」と、物語自体に感動したという声や、寺尾聡のいぶし銀の演技に対する安心感なども多数寄せられていた。

同局の大ヒット作「ROOKIES」の脚本家・いずみ吉紘、演出家の平川雄一朗が再タッグを組んだ作品だけに、雰囲気は「ROOKIES」で、問題児役の5人にも注目が集まった。特に俳優・千葉真一の息子でアメリカ育ちの真剣佑の美顔ぶりに関するツイートは放送直後から目立った。また、佐野岳が金網をひらりと飛び越えたシーンでは「さすが『最強スポーツ男子』王者!」という声や、「岳くんとマッケンならとてつもないアクション期待したいトコ」など、身体能力の高い二人のアクションに期待する声もあった。
【「仰げば尊し」関連・各話のあらすじ】


「HOPE」は、サラリーマンのバイブルとして社会現象まで巻き起こした韓国WEB漫画をドラマ化して大ヒットした韓ドラ「ミセン-未生-」のリメイク。Hey!Say‼JUMPの中島裕翔が主演、上司役に遠藤憲一とNHK朝ドラ「あさが来た」の大番頭役で話題になった演技派、山内圭哉。中島の同期役には山本美月、こちらも「あさが来た」成澤役で注目を集めた瀬戸康史、ジャニーズWESTの桐山照史と人気若手スターをキャスティング。

放送前からTwitterフォロワー数は4万を超えており、注目度の高さがうかがわれたが、その一方で“ミセン・シンドローム”という言葉がニュースになるほどヒットした韓国ドラマのリメイクだけに、日本とは異なる韓国の会社構造や社会背景などをうまくリメイクできるのかと、心配する声もあった。だが、放送後SNSには「すごく共感出来る」という書き込みがあふれた。

また、番組公式サイトの掲示板には幅広い世代から「喜怒哀楽が一話に集約されて期待100です」「セリフのひとつひとつが心に沁みました」などの感動の声にあふれ、制作サイドの「『痛み』『共感』『闘い』のドラマにしたいと思っています。決して新入社員だけの話じゃなく、先輩・上司や主婦の方、どんな共同体にいる人も多かれ少なかれ、日々闘っていると思うんです」という狙い通りの反応を得たようだ。
さらに、中島の抑えめの演技を絶賛する声も散見され、俳優・中島裕翔の成長ぶりも楽しみだ。
【「HOPE」関連・各話のあらすじ】


ドラマはゆっくり見たいという声もあり、録画視聴も多く、視聴率だけでドラマの良し悪しを図ることはできないが、されど気になる視聴率。日曜9時枠は日本テレビのトークバラエティ「行列の出来る法律相談所」も控えているだけに、こちらのゲスト出演によって数字がどう動くかもわからない。第2話以降、視聴率がどのように推移するのか油断禁物。
だが、舞台が学園、会社、と違っても、どちらも週末に家族そろって視聴するにふさわしい感動作。“日9夏の陣”は面白くなりそうだ。

TBS「仰げば尊し」番組公式サイト
フジ「HOPE」番組公式サイト

【2016夏ドラマ一覧】