ヨンシルの犠牲!朝鮮最高の科学者の最期は?「チャン・ヨンシル」第24話・最終回あらすじと予告動画

2017年07月03日17時50分 
(2017年07月03日18時07分 更新)
ドラマ
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欹器(いき、水桶)に託したヨンシルの願いとは「世宗に自分を捨てててくれ」というものだった!15世紀に実在した朝鮮最高の科学者、チャン・ヨンシルの生涯をドラマでは同終わらせるのか…実在の科学者、蒋英実の波乱の生涯を描いた「チャン・ヨンシル~朝鮮伝説の科学者~」(BS-TBS)明日7月4日(火)放送の最終回・第24話のあらすじと見どころ、豆知識などを紹介!予告動画は番組公式サイトで公開している。本作はDVDも好評発売中で公式サイトでも予告動画が公開中だ。

※7月5日からのこの時間では、ソン・ジュンギとソン・ヘギョのドリームカップルで贈る軍人と女性医師との使命と愛の物語「太陽の末裔」を放送する。

【「チャン・ヨンシル」を2倍楽しむ】には、ドラマの時代背景や豆知識や、放送にあわせて各話のあらすじと見どころを紹介するので、視聴の参考にどうぞ。

■キャスト相関図BS-TBS
チャン・ヨンシル役:ソン・イルグク
世宗役:キム・サンギョン
太宗役:キム・ヨンチョル
ソヒョン王女役:パク・ソニョン
チャン・ヒジェ役:イ・ジフン

■第24話(最終回)「国のための決断」
世宗は「出世をさせてもらえなかった恨みで安輿に細工をして謀反を企てた」と嘘の自白をしたヨンシルに、欹器(水桶)の課題が解けたと告げ、「あの水のようにヨンシルを打ち捨てろ」というのかと問い、ヨンシルは自分を捨ててほしいと答える。
最初に欹器(水桶)を造った時、ヨンシルは自分自身が“欹器”のつもりだった。それがいつの時点で“水”に代わったのか?ヨンシルの言葉で明かされる。ヨンシルを捨てないという世宗をヨンシルはどんな言葉で説得仕様とするのか?

必死にヨンシルを救う手立てを見つけようとする世宗だったが、科学技術に危機感を抱く重臣たちはヨンシルを処刑してヨンシルが残した記録まで歴史から削除するべきだと声高に主張する。スンジは彼らの目的が格物の論議自体をさせないためだと見抜き、ソン・サムムンたちと座り込んで、事件の真相を再調査するためにヨンシルの再尋問を訴えるが、阻止されてしまう。ヨンシルは、面会に来たスンジに玉漏の技術やヨンシルが疑問を感じたことをまとめた帳面を手渡し、今後も研究を続けてほしいと頼み、二人は牢を中と外で論議を始める。
死んだチョ・グァンは実に老獪な策士だ。世宗がどう出るかという推測と対策まで立てている。世宗役のキム・サンギョンのやつれた顔が痛々しい。

夜空を眺める世宗にヒャン・文宗と弟・晋平大君が会いに来る。世宗は、ヨンシルは自分には抱きかかえられない星だと言い、ヨンシルの処刑を決心する。世宗は文宗に自分よりもっと良い君主になれと言い、晋平大君にはしっかりと仕えるように告げる。
この時、兄を支えるように言われた晋平大君こそは、「王女の男」などの作品に登場する、クーデター(癸酉靖難)の末に王位に就いた首陽君、後の世祖。ここで兄弟は父王の嘆きをどう受け止めたのか?

世宗は苦悩の末にヨンシルを民の前に引きずり出して見せしめにし、杖刑(百叩きの刑)に処せと命じる。しかし、格物(科学技術)に関する記録についてはすべて残せと命じた。
死に至る重刑を課され、血を吐き遠のく意識の中でヨンシルは、なんと新しい“永遠の動力”の原理を思いつく。
ヨンシルの処刑については「大王世宗」81-84話でも詳しく描かれる。両作品で世宗を演じているキム・サンギョン。あちらではヨンシルがぐんと若いキャスティングとなっており、両作品でそれぞれどう描かれているのか、チェックしてみるのも一興だ。反対派が、刑に不満を唱えると、ヨンシルの刑から減刑し80回にしろという世宗のセリフに胸がスッとする。
民の前で見せしめとなったヨンシル。これにも世宗の深い考えがある。イ・チョンやソヒョン、そして民たちの態度で世宗の狙いが分かる。
生死をさまようヨンシルが“永遠の動力”の原理とは?ヒントは風鈴!


