韓国で<パラサイト>押さえて最優秀脚本賞 『はちどり』日本版予告動画解禁

2020年03月18日14時00分ドラマ
(C) 2018 EPIPHANY FILMS. All Rights Reserved.

世界各国で50以上の賞を受賞!韓国の単館公開としては異例、公開1か月で観客動員数12 万人超の大ヒットした韓国映画『はちどり』(英題『HOUSE OF HUMMINGBIRD』/原題『벌새』)(2020年 初夏以降公開)の日本版予告動画が解禁となった。

『はちどり』は、キム・ボラ監督(38歳)の初の長編作品で、監督自身の少女時代の体験をベースに、誰しも経験したことのあるであろう思春期特有の揺れ動く思いや家族との関わりを繊細に描いた作品。
2018年釜山国際映画祭でのワールドプレミア上映を⽪切りに、ベルリン国際映画祭ジェネレーション(14plus)部門をはじめ国内外の映画祭で45を超える賞を受賞(2020年1月現在)した。⇒映画詳細



今回解禁された本予告は「知っている中で本心まで知っているのは、何人?」ウニが通う漢文塾の女性教師であり、憧れの大人の女性・ヨンジの問いかけから始まる。全てが気だるく眠気しか起こらない、いつまで経っても馴染むことのできない学校の授業、兄の受験の事ばかりでウニに関心がない家族。ただ過ぎていく単調な日々の中、暇に任せてノートに落書きをしていると「私も漫画が好き」と、ヨンジ先生だけが私の存在に気づき、気にかけてくれた。
これまで明かすことのなかった自分の胸の内を、ヨンジ先生だけに少しずつ明かしていくウニ。友人との言い争い、淡い恋愛、わけもなく叫びたくなるような、どうしようもない苛立ち。“世界”となかなか折り合いのつかない自分にヨンジ先生は「自分を好きになるには時間が必要だわ」「誰かと出会い 何かを分かち合う」「世界は不思議で美しい」と静かに語りかける。「先生、私の人生もいつか輝くでしょうか」世界各国で50以上の賞を受賞、世界中を虜にした14歳のウニの珠玉の日常が詰まった映像となっている。

■あらすじ
1994 年、空前の経済成長を迎えていた韓国、ソウル。14歳のウニは、両親、姉、兄と集合団地に暮らしていた。学校に馴染めず、別の学校に通う親友と遊んだり、男子学生や後輩女子とデートをしたりして過ごす日々。両親は小さな餅屋を切り盛りし、子供達の心の動きと向き合う余裕がない。父は長男である兄に期待を寄せていたが、兄は親の目を盗んでウニに暴力を振るっていた。ウニは、自分に無関心な大人に囲まれ、孤独な思いを抱えていた。ある日、ウニが通う漢文塾に女性教師のヨンジがやってくる。大学を休学中のヨンジは、どこか不思議な雰囲気を漂わせていた。自分の話に耳を傾けてくれるヨンジに、ウニは心を開いていく。ヨンジは、入院中のウニを見舞いに訪れ、「誰かに殴られたら黙っていてはダメ」と静かに励ます。ある朝、ソンス大橋崩落の知らせが入る。それは、いつも姉が乗るバスが橋を通過する時間帯だった。ほどなくして、ウニのもとにヨンジから一通の手紙と小包が届く。

■作品概要
監督・脚本:キム・ボラ 出演:パク・ジフ、キム・セビョク、イ・スンヨン、チョン・インギ
2018年/韓国、アメリカ/138分/英題:HOUSE OF HUMMINGBIRD/原題「벌새」/PG12/
(C) 2018 EPIPHANY FILMS. All Rights Reserved. 提 供:アニモプロデュース、朝⽇新聞社 配給:アニモプロデュース



『はちどり』公式H P

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