妻、恵嬪ホン氏に支えられ、何とか父・英祖の寵愛を得ようとする思悼世子だが、なかなかうまくいかない！そんな中、無謀にも国母の座に執着するムン淑媛が次々と陰謀を企てる…韓国史劇の巨匠イ・ビョンフン監督の幻の名作、BS日テレで月～金の昼12時から全34話で放送の「大王の道」来週15日（月）からの第11～15話のあらすじとドラマ視聴に役立つ見どころや豆知識を一緒に紹介！YouTubeで予告動画を背景に主題歌の流れるミュージックビデオが公開されている。
最近の韓国史劇は、美しいメロディーのドラマ音楽やクラシック調の壮大な音楽を使うことが多いが、本作は、まだそうした試みがされる前の作品。大音響のちょっぴり古いオープニング曲を楽しまれたい。
※【「イ・サン」を2倍楽しむ】で、朝鮮王朝や党派について詳しく紹介しているので参考にされたい。

【作品詳細】　【各話あらすじ】


■第11話 新たな生命の誕生
英祖の子を身ごもったムン淑媛は、誰にも口外しないよう側近に指示し、英祖の寵愛を独り占めしようとさらなる野望を抱く。一方、いつも突拍子もない行動に出る思悼世子は、英祖を恐れるあまり占術を学び、現実から逃げようとする。恵嬪ホン氏がそんな世子をなんとか押しとどめようと説得するが、その最中に産気づき、ついに、朝鮮王史に名君の名を残す後の正祖、サンが誕生する。
実の父子でありながらどうも分かり合えない英祖と思悼世子。しかし、感情のまま突っ走る性格はそっくり。また、劇中、正祖の生涯の友であり右腕だったホン・グギョンの名前が出てくるのでお見逃しなく。

■第12話 伝染病の猛威
ムン淑媛から懐妊したことを告げられた暎嬪イ氏だったが、これまでムン淑媛がその事実を隠していたことに疑問を抱く。さらに、自らの懐妊で何やらよからぬことを企てていることを察した大王大妃は、ムン淑媛に鞭打ちの罰を与える。
一方、孫の誕生で喜びに包まれる英祖と思悼世子たち。父子間の葛藤もウソのように消え、平穏な日々を過ごしていたが、そんな中、伝染病が猛威を奮い、思悼世子や和協王女まではしかに侵され、王女は19歳の若さで亡くなってしまう。世子の方はなんとか完治するが、今度は「思悼世子が乱心」という噂が恵嬪ホン氏の耳に入る。
和協姫が亡くなり、これで映嬪の6人の娘のうち残ったのは、和緩(ファワン)王女だけとなった。この王女こそは、ドラマ「イ・サン」で、叔母でありながら散々サンを苦しめる人物。

■第13話 心の病
朝廷が老論と少論の党争が激しくなりそうな中、党争を好まない英祖は、蕩平策で老論と少論の均衡政局を作ろうと努力する。
そんな中、悪女・ムン淑媛も策を練っていた。本性を現し始めたムン淑媛は、暎嬪イ氏に仕える女官に手をあげて騒ぎを起こすが、これもすべて策略で、暎嬪イ氏はとうとう寝込んでしまう。
一方、思悼世子は雷に怯えたり幻想を見えたりするようになり、ついには正気を失ってしまう。日増しに悪化していく行動に歯止めをかけられず、恵嬪ホン氏は心を痛め、必死に励ましの言葉をかけ、なんとか雷の恐怖を拭い去ることに成功する。
今回も恵嬪ホン氏の内助の功が輝く。特に、雷に怯える世子を落ち着かせるシーンでの、夫も想う心はまさに妻の鑑。

■第14話 英祖の本意
思悼世子が病を克服しようと努力し始めたことに周囲は安堵していたが、英祖の前では相変わらず心穏やかにはいられない。そんな中、ムン淑媛が身ごもっていることで、宮中では思悼世子の息子の将来を心配する声が高まりだす。そのことで不快を顕わにするムン淑媛は、さらなる悪事を企てる。
一方、党争をみごとに抑えた英祖だったが、ますます熾烈になる党争に疲れた英祖は、驚くべき決断を下す。
若い側室ムン淑媛を寵愛する英祖だが、党争を治めるみごとな手腕で、暎嬪イ氏の命とも回復してやるのでお楽しみに。

■第15話 孝道を尽くす思悼世子
思悼世子に王位を譲ろうとした英祖は、周囲の説得によりその命を撤回するが、心は晴れないままだった。思悼世子は自責の念にかられて倒れてしまい、克服しかけていた病も悪化してしまい、とうとう妻の恵嬪ホン氏に対しても心を閉ざしてしまう。
そんな中、義父であるホン・ボンハンは英祖の長年の願いである、「生母・淑嬪崔氏の眠る墓を、 “墓”から“園”に昇格させようと奮闘する。
一方、ムン淑媛は、母を宮殿に呼び寄せ、恐ろしい陰謀を企てようとしていた。
この妻にしてこの義父！英祖の願いをなんとか叶えて、それを世子のお手柄にして、父子の確執をなくしてやろうとするホン・ボンハンの計らいが胸に響く。当時、墓にもランクがあった。詳しくは[朝鮮王朝豆知識]◆墓を参考に。

◇YouTube「周炫美1998 大王の道 主題歌」MV
◇BS日テレ「大王の道」番組公式サイト
　※2016.08.01（月）～　　月～金の12：00～12：55

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