ソヒョンやソック、チョンは、刑の執行後、生死の境をさまようヨンシルを見守り続けるが、意識は戻らない。医員も見放したが、ヨンシルは生きていた。ソックはうつろな目をしたヨンシルを連れて故郷へ。
意識の戻ったヨンシルの目から一筋の涙。これまでどの作品でも見たことのない俳優ソン・イルグクの表情が見られるのでお見逃しなく。

蜘蛛の巣が張ったヨンシルの作業場。だが、測雨器はしっかり雨を計り、民への告知文は漢文と共に新たな朝鮮の文字で書かれた文書も貼り出されていた。
年老いた世宗は今も玉漏を大事にし、ここに民や可愛い人形を置いたヨンシルの思いも悟り、やっと日の目を見た文字とヨンシルの時計で困難を乗り越えていた。30年以上にわたり太平の世を築いた世宗は1450年逝去し、人々はそんな世宗を“海東の堯舜”と呼んだ。
ヨンシルは、玉漏に日々の人びとの暮しを感じさせることで、格物と情が人文と天文が合わさったモノだと、王宮狭い空の下にいる王にも味わわせたかったのだ。
“堯舜”とは、中国、古代の伝説上の帝王の尭と舜のこと。徳をもって天下を治めた理想的な帝王とされる。


ヨンシルを我が子のように愛した文武に秀でたイ・チョンは1451年その生涯を閉じた。そして、世宗より2年長生きしたいといっていたファン・ヒは、第5代王文宗の病と幼い世宗を気遣い、王座を狙う首陽大君を心配しながら、24年間4代の王(太祖、太宗、世宗、文宗)に仕え、朝鮮王朝時代最長寿の領議政として1452年に逝去した。法の人、ハ・ヨンは“昇平守文の宰相”世呼ばれ1453年生涯を終え、j代はついに第7代王・世祖の治世を迎える。世祖は、反対勢力を徹底的に排除し、王権を強化した。
この作品では、世祖(首陽大君)の起こしたクーデターについては描かれていないが、「朝鮮王朝の歴史を学ぶ④端宗の即位から癸酉靖難、死六臣まで!」で詳しく解説している。

ソックは、故郷で商人として大成し、成人した息子もいた。そんなソックの元には、うつろな目をしたヨンシルも一緒に暮していた。訪ねて来た商人コ・ギルスは、西洋が近代化に進む中、明と同様に一向に進歩しない朝鮮を嘆いていた。

そんなソックの家に、世祖が訪ねてくる。ヨンシルを苦しめた臣僚たちを成敗したので、正気を取り戻して国を繁栄させるために力を貸してほしいと頼む。世祖は、同行したソヒョンをヨンシルの元に残し、正気が戻っても王宮に帰ってこなくてもいいと言い遺し、王宮に戻って行った。
ヨンシルの手元には、イ・スンジが置いていった格物の書があった。
ソヒョンは、ソック親子に簡儀を作ってもらい夜空を観測。ソヒョンがヨンシルとの愛の証の金星を観測していた時、ヨンシルが…。
これまで、非情な王として描かれることの多かった世祖を、本作では、違った側面で描いているのが興味深い。
ヨンシルはソヒョンのどんな言葉で正気を取り戻したのか?
回想シーンで描かれる世宗とヨンシルの再会が温かくドラマに幕を閉じる。
エンディングは、俳優ソン・イルグクが演じる自身再老の演技とヨンシルの偉業をナレーションベースで紹介される。


BS-TBS「チャン・ヨンシル」番組公式サイト
 2017.06.0107.04  月~金17:00-17:54
DVD 公式サイト
 「チャン・ヨンシル ~朝鮮伝説の科学者~」
 DVD-SET1&レンタルDVD Vol.1~8リリース中
 DVD-SET2&レンタルDVD Vol.9~16リリース中
 各22,800(税別)
 発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント

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