寅さん憧れの人第1位、吉永小百合出演『男はつらいよ 柴又慕情』16日NHKBSで放送!予告動画

2016年08月15日15時00分映画
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NHKBSプレミアムシネマの明日8月16日(火)は、渥美清主演の人気映画シリーズ第9作、昭和47(1972)年で、“寅さんの憧れの人”ファン投票で第1位に輝いた吉永小百合をマドンナ役に迎え、適齢期の娘と娘を手放すことができない男やもめの父のエピソードが展開される『男はつらいよ 柴又慕情篇』を放送!作品公式サイトで予告動画が公開されている。

「男はつらいよ」シリーズは、山田洋次原作・脚本・監督・渥美清主演で1969年8月に第1作が公開され、1995年までの26年間に全48作品が公開された人気映画。
主演を務めた渥美清(1928年3月10日~1996年8月4日)は、コメディアンとして活躍し、本作で俳優としても国民的スタートなった。
物語は、寅さん(渥美)と、さくら(倍賞千恵子)、おいちゃん(森川信)、おばちゃん(三﨑千恵子)をはじめとする柴又の人々と心の交流と、毎回登場するマドンナとの寅さんの恋バナに、ほのぼのと心温まる展開。

『男はつらいよ 柴又慕情』は、“寅さんの憧れの人”ファン投票で第1位に輝いた作品。吉永小百合をマドンナ役に迎え、2代目おいちゃんを松村達雄が演じ、観客動員数1,889,000人を記録した。

適齢期の娘と娘を手放すことができない男やもめの父のエピソードを中心に展開される。ベテラン俳優・宮口精二演じる修吉と、渥美清扮する寅さんのやりとりや、「本当の幸福」について真剣に悩むヒロインの姿が、さまざまな挿話のなかで描かれる。
また、本作より二代目おいちゃんとして、松村達雄が登場する。また、」「貸間あり」騒動の不動産屋を、軽演劇のベテラン佐山俊二が好演するほか、ザ・ドリフターズ、林美智子、仁科明子、柳家小さん、ハナ肇ら懐かしい面々も登場する。

ロード・ムービーでもある本作は、毎回の寅さんの旅の行方も気になるが、本作で寅さんは、石川県・金沢、福井県・東尋坊、岐阜県・多治見を旅する。
そんな旅人・漂泊者である兄・寅次郎に定住者の妹・さくら(倍賞千恵子)が「どうして旅に出ちゃうの?」と疑問を投げかけ、寅さんが「ほら、見な、あんな雲になりてえんだよ」と答える名シーンがあるのでお聴き逃しなく。

■あらすじ
「貸間あり」の札に憤慨して店を飛び出した寅さんは、不動産屋で下宿を探すが、案内されたのは、なんととらやだった。旅の空の寅さんは、福井でOL三人組と楽しいひとときを過ごし、柴又へ帰ってくる。三人組の一人で、どこか寂しげな高見歌子(吉永小百合)は、小説家の父・高見修吉(宮口精二)とのぎこちない関係に悩んでいた。そんな歌子が柴又を訪ね、寅さんは色めき立つ…。

■作品紹介
監督: 山田洋次
脚本: 山田洋次 朝間義隆
原作: 山田洋次
出演:渥美清、榊原るみ、倍賞千恵子、森川信、三﨑千恵子、前田吟、田中邦衛 ほか

NHKBSプレミアムシネマ
『男はつらいよ 柴又慕情』作品公式サイト